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有馬記念2025のAI予想を公開!過去データや展開予想から注目馬や穴馬を徹底分析!

有馬記念2025予想

いよいよ開催に迫った2025年の有馬記念

毎年参加している方なら分かるかと思いますが、有馬記念は「強い馬を選ぶ」だけでは当たりません。

枠順や年齢、当日の天候など、多くの要素によってレース展開は代わります。

そこで本記事では、過去10年の傾向や展開予想を踏まえたAI予想を公開!

最後は初心者でも迷わないように買い目の形でもご紹介しますので、是非最後まで御覧ください。

この記事の監修者
監修者画像
競馬予想サイト解体新書 責任者
河田 孝太郎

1965年8月8日生まれ。日本中央競馬学校中退。

元ジョッキーの父親に憧れJRA所属の騎手を目指すが一身上の都合により断念。某有名競馬場で厩務員として働いていた際にフリーライターとして訪れた福岡と意気投合し、競馬予想サイト解体新書設立に参画。

これまでの100以上の競馬予想媒体を利用して、一番稼げたのが競馬予想サイト。その背景からこれまで270以上のサイトを活用し、全て忖度なしに独自のレビューを実施している。

”優良サイト”と判断したサイトは今でも利益が残せており、根強いファンから厚い信頼が寄せられている。

...続きを読む

有馬記念2025年AI予想による全頭診断と予想

早速ですが、今年の有馬記念のAI予想を公開致します!

今回利用したAIは、競馬予想サイト解体新書が独自開発しもの。

そのため、他サイトでは決して見られない情報となっております!

是非参考にしてください。

AIの評価軸

評価軸 具体的に使う過去データ AIの判断基準
位置取りの安定性 通過順位 好位〜中団で運べる馬を高評価。毎回後ろすぎる馬は減点
末脚の質 上がり 速いだけでなく、位置取りと両立できる馬を高評価
勝負所で動けるか 3〜4角の進出度 勝負所で前へ押し上げられる馬を加点。動けない馬は減点
スタミナと持続力 2400m以上の過去レースでの走り 長い距離で止まりにくい馬を高評価。途中で苦しくなる馬は減点
中山向きの器用さ コーナー4回のレースでの安定度 ロスなく走れて、詰まりにくいタイプを高評価
馬場適性(道悪対応) 重・不良での成績、走りのブレ 道悪でもパフォーマンスが落ちない馬を加点
展開との噛み合い 想定ペース×脚質 スローなら前目、流れれば差しを加点。噛み合わない馬は減点
当日条件の微調整 枠順・騎手・馬場発表 結論を変える主役ではなく、最後の補正として使う

これらの評価軸を元に、3つの指数を算出し、その指数が高かった馬それぞれに期待度を付けています。

  1. 勝ち切り指数:1着まで取り切る可能性を重視した評価
  2. 連対指数:1〜2着に入る可能性を重視した評価
  3. 複勝指数:3着以内に入る可能性を重視した評価
期待度
本命:勝ち切り指数が最上位。
連対指数・複勝指数も高く、軸に最も向く馬。
対抗:勝ち切り指数が上位で、軸候補として信頼できる馬。
◎が崩れた場合の1着候補でもある。
単穴:勝ち切り指数は◎○に一歩譲るが、連対指数が高い馬。
展開が噛み合えば1着まで届く可能性がある。
連下:勝ち切りより複勝指数が強い馬。
2〜3着に入りやすい相手候補で、△は複数頭に付ける前提。

有馬記念2025年AI予想【12月28日最新】

それではAIが導き出した予想を御覧ください。

指数は「S>A>B>C>D」で評価。

枠馬番 馬名 勝ち切り指数 連対指数 複勝指数
5枠9番 ダノンデサイル S S S
3枠5番 レガレイラ A A A
2枠4番 ミュージアムマイル B A A
1枠2番 シンエンペラー B A A
7枠13番 アドマイヤテラ B B A
8枠16番 タスティエーラ B B A
3枠6番 メイショウタバル B C C
2枠3番 ジャスティンパレス C B B
1枠1番 エキサイトバイオ D D C
-  4枠7番 サンライズジパング D C C
-  5枠8番 シュヴァリエローズ D D D
-  6枠10番 コスモキュランダ D D C
-  6枠11番 ミステリーウェイ D D C
-  6枠12番 マイネルエンペラー D C C
-  7枠14番 アラタ D D D
-  8枠15番 エルトンバローズ D C C

まず軸として一番ブレにくいと判断されたのは「ダノンデサイル」です。

勝ち切り・連対・複勝の3指数がすべて最上位で、位置取りに無理がなく、最後まで伸び切れる形が作れている点が評価されています。

一方、逃げ切りに期待できるメイショウタバルは、「勝ち切りは高めでも、連対・複勝が一段落ちる」評価になっていました。

おそらく、有馬記念は直線が短いとはいえ最後に急坂があるため、逃げ馬は終いが甘くなって捕まるケースも多いため、残る可能性が低いと踏んだのでしょう。

是非参考にしてみてください!

