小倉2歳S2024を徹底予想！過去の傾向から2024年の出走予定馬を一挙解説！

今回は、2024年9月1日に小倉競馬場で行われる小倉2歳ステークス(G3)についてポイントをまとめましたのでご紹介します。

少し先週の振り返りを。

新潟２歳ステークスはトータルクラリティが一度はコートアリシアンに完全に差されましたが、そこから驚くほどの勝負根性で差し返し見事優勝。コートアリシアンの菅原騎手は直線伸びた時に絶対勝ったと思ったと思います。今回は2着でしたが、いずれ重賞を勝つのは時間の問題だと思います。3着のプロクレイアもすごかったです。４コーナーでは最後方で直線では最内から外に進路を探すように徐々に進出し、残り100mくらいで大外に持ち出せてそこから伸びて３着。この馬のポテンシャルも相当高いもので、今回スムーズに競馬ができていたら、この馬がレースを制していたと思います。

馬券はというと、軸がコートアリシアンでトータルクラリティも2列目に入れていたので、

複勝、馬連、３連複的中となりました！

難しい２歳戦ですが、今週も小倉2歳ステークスがあるので、2歳重賞連勝といきたいところです。

本記事では、出走馬確定後に競馬予想20年筆者の独自予想とレース展望も公開します。

週末のメインレースの予想に悩んでいる方は是非最後までご覧ください。

小倉2歳ステークスとは？開催概要とコースについて紹介

小倉2歳ステークスは今年で44回を迎えます。

小倉競馬場で行われる2歳限定スプリントのG3となります。

※以下、小倉２歳ステークスの競走条件と賞金の詳細です。

勝ち馬の賞金は3,100万円。2歳のG3レースでは２位タイの賞金額となります。

小倉2歳ステークスのコース特徴

小倉2歳ステークスは、中京競馬場の芝コース、左回り1,200mで行われます。

出典：JRA 中京競馬場コース紹介

今回は芝1,200mですので、向正面の中間地点あたりからののスタート。最後の直線は412.5メートルで直線には高低差約2メートルの坂があります。

コース全体で言うと残り1,000メートルから４コーナー入り口まで高低差３.５メートル下っていき、そこから直線では高低差２メートルの坂を上がっていくとうコースとなります。

コーナーはJRAの全ての競馬場で一番角度のついたバンクになっているので、３、４コーナーでポジションを上げる馬にとっては回りやすいコーナーの設計となっております。

こういったコースの特徴からコーナーで外外を回ってくる差し、追込み馬はコーナーでスピードを上げやすいので、差し一気、追込み一気が決まりやすいコースと言えます。

小倉2歳ステークス2024の出走登録馬

ここからは2024年8月28日現在、小倉2歳ステークスへの出走が予定されている馬と特徴をご紹介します。

ポートデラメール

前走は6月9日に京都で行われた新馬戦を先行して快勝！稍重の馬場でしたが、上がりは33.8秒とメンバー最速の上がりを使いました。今回はそれ以来の実践ですが、新馬戦の馬体重が408キロとかなり小さい馬ですが、それから約３ヶ月経過しているということで、馬体重も増えていて欲しいところです。また早い時期の新馬戦を勝利していることから仕上がりは早い馬だと思います。また新馬戦を勝利して今回のレースまで期間もあるので馬自身成長していると思います。今回は人気はなさそうですが、スピード能力もそれなりにありそうですし、馬体重も増えて成長しているようであればここでも上位争いはできそうだと思います。

レイピア

前走は6月29日に小倉で行われた未勝利戦を勝利。新馬戦は京都競馬場芝1400mで6月2日に出走し2着。新馬戦は先行しましたが、未勝利戦では逃げ切り。今回の出走メンバーの中では未勝利戦の芝1200mの勝ちタイムが一番速いです。またこの未勝利戦勝利時のタイムはその日の小倉芝1200mで一番速いタイムでした。このタイムを最初から最後まで全く追わずに出したのですから、伸びしろはまだまだありそうです。本気で走った時にどれくらい走るのか注目ですし、下手したら今回も余裕の勝利の可能性すらあります。

小倉２歳ステークスの過去の優勝馬一覧

次の表は小倉2歳ステークスの過去10年の優勝馬の一覧になります。

過去10年の結果を見ると1〜3番人気が1頭も馬券に絡まなかったレースは2022年の1度のみ。

２桁人気馬が馬券に絡んだのは10年中4年で2014年(オースミアリス)と2016年(ダイイチターミナル)と2018年(アズマヘリテージ)、2022年(シルフィードレーヴ)です。

