【最新版】地方競馬歴代最強馬ランキングTOP5!現役地方最強馬も合わせて紹介!
競馬を嗜む皆様、いかがお過ごしでしょうか。
長い歴史を持つ競馬ですが、そんな競馬においていつの時代も語られるのが『最強馬はどの馬か?』だと思っております。
中央馬の場合は皆さん様々な意見の基、歴代最強馬はどの馬なのかを語る事ができるでしょう。
しかし、地方競馬に限った話しになると途端にこの話題は難しくなってくるはずです。
長年競馬を見ているファンならまだしも、競馬と言えばメインはやはり中央競馬ですし、そもそも地方競馬に所属している馬を全く知らない人も居るでしょう。
そこで、今回は「地方競馬歴代最強馬ランキングTOP5」をご紹介していきます。
最近ではウマ娘コラボなどもあり、盛り上がりを見せる地方競馬。
そんな地方競馬の名馬達を余す事なく紹介していくので、是非最後までご覧ください!
1965年8月8日生まれ。日本中央競馬学校中退。
元ジョッキーの父親に憧れJRA所属の騎手を目指すが一身上の都合により断念。某有名競馬場で厩務員として働いていた際にフリーライターとして訪れた福岡と意気投合し、競馬予想サイト解体新書設立に参画。
責任者を務める。
競馬歴40年。一口馬主にハマり、2021年はレッドベルオーブ他3頭を購入。
競馬予想サイト解体新書では主に検証記事を担当する。
目次
最強馬ランキングの選定基準
まずは、地方最強馬ランキングの選考基準を紹介していきましょう。
ランキングを作成するにあたって参考にしたデータは以下となります。
- 通算成績
- G1勝利数
- 勝率・連対率・複勝率
- 通算獲得賞金
最強馬を決める上で最も重要なのは通算成績。
その中でもトップクラスの馬が集まるG1レースでの勝利数も選考基準に加えました。
また、勝利数だけでなく勝率・連対率・複勝率で馬券内に入った数も考慮。
これらの成績が高ければ獲得賞金が多くなるのは必然ですが、通算獲得賞金も選考基準に加えました。
※中央競馬へと移籍した馬は対象としません。(例:オグリキャップ・イナリワン・トロットサンダー等)
中央競馬の歴代最強馬が気になる方は、本記事と併せてご覧ください!
地方歴代最強馬ランキングTOP5
お待たせ致しました。
先ほどお伝えしたランキング選考基準を元に地方歴代最強馬ランキングTOP5をご紹介!
地方から中央競馬へと挑戦した名馬達はもちろん、皆さんでも聞いたことがあるような競走馬が数多く登場するはずです。
各馬の特徴や血統・通算成績なども簡単にまとめていますので、是非最後までご覧ください。
【第5位】メイセイオペラ
馬名(性) | 評価(★10満点) | 通算成績 | G1勝利数 | 獲得賞金 | 主な勝鞍 | 血統(父・母) | 生産者 | 調教師 | 馬主 | 主な表彰歴 | ライバル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メイセイオペラ(牡) | ★★★★★★★☆☆☆ | 35戦23勝【23-2-2-8】 | 3勝 | 4億9,862万円 | 99’フェブラリーS | グランドオペラ テラミス | 高橋啓 | 佐々木修 | 有明正商事 | 99’NARグランプリ年度代表馬 | ウイングアロー ファストフレンド |
地方所属馬初の中央競馬G1制覇を成し遂げたメイセイオペラ。
2024年現在でもこの記録を持っているのは、メイセイオペラただ1頭のみです。
これまでに、数多くの地方競馬に所属する馬が中央G1制覇を夢見て挑んできましたが、やはり壁は高く、何度も跳ね返されてきました。
そんな中で歴史に名を刻む勝利を挙げたメイセイオペラは、やはりランキング内から欠かせない存在と言えるでしょう。
これまでもこれからも語り継がれる地方競馬の名馬です。
【第4位】アブクマポーロ