有馬記念2025の無料予想を公開しているAI予想サイト

先程は当サイトの運営するAIの予想を公開しましたが、有馬記念の無料予想を公開するAI予想サイトは無数にあります。

しかし、その中でも勝てるサイトはほんの一握り。

ここでは、実際に私も普段からチェックしているAI予想サイトを戦績とともにご紹介しますので、是非併せてチェックしてみてください。

サイト名 戦績 収支 券種
えーあいNEO 70戦63勝7敗 +1,983,100円 ワイド
万馬券EXPO 117戦97勝20敗 +1,902,100円 馬連
カチウマの定理 11戦8勝3敗 +513,400円 ボックス(推奨)

上記3サイトはそれぞれタイプが異なるものをピックアップしました。

だからこそ、私はバランス良く稼ぐために、どれか1つに絞って祈るより、3つ全部利用しておくことをおすすめします

特に有馬記念は一撃狙いに寄せるほど外れたときのダメージが大きいので、戦績が積み上がっている券種の予想を公開するサイトを複数持っておく方が、結果的に収支が安定します。

利用は無料なので、まずは3つとも押さえておいて、公開された買い目を見比べた上で、最も納得できる券種で勝負してください。

【12月28日最新】有馬記念2025の有力馬・穴馬を厳選

まずは、今年2025の有馬記念の出走予定馬の情報をまとめました。

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 想定オッズ 人気 近走の脚質と形(位置取り・伸び方) 体重差(前走-前々走)
1枠 1番 エキサイトバイオ 牡3 56.0 荻野極 31.6 9 好位(4〜5番手)
→勝負どころで前へ→直線も粘る
+8
1枠 2番 シンエンペラー 牡4 58.0 坂井瑠星 20.7 8 好位〜中団(4〜6番手)
→4角6番手→直線ジワ伸び
0
2枠 3番 ジャスティンパレス 牡6 58.0 団野大成 17.7 7 追込寄り(中団後方)
→4角13番手→直線ジワ伸び
0
2枠 4番 ミュージアムマイル 牡3 56.0 C.デムーロ 4.2 3 差し(中団)
→直線で鋭く伸びる
0
3枠 5番 レガレイラ 牝4 56.0 C.ルメール 4.2 2 中団後方
→4角8番手→差し切り
+8
3枠 6番 メイショウタバル 牡4 58.0 武豊 7.1 4 逃げ(1番手)
→直線で捕まり失速
+4
4枠 7番 サンライズジパング 牡4 58.0 鮫島克駿 73.5 14 差し寄り(中団〜後方)
→4角9番手→直線ジワ伸び
+17
4枠 8番 シュヴァリエローズ 牡7 58.0 北村友一 175.8 16 追込(後方)
→4角ほぼ最後方→直線も伸びきれず
-4
5枠 9番 ダノンデサイル 牡4 58.0 戸崎圭太 4.0 1 差し(中団)
→4角9番手→直線しっかり伸びる
-8
5枠 10番 コスモキュランダ 牡4 58.0 横山武史 60.6 13 中団(6番手)
→4角で前に取り付く→直線で失速
+2
6枠 11番 ミステリーウェイ セ7 58.0 松本大輝 54.3 12 逃げ(1番手)
→マイペース→4角先頭→押し切り
-2
6枠 12番 マイネルエンペラー 牡5 58.0 丹内祐次 41.3 10 先行(2番手)
→4角先頭→粘り込み
0
7枠 13番 アドマイヤテラ 牡4 58.0 川田将雅 14.9 6 差し寄り(中団)
→3〜4角で押し上げ→直線ジワ伸び
-2
7枠 14番 アラタ 牡8 58.0 大野拓弥 127.8 15 先行(4番手)
→4角3番手→粘って4着
+12
8枠 15番 エルトンバローズ 牡5 58.0 西村淳也 46.4 11 先行(2番手)
→直線で甘くなるも掲示板付近
+4
8枠 16番 タスティエーラ 牡5 58.0 松山弘平 14.5 5 先行〜好位(前目)
→4角6番手→直線もしぶとく伸びる
-6