1〜3番人気のうち2頭が馬券圏内に入ったのは2回のみ。

これらの傾向を考えると馬券の組み立て方は人気に左右されず、仕上がりとポテンシャルを見極めて馬券を組み立てていく必要があるようです。

それでは今年はどのようなレース結果が予想されるのか、データを分析して傾向を探っていきたいと思います。

血統的側面

小倉2歳ステークス 血統別ランキング-2024年最新版-
RANK(回数)	馬名
6回	ダイワメジャー
1回	ロードカナロア

過去10年の血統を見てみると今年出走馬のいる種牡馬の中で一番馬券に絡んでいる種牡馬はダイワメジャーとロードカナロアでそれぞれ4回ずつ。

ダイワメジャー産駒、ロードカナロア産駒で今回出走するのはいません。

脚質的側面

過去10年の脚質別データを紹介します。

脚質	勝率	連対率	複勝率
逃げ	0.0%	0.0%	0.0%
先行	15.8%	23.7%	34.2%
差し	2.0%	16.0%	22.0%
追込	8.1%	8.1%	16.2%

一番複勝率が良いのは先行馬で複勝率34.2%。一番複勝率が低いのは0.0%で逃げ馬。

馬券に絡んでいる頭数を見ると、逃げ馬は0頭、先行馬は13頭、差し馬は11頭、追込馬は6頭となっています。

枠順的側面

過去10年の枠順別データを紹介します。

過去10年の単勝人気別データを紹介します。

騎手的側面

ここからは、今年8月18日までの直近3年の小倉芝1,200mの騎手成績を紹介します。

小倉芝 1,200m 騎乗回数ランキング-2024年最新版-
RANK(勝率/連対率)	騎手名
19.5%/24.4%	幸英明
5.7%/11.4%	和田竜二
8.8%/26.5%	松山弘平

※このコースの騎乗数が多い順上位３人を記載しています。

5回以上走った騎手で複勝率が高い騎手で見ると丸山元気騎手が80％でトップ。次がC.ルメール騎手で66.7%、次が川田将雅騎手で53.8%となっています。

この中で今回騎乗予定の騎手は、幸英明騎手（エイシンワンド）、和田竜二騎手(ベルビースタローン)、松山弘平騎手(レイピア)となります。

小倉２歳ステークス2024出走馬確定(8月31日更新)

2024年9月1日に行われる小倉2歳ステークスの出走馬と枠順が確定しました。

馬番	馬名	騎手	連対率
1	クラスペディア	小崎綾也	100%
2	ケイアイマハナ	永島まなみ	100%
3	アブキールベイ	西塚洸二	100%
4	レイピア	松山弘平	100%
5	ポートデラメール	団野大成	50%
6	ベルビースタローン	和田竜二	50%
7	ホウオウブースター	丸田恭介	50%
8	エイシンワンド	幸英明	100%
9	タマモティーカップ	長岡禎仁	100%
10	アーリントンロウ	西村淳也	100%
11	ジャスパーディビネ	岩田康誠	100%
12	エイヨーアメジスト	酒井学	100%
13	エンドレスサマー	岩田望来	50%

まずは展開予想から。

前に行く馬がかなり多く、正直どの馬が先手をとるかわかりません。いろんなパターンが考えられます。２戦目３戦目の馬が多いので、かかる馬がいるのも想像がつきますし、ペース的には乱ペースになるのは想像しやすいと思います。芝1200m戦ですが、直線は400mと長いので、折り合った馬が最後にグイッと前に出てくる展開になりそうです。スピード能力で押し切れるポテンシャルがある馬が力を発揮するのかポテンシャルがそこそこでも折り合って最後に脚をしっかりと使える馬が台頭しそうです。前走1200mと1400mに出走した馬がいますが、1200mに出走して逃げた馬の方が基本的に行き脚は良いと思うので、前走1400mの馬は前走で折り合ってなくても1200mで折り合う可能性は高いです。ペースが速すぎれば後方の馬も脚を使わされて前に行った馬が有利ですし、中途半端に速ければ後方待機の無欲の人気薄馬が突っ込んでくる可能性が高そうです。

たんぷくの注目馬と買い目を限定公開！

最後に私が注目している馬をご紹介します。日曜日昼にはこちらで公開いたしますのでお楽しみに。

◎13 エンドレスサマー
〇04 レイピア
▲08 エイシンワンド
△10 アーリントンロウ

小倉2歳ステークス2024攻略まとめ

ここまで、2024年9月1日に行われる小倉2歳ステークス(G3)に関する概要と過去のデータ、注目馬を紹介してきました。

全馬は１勝馬ということで、中には今回3戦目という馬もいますが、若駒が実力を実力通り発揮できるのも簡単ではない時期です。まだ競馬を勉強しながら競馬をするような状態なので、調教の良さや、競馬センスの良さがいい馬が結果を残しやすいレースとなります。

詳しい情報と小倉2歳ステークスの予想は枠順が確定次第追記していきます。

是非続報をお待ちください。