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上がり3ハロンの見方は?基準や競馬場毎の平均タイムまで徹底解説!

上がり3ハロントップ

競馬新聞やニュース記事、テレビ等でよく耳にする「上がり3ハロン」という言葉。

普段から競馬予想をしている方や馬券を購入する方なら聞き馴染みのある言葉でしょう。

しかし、中には「上がり3ハロンってなに?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では上がり3ハロンについて詳しく解説。

本誌での見方や基準についてもご紹介するので、上がり3ハロンについて詳しく知らないという方は是非、最後までご覧ください。

この記事の監修者
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解体新書プロジェクト 総責任者
福岡 裕也

1968年11月1日生まれ。慶應義塾大学卒業。

某スポーツ新聞の競馬面を16年担当。その後、独立してフリーのライターとして活動中。競馬だけではなく、競艇・競輪関連の記事やコラムを執筆する。

競馬歴27年・競艇歴30年・競輪歴25年。趣味は海外旅行。年間10回以上は海外へ。

競艇予想サイト解体新書では全体の監修・コラムの執筆を担当。

著書『解体新書〜競馬・競艇・競輪を極めた男の13の法則〜』を出版予定。

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上がり3ハロンとは

まずは、「上がり3ハロン」に加えて、それに関わる単語についてご紹介したいと思います。

ハロンとは?

”ハロン”という言葉はイギリスで使用されており、1ハロン=200mを指します。

そのため2ハロンは400m、これから解説する3ハロンは600mとなります。

テン・なか・しまい・上がりとは?

テン」ははじめ。

なか」は中盤のこと。

しまい」「上がり」は終盤のことを指します。

競馬において重要視されるのはこれからご紹介する「上がり3ハロン」になるので、「上がり」に関しては必ず覚えておきましょう。

上がり3ハロンについて

上がり3ハロンとは、ゴールから逆算した600mのタイムのことを言います。

上がり3ハロン競馬場解説

※上がり3ハロンは上記でいう赤丸の部分になります。

競馬場によっては最後の直線が上り坂になっている場所もあるため、上がり3ハロンは競馬場により異なります。

もちろん、馬場状態等によっても変化するので、同じ競馬場で行われたレースでもタイムが異なるということも覚えておきましょう。

レース終了直後には上がり3ハロンが読み上げられることが多く、実況では「上がり3ハロンは◯◯秒」と発表されます。

上がり3ハロンは34秒〜35秒が平均タイムとされていますが、競馬場や出走馬によっても異なるので注意が必要。

レース全体の上がり3ハロンと、出走馬1頭の上がり3ハロンもあるため参考にしてみてください。

上がり3ハロンの見方について

ここからは、上がり3ハロンが確認できる場所と見方についてご紹介します。

JRA公式サイト

JRAのスマホ版ページで表示される場所がこちら。

上がり3ハロンJRAスマホ版

続いて、PC版のページで表示される場所がこちらです。

上がり3ハロンPC版

スマホ版だと多少見にくいため見落としてしまう可能性がありますが、PC版では綺麗に並んでいるので個人的には結果をJRAで確認する場合、PC版で閲覧することをオススメします。

スマホでもPC用のページを開くことは可能なので、上がり3ハロンや結果を確認したい場合は下記のリンクからご確認ください。

JRAの公式サイトはこちら▶

netkeiba

上がり3ハロンネット競馬確認方法

ネット競馬のスマホ版で上がり3ハロンを確認する場合、はじめの画面では上記のように上がり3ハロンを確認することができません。そのため、そのすぐ下にある「全着順を見る」をクリックすれば下記の画像のように上がり3ハロンを確認することが可能。

上がり3ハロンネット競馬スマホ版確認方法

続いて、PC版で表示される場所がこちらです。

上がり3ハロンネット競馬PC版確認方法

JRAの公式サイト同様、PC版の方が一覧で表示されるためわかりやすくオススメです。

ただし、JRAが「推定上り」で表示されるところをnetkeibaでは「後3F」という表記になるため、それぞれで表記が異なることを覚えておきましょう。

netkeibaの公式サイトはこちら▶

確認方法のまとめ

現状、競馬のレース結果をネット上で確認する方法はJRAとnetkeibaの2種類が主流。

アプリや他サイトでも「上がり」や「3F」と表記されることが殆どですので、上記でご紹介した場所以外で確認したい場合はその表記を目安に探してみてください。

各競馬場のレコードと上がり3ハロンについて

競馬場やコース状況により上がり3ハロン、及びタイムはが異なるとご紹介しましたが、各競馬場のレコードを記録している馬はどんなタイム、及び上がり3ハロンなのか?