【有馬記念2025・AI予想】AIが導き出した有力馬

今年結果を残す可能性が高い馬は以下の3頭です。

2025有馬記念の有力馬

  • ダノンデサイル(◎)
  • レガレイラ(◯)
  • ミュージアムマイル(▲)
ダノンデサイルの根拠

  • 勝ち切り指数:S
  • 連対指数:S
  • 複勝指数:S

独自AIでは、勝ち切り指数・連対指数・複勝指数がすべて最上位評価を得ました。

理由はシンプルで、中山2500mで重要な力を最後まで溜めておける力があるからです。

脚質は差しですが、後方一気ではなく中団で脚を溜めて、直線でしっかり伸びる展開に期待

有馬記念は直線が短いので、直線だけの勝負になりにくく、途中で脚を使える馬が軸として安定します。

レガレイラの根拠

  • 勝ち切り指数:A
  • 連対指数:A
  • 複勝指数:A

レガレイラは、AIの各指数が高く、上位の勝ち負け候補として評価。

中団後方から差し切る形を持っていて、末脚が武器です。

差し切りは派手に見えますが、有馬記念では「勝負所で動けるか」が大切なので、単に上がりが速いだけでなく、4角から前に取り付けるかがポイントになります。

レガレイラはその再現性が高いと判断し、対抗評価にしました。

ミュージアムマイルの根拠

  • 勝ち切り指数:B
  • 連対指数:A
  • 複勝指数:A

AIでは連対指数・複勝指数が強く、展開が噛み合えば上位に届くタイプとして評価しました。

脚質は差しで、中団から直線で鋭く伸びる形。

中山2500mは「最後だけ速く」では届かない年も多いですが、ミュージアムマイルは位置取りが後ろすぎないため、差しが効く条件になったときに浮上しやすいでしょう。

勝ち切り指数は上位2頭より一段下げていますが、単穴としては十分に買える存在です。

【有馬記念2025・AI予想】AIが導き出した穴馬

今年波乱の展開を巻き起こす可能性がある穴馬は以下の3頭です。

2025有馬記念の穴馬

  • メイショウタバル(△)
  • ジャスティンパレス(△) 
  • アドマイヤテラ (△)
メイショウタバルの根拠

  • 勝ち切り指数:B
  • 連対指数:C
  • 複勝指数:C

穴馬として最も分かりやすいのがメイショウタバル。

独自AIの評価は「勝ち切りはあるが、安定しない」という結論で、勝ち切り指数は上位寄りでも、連対指数・複勝指数は落ちています。

理由は逃げ馬だから。

逃げは先頭でレースを作るので、ペースが楽なら残りますが、後ろに早めに来られると失速しやすいのが欠点。

近走の形にも「直線で捕まり失速」とあり、展開の影響を強く受ける可能性があります。

ただし、今年の並びが落ち着いてスロー寄りになれば、粘り込みの可能性が一気に上がるので、「来たらデカい穴」として押さえる価値があるでしょう。

ジャスティンパレスの根拠

  • 勝ち切り指数:C
  • 連対指数:B
  • 複勝指数:B

ジャスティンパレスは追込寄りで、AIは勝ち切り指数を低めに出しました。

追込みは後方から直線で伸びるなので、スローだと届かないリスクが上がるでしょう。

ただし、連対指数と複勝指数は中程度に残していて、これは「流れさえ向けば2〜3着には突っ込める」という評価。

有馬記念は上位人気が強い一方で、2〜3着に差し・追込みが混ざって配当が跳ねる年もあるので、ジャスティンパレスはその相手穴として機能します。

買い方としては頭ではなく、3連複やワイドの相手で拾うのがおすすめ。

アドマイヤテラの根拠

  • 勝ち切り指数:B
  • 連対指数:B
  • 複勝指数:A

アドマイヤテラは人気のわりに目立たないタイプですが、AIは複勝指数を高めに評価しました。

理由は3〜4角で押し上げて直線でジワ伸びする可能性があるためでしょう。

有馬記念は勝負所で動けない馬が取りこぼしやすいので、「押し上げができる=コーナーで進出できる」馬は、着順を上げやすいです。

勝ち切りというより、2〜3着に残る相手穴として買い目に組み込みやすい存在です。

>>有馬記念2025の全頭診断の詳細はこちら

有馬記念2025の最終予想とおすすめの買い目を競馬のプロが公開!

こちらでは、AIでの全頭診断の結果を踏まえて、予想を発表致します!

それがこちら!

枠馬番 馬名 私の見立て
5枠9番 ダノンデサイル 軸。中団から伸びる型で、勝負所で置かれにくい。
枠も良く、最も崩れにくい。
2枠4番 ミュージアムマイル AIより上げた。中団から「鋭く伸びる」が明確で、内目の枠でロスを減らせるのが強み。
勝ち切りまで届く形も作れる。
3枠5番 レガレイラ 能力は高いが、位置が後ろになりすぎると
届かないリスクがあるので対抗ではなく単穴まで。
8枠16番 タスティエーラ 外枠だが、前目で運べて直線もしぶといのは有馬向き。
勝ち切りより2〜3着の残り目。
1枠2番 シンエンペラー 好位〜中団で運べるのは強い。
内で包まれなければ相手の中心。堅実さを評価。
7枠13番 アドマイヤテラ 勝負所で押し上げる形がある。
ジワ伸びでも有馬はハマる年があるので、三連系の相手として残す。
2枠3番 ジャスティンパレス 追込寄りで展開待ち。
⑥と⑪がやり合って流れたときだけ浮上するので「条件付きの押さえ」にする。
3枠6番 メイショウタバル 逃げ切りの形が作れた時だけ怖い。
ただ「捕まり失速」の記述があるので、私は強くは買わない。

まず、軸は⑨ダノンデサイルでAIと同じ。

中団からしっかり伸びる形が安定していて、枠も真ん中。

ここまでの傾向をとっても間違いないでしょう。

一方で、相手はAIの並びどおりにはしません。

今回の出走馬を見ると、逃げの⑥メイショウタバルと⑪ミステリーウェイがいて、前が楽になるか、逆にやり合うかで、差し勢の届き方が変わります。

おすすめの買い方

さらに、私のおすすめの買い方を具体的な買い目も含めてまとめました!