馬名(性) | 評価(★10満点) | 通算成績 | G1勝利数 | 獲得賞金 | 主な勝鞍 | 血統(父・母) | 生産者 | 調教師 | 馬主 | 主な表彰歴 | ライバル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アブクマポーロ(牡) | ★★★★★★★☆☆☆ | 32戦23勝【23-3-3-3】 | 4勝 | 8億2,009万円 | 98’東京大賞典 | クリスタルグリッターズ バンシユーウエー | 高澤俊雄 | 出川克己 | 株デルマークラブ | 97,98’NARグランプリ年度代表馬 | メイセイオペラ トーヨーシアトル |
先ほど紹介したメイセイオペラとも死闘を繰り広げたのがアブクマポーロ。
4歳まではそこまで大きな活躍を見せていなかったものの、5歳に入ると一気に本格化。
7連勝で挑んだG1帝王賞で2着に入ると、1戦挟んでから中央に挑戦。
アブクマポーロ唯一の芝レースでの出走となったオールカマーでは異例の2番人気に推されましたが、結果は残念ながら8着。
しかし、それから引退までの14戦は12勝3着2回と圧巻の成績を収めました。
川崎記念2回、帝王賞に東京大賞典と地方競馬のJpn1を数多く制覇したアブクマポーロが第4位にふさわしいです。
【第3位】コスモバルク
馬名(性) | 評価(★10満点) | 通算成績 | G1勝利数 | 獲得賞金 | 主な勝鞍 | 血統(父・母) | 生産者 | 調教師 | 馬主 | 主な表彰歴 | ライバル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コスモバルク(牡) | ★★★★★★★★☆☆ | 48戦10勝【10-8-1-29】 | 1勝 | 4億8,215万円 | 06’エアラインズカップ | ザグレブ イセノトウショウ | 加野牧場 | 田部和則 | ビッグレッドファーム | 04’NARグランプリ年度代表馬 | ダイワメジャー キングカメハメハ ゼンノロブロイ |
地方競馬に所属しながら中央のクラシック3冠全てに出走したコスモバルク。
道営競馬でデビューしたコスモバルクは5戦目で中央競馬の500万下クラスに挑戦。
9番人気(単勝65.2倍)を覆す見事な勝利を収め、その年の年末に開催されたラジオたんぱ杯2歳S(G3)でも4番人気から重賞初制覇を飾ります。
年が明けた3歳は弥生賞から始動しましたが、ここでも勝利を収めたコスモバルクは、なんと皐月賞で1番人気を背負いました。
レースでは上がり最速で前に迫りますが、当時伏兵だったダイワメジャーに逃げ切られて惜しくも2着に敗れます。
その後も日本ダービー・菊花賞に挑戦、さらには数多くのG1で歴戦の名馬達としのぎを削り合いました。
戦った相手はディープインパクトをはじめ、ゼンノロブロイ・ハーツクライ・ウォッカ・ダイワスカーレットなど競馬ファンなら一度は名前を聞いた事があるであろう、名馬達ばかりです。
2006年には異国の地であるシンガポールでG1制覇も果たしており、今もなお地方競馬の名馬として語り継がれるのがコスモバルク。
【第2位】フリオーソ
馬名(性) | 評価(★10満点) | 通算成績 | G1勝利数 | 獲得賞金 | 主な勝鞍 | 血統(父・母) | 生産者 | 調教師 | 馬主 | 主な表彰歴 | ライバル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フリオーソ(牡) | ★★★★★★★★★☆ | 39戦11勝【11-14-2-12】 | 5勝 | 8億4,544万円 | 11’かしわ記念 | ブライアンズタイム ファーザ | ハシモトファーム | 川島正行 | ダーレー・ジャパン・ファーム | 11’NARグランプリ年度代表馬 | カネヒキリ エスポワールシチー スマートファルコン トランセンド |
交流G1の出走回数24回を誇る地方の名馬フリオーソ。
今は中央競馬で活躍する戸崎圭太騎手がまだ地方競馬所属だった際の最高のパートナーだったのが、印象的な競走馬です。
カネヒキリやヴァーミリアンなど砂の名馬達と死闘を演じていたフリオーソ、2011年にはメイセイオペラ以来となる中央G1制覇にあと一歩まで迫りました。
残念ながら中央G1制覇となりませんでしたが、帝王賞やかしわ記念を制するだけでなく、JBCクラシックや東京大賞典でも2着を取るなど地方のダートで大活躍。