ここからは、各競馬場のレコード馬による距離別タイムと、それぞれの上がり3ハロンをご紹介します。

また、各競馬場でご紹介する上がり3ハロンの平均タイムはあくまでもレコード保持馬の上がり3ハロンを平均したものですので、参考程度とご理解頂けると幸いです。

※上がり3ハロンの赤字は出走馬全頭中トップの場合に適用

札幌競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1000m キーンランドC オギティファニー(牝) 56秒5 33秒7
芝1200m UHB賞 エポワス(セ) 1分07秒5 33秒7
芝1500m 3歳以上1勝クラス ヴァトレニ(セ) 1分27秒3 34秒6
芝1800m クイーンS(G3) キャトルフィーユ(牝) 1分45秒7 35秒2
芝2000m 札幌記念(G2) タスカータソルテ(牡) 1分58秒6 34秒3
芝2600m 札幌日経 ポンザテール(牝) 2分37秒6 35秒6

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1000m 白樺賞 ミリオンセンプー(牡) 57秒5 34秒8
ダ1700m エルムS(G3) ロンドンタウン(牡) 1分40秒9 35秒6
ダ2400m 3歳以上1勝クラス エンダウメント(牡) 2分32秒1 39秒0

札幌競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約30%。

上がり3ハロンの平均タイムは35.1秒でした。

直線距離が短いことで知られている札幌競馬場では芝・ダート共に逃げと先行が有利とされており、ハイペースなレースが多いのも特徴の1つです。

函館競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1000m 青函S ソロシンガー(牝) 57秒0 33秒9
芝1200m 函館スプリントS(G3) ジューヌエコール(牝) 1分06秒8 33秒9
芝1800m 北斗特別 クロコスミア(牝) 1分45秒7 35秒0
芝2000m 函館記念(G3) サッカーボーイ(牡) 1分57秒8 35秒7
芝2600m 駒ケ岳特別 メイショウガーデン(牝) 2分37秒3 35秒5

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1000m 七重浜特別 エピグラフ(牡) 57秒7 34秒7
ダ1700m 大沼S モンドクラッセ(牡) 1分41秒7 35秒6
ダ2400m 3勝1以上1勝クラス ヤマノマタカ(牡) 2分32秒2 39秒2

函館競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約60%。

上がり3ハロンの平均タイムは35.4秒でした。

中央競馬が開催される競馬場の中で最も直線の距離が短い函館競馬場。

こちらも札幌競馬場と同様、逃げ・先行が有利な競馬場として知られています。

新潟競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1000m アイビスサマーD(G3) カルストンライトオ(牡) 53秒7 31秒9
芝1200m 栃尾特別 ガンアンドローズ(牝) 1分07秒5 34秒2
芝1400m NSTOP マグナーテン(セ) 1分19秒0 34秒5
芝1600m 関屋記念(G3) ドナウブルー(牝) 1分31秒5 32秒6
芝1800m 出雲崎特別 ジュンブロッサム(牡) 1分44秒1 33秒2
芝2000m 3歳未勝利 ラピスデラビオス(牝) 1分59秒5 36秒1
芝2200m 燕特別 ダブルフラット(牡) 2分10秒8 35秒0
芝2400m 燕特別 レイオブウォーター(牡) 2分24秒4 34秒4

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1200m 妙高特別 マラードザレコード(セ) 1分09秒1 36秒0
ダ1800m レパードS(G3) ケンシンコウ(牡) 1分49秒2 36秒6
ダ2500m 3歳以上1勝クラス メメランタン(牡) 2分38秒8 38秒3