券種 買い目 狙い
ワイド 9-4 / 9-5 / 9-16 / 9-2 まずは当てにいく。相手違いの取りこぼしを減らす。
馬連 9-4 / 9-5 / 9-16 / 9-2 ワイドと同じ並びで、当たった時の回収を伸ばす。
三連複 9-4-5 / 9-4-16 / 9-4-2 / 9-5-16
9-5-2 / 9-16-2 / 9-4-13 / 9-5-13
相手が1頭ズレた場合に跳ねを拾う。点数を増やしすぎない。

今回は「当てる」だけならワイドが一番ラクですが、有馬記念は相手が堅いと回収が伸びません。

なので、私はワイドで取りこぼしを減らしつつ、馬連で回収の芯を作る買い方をおすすめします。

三連複は「当たった時に伸ばすためにちょい足し」くらいがちょうどいいでしょう。

ワイドは⑨から、○▲△へ。馬連も同じ形で、当たり方が揃うようにするのがおすすめです!

有馬記念2025の基本情報とレース概要

有馬記念の基本情報を確認しておきます。

有馬記念2025

開催日 12月28日(日)
コース 中山競馬場芝2,500m
発走時刻 15:40

有馬記念を予想するうえで、まずおさえておきたいのが中山競馬場の芝2500mというコースの特徴です。

以下画像を使って、中山競馬場のコース特徴を説明していきます。

有馬展開予想レース図

区間 コースの特徴・起こりやすい動き
①スタート直後 ・スタート直後にコーナーが近く、位置取りが重要
・前に行くほどロスは減るが、競ると消耗する
②中盤開始(隊列固定) ・ペースが落ち着きやすく、隊列が固まりやすい
・スロー〜ミドルだと前が息を入れやすい
③下り坂(スピードが乗る) ・下りで自然にスピードが上がりやすい区間
・単騎逃げなら前がさらに楽、競ると前が消耗しやすい
④終盤開始(3角手前〜仕掛け) ・有馬は直線が短いので、ここから動けないと届きにくい
・好位勢が早めに進出しやすい勝負所
⑤直線(上り坂+短い直線) ・短い直線+上り坂で「粘り」と「持続力」が重要
・後方一気は展開・馬場の助けが必要

中山芝2500mは、スタート直後にコーナーが近く、最初の位置取りで勝負が決まると言っても良いコース

さらに直線が短く坂もあるので、「直線だけの瞬発力(最後だけ一気に速く走る力)」より、コーナーから長く脚を使える持続力が大切となります。

言い換えると、有馬記念はラストの伸びさえあれば何とかなるレースではありません。

「3〜4コーナーの手前から動けるか」「動いたあとに止まらないか」が勝負になります。

有馬記念におすすめの馬券の買い方

それでは、具体的に馬券を買うステップに移っていきましょう!

こちらでは初心者向けに基本的な馬券の種類とおすすめの買い方を説明していきます。

馬券の種類一覧

券種 内容
単勝 先着(1着で入線)する馬を当てる馬券
複勝 3着以内に入る馬を当てれば的中となる馬券
ワイド 3着以内に入る馬を2頭合わせて当てれば的中となる馬券
枠連 1着と2着になる枠の番号を当てれば的中となる馬券
馬連 1着と2着に入る馬の組み合わせを当てれば的中となる馬券
馬単 1着と2着に入る馬を順当に当てれば的中となる馬券
3連複 1着から3着までに入る馬の組み合わせを当てれば的中となる馬券
3連単 1着から3着までに入る馬の組み合わせを当てれば的中となる馬券

有馬記念攻略のためのおすすめの買い方

初心者が一番負けやすいのは、当日の気分で券種と点数を毎回変えること。

まずは「この型で買う」と決めて、ブレない状態を作りましょう。

以下におすすめの馬券とその買い方をまとめました。

券種 買い方 特徴
単勝 1〜3点買い 本命を絞って勝負。
予想が当たれば回収しやすい。
ワイド 5頭ボックス 当たりやすさ重視。
相手違いでも拾えるので保険向き。
馬連 3頭流し 的中と配当のバランス型。
軸さえ来れば成立しやすい。
3連複 5頭ボックス 中穴まで拾えるのが強み。
点数の割に見返りが大きい。
3連単 2-4-8のフォーメーション 高配当狙いの本命。
難しいが当たれば一撃がある。

的中率を重視するなら、まずはワイドの買い方がおすすめです。

ワイドは選んだ2頭がどちらも3着以内に入れば当たりになるので、有馬記念のように相手がズレやすいレースでも取りこぼしを減らしやすいです。

一方で配当を重視するなら、三連複や三連単の買い方がおすすめ

3頭が絡むぶん当てる難易度は上がりますが、その分だけリターンも大きくなります。

特に三連複は「上位人気+穴」を拾えたときに現実的に跳ねやすい券種です。

なお以下の記事では、ワイド・馬連・三連複・三連単それぞれの具体的な組み方や点数の考え方まで詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