戦った時代によっては中央G1でも勝利していたのではないかとさえ思わせてくれる馬、それがフリオーソです。
【第1位】アジュディミツオー
馬名(性) | 評価(★10満点) | 通算成績 | G1勝利数 | 獲得賞金 | 主な勝鞍 | 血統(父・母) | 生産者 | 調教師 | 馬主 | 主な表彰歴 | ライバル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アジュディミツオー(牡) | ★★★★★★★★★★ | 27戦10勝【10-5-2-10】 | 5勝 | 5億8,410万円 | 04’東京大賞典 | アジュディケーティング オリミツキネン | 藤川ファーム | 川島正行 | 織戸眞男 | 06’NARグランプリ年度代表馬 | カネヒキリ エスポワールシチー シーキングザダイヤ ブルーコンコルド ヴァーミリアン |
映えある地方歴代最強馬はアジュディミツオー。
この順位に納得出来ない方もいるかもしれませんので、私個人的に1位に選出した理由を話していきます。
アジュディミツオーの最も評価したい点は、戦ったメンバーレベルです。
カネヒキリ・ブルーコンコルド・ユートピア・アドマイヤドン・ヴァーミリアン・エスポワールシチー・ブルーコンコルド・シーキングザダイヤなどダート猛者達と戦っていました。
上記の中でカネヒキリ・シーキングザダイヤ・ブルーコンコルド・ユートピアを負かしている点を私は大きく評価しています。
もちろん、負けたレースもありますがそれでも2着に食い込んでおり砂の名馬達を脅かす存在となっていた事は間違いありません。
以上の事から、地方歴代最強馬はアジュディミツオーとさせていただきました。
現役地方最強馬
これまで歴代地方最強馬について紹介させていただきました。
では、現役の地方最強馬はどの馬なのか気になった方も居るでしょう。
そんな方のために、最後に現役地方最強馬を紹介させていただきます!
現役地方最強馬!ミックファイア!
馬名(性) | 評価(★10満点) | 通算成績 | G1勝利数 | 獲得賞金 | 主な勝鞍 | 血統(父・母) | 生産者 | 調教師 | 馬主 | 主な表彰歴 | ライバル |
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ミックファイア(牡) | ★★★★★★★★★★ | 10戦7勝【7-0-0-3】 | 1勝 | 1億8,650万円 | 23’ジャパンダートダービー | シニスターミニスター マリアージュ | 高橋ファーム | 渡辺和雄 | 星加浩一 | 23’NARグランプリ3歳最優秀牡馬 | マンダリンヒーロー |
現役地方最強馬はミックファイア。
今年新設された地方3冠競走を2023年にすべて制覇していたのがミックファイアです。
1年ずれていれば、地方ダート3冠を達成したと考えれば、現役最強にも納得がいくはずです。
その後は、東京大賞典・フェブラリーS・かしわ記念とG1で中央勢に挑んだものの、結果は惨敗。
しかし、チャレンジを続けていけば歴戦の名馬達と並んで中央勢を撃破してのG1制覇もあり得る。
そう思わせてくれる程の活躍を見せてくれているので、引き続きミックファイアの動向を追い続けたいと思います。
地方歴代最強馬まとめ
今回は地方歴代最強馬ランキングTOP5をご紹介しました。
ランキングに皆さんがお気に入りの名馬や名前を聞いたことがある馬は含まれていたでしょうか?
もし名前を知らない馬がいた場合は、その馬の過去レースを動画サイト等で見てみてください。
歴代地方最強馬にランクインするほどの馬のレースは、競馬ファンであれば1度見ておいて損はありません。
また、近年の地方競馬のレベルも徐々に上がっています。
今後、オグリキャップやトロットサンダーのような中央に移籍して活躍した名馬を超える馬が出てくるはずなので、期待しておきましょう!
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