新潟競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約10%。

上がり3ハロンの平均タイムは34.8秒でした。

中央競馬場の平均直線距離が334mなのに対し、新潟競馬場は658.7mと直線の距離が最も長い競馬場として知られています。

直線が長いことから、差しが決まりやすいという特徴があるので是非覚えておきましょう。

福島競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1200m バーデンバーデンC シルキーラグーン(牝) 1分07秒0 34秒0
芝1800m 吾妻小富士OP アンブラスモア(牡) 1分45秒3 35秒3
芝2000m 福島記念(G3) ダイワファルコン(牡) 1分57秒3 34秒9
芝2600m 磐梯山特別 サクセスパシュート(牡) 2分37秒3 35秒5

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1150m 彦星賞 ダンシングプリンス(牡) 1分06秒1 35秒4
ダ1700m 猪苗代特別 ビルジキール(牡) 1分43秒1 36秒9
ダ2400m 4歳以上500万下 サンアスレチック(セ) 2分30秒2 38秒8

福島競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約28%。

上がり3ハロンの平均タイムは35.8秒でした。

距離にもよりますが、福島競馬場は小回りなコースのためスピードが出しにくいのが特徴。

直線距離が短いことにより出遅れは致命傷となるので、福島競馬場での予想の際はスタートが上手い馬を選ぶことをオススメします。

東京競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1400m 京王杯スプリングS(G2) タワーオブロンドン(牡) 1分19秒4 33秒1
芝1600m ヴィクトリアマイル(G1) ノームコア(牝) 1分30秒5 33秒2
芝1800m 毎日王冠(G2) サリオス(牡) 1分44秒1 33秒8
芝2000m 天皇賞(秋) トーセンジョーダン(牡) 1分56秒1 34秒2
芝2300m 新緑賞 アルビージャ(牡) 2分18秒4 34秒4
芝2400m ジャパンC(G1) アーモンドアイ(牝) 2分20秒6 34秒1
芝2500m 目黒記念(G2) ルックトゥワイス(牡) 2分28秒2 34秒3
芝3400m ダイヤモンドS(G3) ミクソロジー(牡) 3分29秒1 35秒4

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1300m 3歳以上1000万下 サトノファンタシー(牡) 1分16秒1 35秒6
ダ1400m 根岸S(G3) ノンコノユメ(セ) 1分21秒5 34秒2
ダ1600m グリーンチャンネルC デシエルト(牡) 1分33秒5 34秒4
ダ2100m ジャパンカップダート(G1) ヴァーミリアン 2分06秒7 36秒2

東京競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約33%。

上がり3ハロンの平均タイムは34.4秒でした。

東京競馬場では芝・ダート共に直線距離が500m超と長く、その上高低差が2mもある「心臓破りの坂」と呼ばれる坂がありスタミナ・パワーがない馬はここで脱落してしまいます。

このことから、後ろでスタミナを温存し終盤に差しや追込をかけてくる馬でも勝ち目があるのが特徴。

東京競馬場でのレース開催数も多いため、上記の特徴は覚えておいて損は無いでしょう。

中山競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1200m スプリンターズS(G1) ロードカナロア(牡) 1分06秒7 33秒4
芝1600m 京成杯オータムH(G3) トロワゼトワル(牝) 1分30秒3 34秒9
芝1800m 中山記念(G2) サクラプレジデント(牡) 1分44秒9 34秒5
芝2000m 中山金杯(G3) ラブリーデ(牡)  1分57秒8 34秒2
芝2200m セントライト記念(G2) コスモバルク(牡) 2分10秒1 35秒4
芝2500m 有馬記念(G1) ゼンノロブロイ(牡) 2分29秒5 35秒3
芝3600m ステイヤーズS(G3) エアダブリン(牡) 3分41秒6 36秒6

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1200m ながつきS ハコダテブショウ(牡) 1分08秒4 35秒4
ダ1800m 初春賞 キヨヒダカ(牡) 1分48秒5