有馬記念の過去10年のデータから見る傾向

有馬記念は今年で70買い目を迎える歴史あるレース。

それだけ長いこと開催されているレースであれば、過去のデータからその傾向を把握することが可能です。

こちらでは以下3つの傾向を分析していきたいと思います。

  • 人気と配当の傾向
  • 枠順による有利不利
  • 年齢・性別の成績傾向

人気と配当の傾向

着順:馬名 人気 天候 馬場 前走 着順 3連単配当
2024年 1着:レガレイラ
2着:シャフリヤール
3着:ダノンデサイル
5番人気
10番人気
2番人気
エリザベス女王杯(G1)
BCターフ(G1)
菊花賞(G1)
5着
3着
6着
196,520円
2023年 1着:ドウデュース
2着:スターズオンアース
3着:タイトルホルダー
2番人気
7番人気
6番人気
ジャパンC(G1)
ジャパンC(G1)
ジャパンC(G1)
4着
3着
5着
42,110円
2022年 1着:イクイノックス
2着:ボルドグフーシュ
3着:ジェラルディーナ
1番人気
6番人気
3番人気
天皇賞(秋)(G1)
菊花賞(G1)
エリザベス女王杯(G1)
1着
2着
1着
9,740円
2021年 1着:エフフォーリア
2着:ディープボンド
3着:クロノジェネシス
1番人気
5番人気
2番人気
天皇賞(秋)(G1)
凱旋門賞(G1)
凱旋門賞(G1)
1着
14着
7着
7,180円
2020年 1着:クロノジェネシス
2着:サラキア
3着:フィエールマン
1番人気
11番人気
2番人気
天皇賞(秋)(G1)
エリザベス女王杯(G1)
天皇賞(秋)(G1)
3着
2着
2着
50,150円
2019年 1着:リスグラシュー
2着:サートゥルナーリア
3着:ワールドプレミア
2番人気
3番人気
4番人気
コックスプレート(G1)
天皇賞(秋)(G1)
菊花賞(G1)
1着
6着
1着
57,860円
2018年 1着:ブラストワンピース
2着:レイデオロ
3着:シュヴァルグラン
3番人気
1番人気
9番人気
稍重 菊花賞(G1)
天皇賞(秋)(G1)
ジャパンC(G1)
4着
1着
4着
25,340円
2017年 1着:キタサンブラック
2着:クイーンズリング
3着:シュヴァルグラン
1番人気
8番人気
3番人気
ジャパンC(G1)
エリザベス女王杯(G1)
ジャパンC(G1)
3着
1着
1着
25,040円
2016年 1着:サトノダイヤモンド
2着:キタサンブラック
3着:ゴールドアクター
1番人気
2番人気
3番人気
菊花賞(G1)
ジャパンC(G1)
ジャパンC(G1)
1着
1着
6着
3,940円
2015年 1着:ゴールドアクター
2着:サウンズオブアース
3着:キタサンブラック
8番人気
5番人気
4番人気
ジャパンC(G1)
ジャパンC(G1)
菊花賞(G1)
5着
2着
1着
125,870円

この10年の傾向として、有馬記念は人気の馬が結果を残していることがはっきり出ています。

実際に、1着は1番人気が5回、2番人気が2回、3番人気が1回で、1〜3番人気だけで8回も勝っています。

一方で、配当は「勝ち馬の人気」よりも、2着・3着にどの人気が来たかで大きく変わります。

分かりやすいのが去年の2024年で、1着は5番人気でも、2着に10番人気が入った結果、3連単が196,520円まで跳ね上がりました。

つまり、有馬記念は「軸は堅くても、相手で荒れる」年が普通にあり、3連単の振れ幅が大きいレースだと言えるでしょう。

人気と配当の傾向から分かる有馬記念の特徴

  • 基本的に人気のある馬が結果を残している
  • 上位人気同士でも配当が高くなる場合もある夢のあるレース
  • 頭は堅めに、相手(2〜3着)は中穴まで押さえると、リターンを得やすい
有馬記念2025年の該当馬

  • 1番人気:ダノンデサイル
  • 2番人気:レガレイラ
  • 3番人気:ミュージアムマイル
  • 4番人気:メイショウタバル
  • 5番人気:タスティエーラ

枠順による有利不利

1着 2着 3着 着外 勝率 複勝率
1枠 1 1 2 14 5.6% 22.2%
2枠 0 2 1 17 0.0% 15.0%
3枠 2 1 1 16 10.0% 20.0%
4枠 3 0 2 15 15.0% 25.0%
5枠 3 2 1 14 15.0% 30.0%
6枠 1 1 1 17 5.0% 15.0%
7枠 0 1 1 18 0.0% 10.0%
8枠 0 2 1 17 0.0% 15.0%

過去10年の傾向から「真ん中の枠が強い」ということが分かりました。

勝率が一番高いのは4枠と5枠で、どちらも15.0%。

複勝率(3着以内に入る割合)も5枠が30.0%でトップ、次いで4枠が25.0%です。

つまり、勝ち切りも、馬券圏内も、中心は4〜5枠になりやすいと言えます。

では、なぜこのような傾向となっているのか。

理由は中山芝2500mの形にあります。

  • 内枠の勝率が低い理由:前が壁になって仕掛けるのが遅れやすい。(包まれて動けない)
  • 外枠の勝率が低い理由:スタートしてすぐコーナーに入るため、外枠はポジションを取るだけで余計に脚を使い、外を回されるとさらに距離分のロスがある。

この点、4〜5枠は「内をロスなく走れる距離感」と「詰まりにくい自由度」のバランスがちょうどよく、結果として成績が安定しやすい枠になっています。

人気と配当の傾向から分かる有馬の特徴

  • 「軸(勝ち切りまで期待する馬)」は4〜5枠
  • 人気馬が7〜8枠に入った場合は「頭固定より相手より」にする
有馬記念2025年の該当馬

良枠

  • 4枠:サンライズジパング・シュヴァリエローズ
  • 5枠:ダノンデサイル・コスモキュランダ

不利枠

  • 7枠:アドマイヤテラ・ アラタ
  • 8枠:エルトンバローズ・タスティエーラ

年齢の成績傾向

年齢 1着 2着 3着 着外 勝率 複勝率
3歳 5 2 3 16 19.2% 38.5%
4歳 3 5 1 34 7.0% 20.9%
5歳 2 2 5 43 3.8% 17.3%
6歳 0 1 1 20 0.0% 9.1%
7歳以上 0 0 0 0.0% 0.0%

有馬記念は3歳が抜けて強く、そこから年齢が上がるほど成績が落ちる傾向にあります。

3歳は勝率19.2%、複勝率38.5%でどちらも突出しており「3歳は来てもヒモまで」という扱いではなく、最初から軸にできるレベル。

さらに、4歳も安定した成績を残せているので、軸にしても相手筆頭においても良いでしょう。

一方注意したいのが、6歳以上。

6歳は勝率0.0%、複勝率9.1%まで落ちており、7歳以上はこの表では馬券圏内がゼロです。

ここは「軸にはしない」のが懸命でしょう。

有馬記念はコーナーが多く、最後に急坂もあるので、総合力が落ちやすい年齢層は、展開の助けがあっても押し切れないケースが増えます。

買うとしても相手の押さえまで、と割り切るのがおすすめです。

人気と配当の傾向から分かる有馬の特徴

  • 3歳馬が最も結果を残しており、プラス評価として良い
  • 4歳馬は安定感があるので、軸候補にも相手候補にもなる
  • 6歳以上を軸とするのは避けた方が良い
有馬記念2025年の該当馬

3歳

  • エキサイトバイオ
  • ミュージアムマイル

4歳

  • シンエンペラー
  • レガレイラ
  • メイショウタバル
  • サンライズジパング
  • ダノンデサイル
  • コスモキュランダ
  • アドマイヤテラ

6歳以上

  • ジャスティンパレス
  • シュヴァリエローズ
  • ミステリーウェイ
  • アラタ

ここまで人気と配当・枠順・年齢の3つの視点から有馬記念の傾向を分析してきましたがいかだったでしょうか?

他にも血統傾向・前走距離傾向・脚質傾向などもご覧になりたい方は、有馬記念過去10年間のレース傾向を御覧ください。

有馬記念2025の有力候補を消去法・消しデータ絞ってみた

過去の傾向と同時に見ておきたいのが消しデータです。

消しデータとは、過去の傾向を元に「この馬は来ないな」と判断し、候補馬を絞ることで予想をしやすくするために使用するデータとなります。

以下に2025年の有馬記念予想に利用できる消しデータ10選をまとめました。

消しデータ 【成績】
データ意図
2025年該当馬
前走ジャパンカップで6着以下 【0-0-0-43】
前走JCで掲示板外の馬は不振
アドマイヤテラ/コスモキュランダ/シンエンペラー/
タスティエーラ/サンライズアース
前走エリザベス女王杯&4角8番手以内 【0−0−0-15】
前走エリ女で4角前目は不振
レガレイラ
G1馬を除く、同年のG2で10着以下があった馬 【0-0-0-40】
年内G2大敗歴ありは不振
アラタ/コスモキュランダ/シュヴァリエローズ
牝馬を除く前走8番人気以下 【0-0-0-34】
前走人気薄の牡・せんは不振
アドマイヤテラ/アラタ/エルトンバローズ/コスモキュランダ/サンライズジパング/
ミステリーウェイ/サンライズアース/シュヴァリエローズ/マイネルエンペラー
キャリア18戦以上の母父サンデー系 【0-0-0-21】
使い込まれ×母父サンデーが不振
アラタ
海外と菊花賞を除く前走8着以下 【0-0-0-43】
前走凡走組は巻き返し薄
アドマイヤテラ/コスモキュランダ/サンライズアース/サンライズジパング
前走6着以下の関東馬 【0-0-0-17】
関東馬の前走凡走は不振
コスモキュランダ
前走国内レース9番人気以下 【0-0-0-28】
前走国内で人気薄は不振
アドマイヤテラ/アラタ/エルトンバローズ/コスモキュランダ/
サンライズジパング/ミステリーウェイ
芝2,400m以上で連対なし 【0-1-1-30】
芝2400m以上に出走経験がある馬のみで判定
ミュージアムマイル
中2週以下 【0-0-1-12】
間隔詰まりは不振
サンライズジパング