中山競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約13%。

上がり3ハロンの平均タイムは34.9秒でした。

中山競馬場最大の特徴は高低差が激しいという点。

東京競馬場と同様にスタミナとパワーが足りない馬は本命にしにくい上、直線距離が短いため重賞レース等では人気や力の差がはっきりと出るのも特徴の1つです。

中京競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1200m セントウルS(G2) メイケイエール(牝) 1分06秒2 32秒9
芝1400m 安土城S クリノガウディー(牡) 1分19秒2 34秒2
芝1600m 3歳以上1勝クラス ララヴォルシエル(牡) 1分32秒2 33秒9
芝2000m 金鯱賞(G2) ジャックドール(牡) 1分57秒2 34秒6
芝2200m 三方ヶ原S プリマヴィスタ(牡) 2分09秒0 35秒2
芝3000m 万葉S ミクソロジー(牡) 3分03秒4 35秒9

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1200m 3歳以上2勝クラス ラインガルーダ(牡) 1分09秒1 35秒5
ダ1400m プロキオンS(G3) マテラスカイ(牡) 1分20秒3 35秒6
ダ1800m 名鉄杯S スマハマ(牡) 1分47秒6 35秒7
ダ1900m 平安S(G3) オーヴェルニュ(牡) 1分54秒7 36秒4

中京競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約20%。

上がり3ハロンの平均タイムは34.9秒でした。

芝の直線距離は412.5mと全競馬場中3番目に長い中京競馬場。差しや追込馬でも勝てる反面、こちらも高低差3.5mの心臓破りの坂が存在します。

高低差に関してはダートコースも同様となっているため、ここでもスタミナ・パワーを重視した選定を行いましょう。

京都競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1200m 夕刊フジ杯オパールS ヘニーハウンド(牡) 1分06秒7 33秒0
芝1400m 3歳未勝利クラス エイシンペペラッツ(牡) 1分19秒9 33秒5
芝1400m(外) 安土城S ウリウリ(牝) 1分19秒0 33秒1
芝1600m 立雲峡S チュウワノキセキ(セ) 1分32秒2 34秒5
芝1600m(外) マイラーズC(G2) サングレーザー(牡) 1分31秒3 33秒2
芝1800m 都大路S グランデッツァ(牡) 1分43秒9 34秒0
芝2000m 大原S アドマイヤコスモス(牡) 1分56秒8 34秒5
芝2200m 比良山特別 ネプチュナイト(牡) 2分09秒7 35秒0
芝2400m 比叡S サンエムエックス(牡) 2分22秒6 35秒4
芝3000m 菊花賞(G1) トーホウジャッカル(牡) 3分01秒0 34秒5
芝3200m 天皇賞春(G1) キタサンブラック 3分12秒5 35秒3

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1200m 室町S モンペルデュ(牝) 1分09秒0 34秒7
ダ1400m すばるS ベストウォーリア(牡) 1分21秒7 34秒9
ダ1800m アンタレスS(G3) ウォータクティクス(牡) 1分47秒8 36秒3
ダ1900m 東海S(G2) ワンダーアキュート(牡) 1分53秒7 35秒1

京都競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約26%。

上がり3ハロンの平均タイムは34.4秒でした。

直線距離は内回りで約320m、外回りで約400mと長め。

どちらも坂がなく、スピード勝負になりやすいことから他の競馬場よりも上がり3ハロンのタイムが速めになりやすいのも特徴です。

阪神競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1200m セントウルS(G2) タワーオブロンドン(牡)  1分06秒7 33秒2
芝1400m 阪急杯(G3) レシステンシア(牝) 1分19秒2 33秒8
芝1600m 桜花賞(G1) ソダシ(牝) 1分31秒1 33秒8
芝1800m 毎日杯(G3) シャフリヤール(牡) 1分43秒9 34秒1
芝2000m 鳴尾記念(G3) ストロングタイタン 1分57秒2 34秒8
芝2200m 宝塚記念(G1) タイトルホルダー(牡) 2分09秒7 36秒1
芝2400m グリーンS シホウ(牡) 2分24秒1 34秒1
芝2600m 大阪ーハンブルクC ミスマンマミーア(牝) 2分35秒1 33秒1
芝3000m 菊花賞(G1) アスクビクターモア(牡) 3分02秒4 36秒9
芝3200m 天皇賞春(G1) ワールドプレミア(牡)  3分14秒7 36秒7