そして、これらの消しデータに該当しないのが、以下の4頭。

  • ダノンデサイル
  • ジャスティンパレス
  • メイショウタバル
  • エキサイトバイオ

もちろん上記の消しデータに該当しないからといって好走するとは限りませんが、馬選別の役に立つことは間違いないはず。

是非参考にしてみてください。

なお、以下の記事では各消しデータについて一つ一つ解説していますので、より理解を深めたい方は併せて御覧ください。

有馬記念2025の展開予想とペース分析

こちらではここまでのコース形状や過去傾向の分析も含めて有馬記念の展開を予想します。

まず、展開予想で踏まえなければいけないのが以下の3点。

展開予想時に見るべきポイント

  • コース形状
    ▶「後ろから直線だけで差し切る」よりも、道中で無理なく位置を取り、3〜4コーナーで動ける馬が有利になりやすい。
  • 逃げ馬の選定
    ▶先頭が作るペースで、後ろの馬の動き方が決まる。現時点の想定では、主導権を握る候補としてメイショウタバルが最も自然。
  • 先行馬の選定
    ▶ペースは逃げ馬1頭で決まるというより、逃げ馬の後ろを取りたい馬がどれだけいるかで決まる

この3点に注目しながら2025年有馬記念の展開予想をした結果がこちら。

有馬展開予想レース図

区間(図の番号) 想定展開
①スタート直後 ・主導権:メイショウタバルがハナを狙う
・番手〜先行:シンエンペラー/マイネルエンペラーが追走
・好位:タスティエーラ/ダノンデサイル/レガレイラ/エルトンバローズ/コスモキュランダが収まる形
②中盤開始(隊列固定) ・本線はスロー〜ミドル寄りで、メイショウタバルがマイペースに持ち込む想定
・先行〜好位が脚を温存しやすく、後方勢は動きづらい展開になりやすい
③下り坂(スピードが乗る) ・単騎で行ければ前有利が濃くなる(逃げ・先行が温存)
・もし先行勢が競ると、ここでペースが上がって差しが届く土台ができる
④終盤開始(3角手前〜仕掛け) ・本線:好位差し(タスティエーラ/ダノンデサイル/レガレイラ等)がジワッと前へ
・穴:前が消耗していれば差し・追込(ジャスティンパレス)が外から進出しやすい
⑤直線(上り坂+短い直線) ・本線:好位〜先行が押し切る/抜け出す形が有力
・穴:ハイペースや外差し馬場なら差し追込の突っ込みが発生(2〜3着に入りやすい)

今年の出走馬を見ると、先行〜番手を取りたい馬はいるものの、「絶対に逃げたい」タイプが何頭もいる感じではありません。

有馬記念2025年の出走馬

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 想定オッズ 人気 近走の脚質と形(位置取り・伸び方) 体重差(前走-前々走)
1枠 1番 エキサイトバイオ 牡3 56.0 荻野極 31.6 9 好位(4〜5番手)
→勝負どころで前へ→直線も粘る
+8
1枠 2番 シンエンペラー 牡4 58.0 坂井瑠星 20.7 8 好位〜中団(4〜6番手)
→4角6番手→直線ジワ伸び
0
2枠 3番 ジャスティンパレス 牡6 58.0 団野大成 17.7 7 追込寄り(中団後方)
→4角13番手→直線ジワ伸び
0
2枠 4番 ミュージアムマイル 牡3 56.0 C.デムーロ 4.2 3 差し(中団)
→直線で鋭く伸びる
0
3枠 5番 レガレイラ 牝4 56.0 C.ルメール 4.2 2 中団後方
→4角8番手→差し切り
+8
3枠 6番 メイショウタバル 牡4 58.0 武豊 7.1 4 逃げ(1番手)
→直線で捕まり失速
+4
4枠 7番 サンライズジパング 牡4 58.0 鮫島克駿 73.5 14 差し寄り(中団〜後方)
→4角9番手→直線ジワ伸び
+17
4枠 8番 シュヴァリエローズ 牡7 58.0 北村友一 175.8 16 追込(後方)
→4角ほぼ最後方→直線も伸びきれず
-4
5枠 9番 ダノンデサイル 牡4 58.0 戸崎圭太 4.0 1 差し(中団)
→4角9番手→直線しっかり伸びる
-8
5枠 10番 コスモキュランダ 牡4 58.0 横山武史 60.6 13 中団(6番手)
→4角で前に取り付く→直線で失速
+2
6枠 11番 ミステリーウェイ セ7 58.0 松本大輝 54.3 12 逃げ(1番手)
→マイペース→4角先頭→押し切り
-2
6枠 12番 マイネルエンペラー 牡5 58.0 丹内祐次 41.3 10 先行(2番手)
→4角先頭→粘り込み
0
7枠 13番 アドマイヤテラ 牡4 58.0 川田将雅 14.9 6 差し寄り(中団)
→3〜4角で押し上げ→直線ジワ伸び
-2
7枠 14番 アラタ 牡8 58.0 大野拓弥 127.8 15 先行(4番手)
→4角3番手→粘って4着
+12
8枠 15番 エルトンバローズ 牡5 58.0 西村淳也 46.4 11 先行(2番手)
→直線で甘くなるも掲示板付近
+4
8枠 16番 タスティエーラ 牡5 58.0 松山弘平 14.5 5 先行〜好位(前目)
→4角6番手→直線もしぶとく伸びる
-6

そのため、メイショウタバルが逃げて、全体はスロー寄り、そこからミドルに落ち着くのではないかと予想することができます。

この想定が正しければ、有利になるのは逃げ・先行・好位差し。(好位差しとは、3〜8番手あたりの「動ける位置」で運んで、勝負所でジワッと前へ行ける形のこと。)

反対に追い込みは、ペースが流れないと届きにくいので、買うなら「前が苦しくなる条件が揃うときだけ」に絞った方が良いでしょう。

さらに詳しく有馬記念の展開予想について見たい方は、以下の記事を御覧ください。

有馬記念2025重馬場予想:道悪で浮上する注目馬

今年で70買い目を迎える有馬記念は、なんと43年ぶりに重馬場(不良馬場)となる可能性があります。

重馬場となれば、これまでの傾向だけでは足りません。

そこで、重馬場となった際の馬を評価するポイント・展開の変化・注目馬を押さえておきましょう。

重馬場時の馬を評価するポイント

重馬場時は以下のポイントに目を向けましょう。

  • 血統
    ▶パワーとスタミナのある血統なのか
  • 騎手
    ▶重馬場を走り慣れているか、結果を残しているか
  • 体重
    ▶前走−前々走の増減。極端に変化をしていないか

重馬場に変化したときのコース展開予想

こちらでは重馬場になると展開がどのようになるのか予想をしていきます。

改めて以下コース図を見ながら見ていきましょう。

有馬展開予想レース図

区間 良馬場時の展開 重馬場時の展開(どう変わるか)
①スタート直後〜1角へ コーナーが近いので、先行勢がポジションを取りに行く。
好位〜中団でも折り合えればリカバリー可能。
加速が利きにくく、位置を上げるのに余計な脚を使う。
後ろから押し上げるほど消耗が増えるため、
序盤の位置取りがより重要になる。
②内回りの上り坂〜コーナー 一息入れる区間。ペースが落ち着けば隊列が固まる。 上り坂で体力を削られやすく、ペースが落ちても楽にはならない。
ここで無理に動くと後半で止まりやすい。
③向正面の下り坂 下りでスピードが乗るので、差し馬はここで攻めに入る。
勝負所は3〜4角からの加速になりやすい。
下りでも一気の加速は起きにくく、ジワッと長く脚を使う形になりやすい。
後方一気よりも「早めに進出して長く踏む」展開が増える。
④3〜4角 コーナーで加速して直線へ向く。
切れ味がある馬はここから一気に差を詰められる。
瞬間的な加速が出しにくいため、コーナーでの差しの勢いが落ちやすい。
外を回す距離ロスも重馬場ではさらに響く。
⑤直線の急坂〜ゴール 坂で踏ん張れる馬が最後に伸びる。
良馬場なら差し・追込も届く余地がある。
急坂×重い芝で失速が起きやすい。
最後の伸び比べは体力勝負になり、
前が止まりにくい逃げ馬だとそのまま逃げ切りになる可能性あり。

重馬場の中山2500mは加速が利きにくく、勝負所で一気に差す形が決まりづらいです。

下りで勢いを付けても伸び切れず、外を回す距離ロスも重い芝では響きます。

結果として前目でロスなく運び、早めに動いて長く脚を使える馬が有利になりやすいです。

重馬場時の注目馬を分析

これらの要素から重馬場時の今年の注目馬を選出しました。

それがこの4頭です。

有馬記念重馬場時狙い目の馬

  • メイショウタバル
    ▶父ゴールドシップ×母父フレンチデピュティで、パワーとスタミナを見込みやすい配合。
    重い芝は加速が鈍るぶん、逃げてリズムを作れる馬が強い。重馬場に強い武豊なら良いペースで最終まで持ってこれるだろう。
  • ダノンデサイル
    ▶父エピファネイアは持続力と底力がある。
    スタミナが切れてくる中盤以降でも伸びる可能性が高い。
  • タスティエーラ
    ▶父サトノクラウン×母父マンハッタンカフェで、スタミナ寄りの血統。
    好位から早めに仕掛けることができるだろう。
  • シンエンペラー
    ▶父Siyouni×母父Galileoで欧州寄りの下地があり、体力勝負に強い。相手の軸として最適。

重馬場の有馬記念は、良馬場よりも加速が利かず、直線だけで一気に差す競馬になりにくいです。

だからこそ「前でリズムを作れる馬」「勝負所から長く脚を使える馬」を上げておくのが懸命。

上記4頭は、脚質が道悪の展開と噛み合いやすく、血統面でもパワー・持続力を見込みやすいのが共通点です。

さらに詳しい重馬場の狙い方は以下の記事でまとめているので、チェックしておきましょう。

 

有馬記念2025 その他の注目予想・情報

最後に有馬記念2025を予想する際に役立つかもしれない、その他の注目予想や小ネタをまとめました。

芸能人による有馬記念2025予想

有馬記念ほど大きなレースは多くの芸能人も注目しています。

中には重賞で数々の結果を残している芸能人の方もいるので参考にしてみても良いでしょう。

有馬記念2025サイン馬券

サイン馬券(いわゆるオカルト馬券)は、最後のスパイスとして楽しむとより有馬記念を楽しめるでしょう。

ただし、サインだけで結論を作るのは危険なのでもし取り入れるなら「データで残った馬の中で、最後に1頭だけ足す」くらいがちょうどいいです。

以下にまとめているので、是非目を通して見てください。

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