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1300m 夙川特別 スイートジュエリー(牝) 1分08秒8 34秒6
ダ1400m コーラルS インオラリオ(牡) 1分21秒5 36秒1
ダ1600m 灘S サカラート(牡) 1分48秒5 35秒5
ダ2100m ベテルギウスS ワンダースピード(牡) 2分01秒0 36秒8

阪神競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約50%。

上がり3ハロンの平均タイムは34.9秒でした。

直線距離476.3mはかなり長め。

ゴール直前には高低差1.9mの急坂が待ち受けてるため、ここでもスタミナ・パワーを兼ね備えた競馬が求められます。

小倉競馬場

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
芝1200m CBC賞(G3) テイエムスパーダ(牝) 1分05秒8 34秒0
芝1800m 3歳未勝利クラス エスコーラ(牡) 1分43秒8 34秒2
芝2000m 国東特別 ガイアフォース(牡) 1分56秒8 35秒4
芝2600m 彦島特別 シルキーヴォイス(牡) 2分36秒4 35秒6

ダート

コース レース名 馬名 タイム 上がり3ハロン
ダ1000m 3歳以上1勝クラス フリード(牝) 56秒8 34秒9
ダ1700m プロキオンS(G3) メイショウカズサ(牡) 1分40秒9 35秒5
ダ2400m 3歳以上500万下 クラシカルノヴァ(牡) 2分30秒1 36秒7

小倉競馬場でレコードを記録している勝利馬の上がり3ハロンTOP率は約57%。

上がり3ハロンの平均タイムは35.1秒でした。

直線距離が短く、坂もないことから先団グループがそのままゴールすることが多く、実際に上記の表を見てもわかるように上がり3ハロンTOPの4頭中3頭が逃げか先行となっています。

上がり3ハロン最速の馬について

中央競馬において上がり3ハロン史上最速を叩き出した馬は、かつて中央競馬で4勝、地方競馬で3勝をあげたイルバチオという牝馬。

上がり3ハロンの平均タイムは34秒〜35秒前後というお話をしましたが、イルバチオが叩き出した最速記録はなんと31秒6

今後破られるのは難しいだろう」と言われているこの記録は、2003年の新潟競馬場にて開催された第3回アイビスサマーダッシュで叩き出されました。

アイビスサマーダッシュは中央競馬で唯一、直線コースのみで開催される重賞レースとして知られていますが、スタートから勢いに乗ったまま走り抜けることができるため上がり3ハロン最速が出るのも納得できます。

ここまで速い上がり3ハロンを記録したイルバチオはアイビスサマーダッシュのレコードタイムも保持しているのでは?と思う方も多いでしょう。

しかし・・・

上がり3ハロンカルストンライトオ

レコード記録を保持しているのはイルバチオが出走した年の前年、第2回アイビスサマーダッシュにて勝利したカルストンライトオという牡馬。

走破記録は53秒7。

上がり3ハロンは31秒9と、イルバチオにあと一歩というところまで迫っています。

どちらにせよ、直線のみでスピードが出やすいという条件下であったことには変わりありませんが、今後開催されるアイビスサマーダッシュでイルバチオの上がり3ハロンを更新する馬が出てくるかもしれないので、その点にも注目しながらレースを観戦してみると面白いかもしれません。

上がり3ハロンのまとめ

本記事でご紹介した平均上がり3ハロンはあくまで参考とはなりますが、ある程度出走経験のある馬であれば得意・不得意もあります。

そのため、出走経験があり、その上で上がり3ハロンTOPで勝利している馬ということまで把握しておけば予想に大きく役立つことでしょう。

是非、本記事でご紹介した内容を参考に、予想を組み立ててみてください。