競馬新聞の見方・使い方を徹底解説|初心者でも分かる印の意味と馬柱の読み方3ステップ

「競馬で勝ちたい」そう思って藁にもすがるような気持ちで手にした競馬新聞。
「これで当てるぞ!」と意気込んだのも束の間、暗号のように文字がびっしりと書かれており諦めた方も多いのではないしょうか?
そんな方でも大丈夫!
本記事では、競馬新聞の見方から使い方まで、初心者にも分かりやすいように解説していきます!
最後までお読みいただければ、今週末のレースから実践してもらえる内容になっているので、是非最後までご覧ください!

1968年11月1日生まれ。慶應義塾大学卒業。
某スポーツ新聞の競馬面を16年担当。その後、独立してフリーのライターとして活動中。競馬だけではなく、競艇・競輪関連の記事やコラムを執筆する。
競馬歴27年・競艇歴30年・競輪歴25年。趣味は海外旅行。年間10回以上は海外へ。
競馬予想サイト解体新書では中央〜地方競馬まで全体の監修・コラムの執筆を担当。
著書『解体新書〜競馬・競艇・競輪を極めた男の13の法則〜』を出版予定。
目次
競馬新聞とは?【まず基本を押さえよう】
競馬新聞とは、その週に開催されるレースの情報をまとめた新聞のことです。
出走する馬の基本情報から過去の成績、プロの記者が評価をつけた「印」まで、1冊にぎゅっとまとまっています。
JRAの公式資料でも「競馬新聞は出走馬の様々な情報を掲載した競馬専門の新聞」と定義されており、長年にわたって競馬ファンの予想を支えてきたツールと言えるでしょう。
そんな競馬新聞に書いてある内容は、大きく3つに分けられます。
- 予想印(◎○▲△などの記号):プロの予想家や新聞記者がこの馬は強いと判断した印
- 馬柱(出走表):各馬の過去成績・騎手・斤量などのデータ一覧
- 陣営コメント・調教情報:調教師や騎手の直前コメント、練習の状態
この中でも初心者が覚えるべきは、上の2つ。つまり、「予想印」と「馬柱」だけです。
陣営コメントや調教情報は、慣れてきてから少しずつ読めるようになれば十分。
最初から全部読もうとすると情報の多さに圧倒されてしまうので、まずは情報を絞っていきましょう。
競馬新聞の種類と違い
競馬新聞には大きく分けて「専門紙」「スポーツ紙」「無料・ネット新聞」の3種類があります。
タイプによって価格・情報量・見やすさが大きく変わります。
まずは違いをざっくり把握しましょう。
| 種類 | 代表例 | 価格の目安 | 情報量 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| 専門紙 | 競馬ブック 競馬エイト 研究ニュース | 400〜600円 | ◎(多い) | 本格的に予想したい人 |
| スポーツ紙 | スポニチ 日刊スポーツ 東スポ | 130〜250円 | ○(適度) | 初心者・G1だけの人 |
| 無料・ネット新聞 | JRA無料出馬表 各紙デジタル版 | 無料〜 | △(最低限) | まず試してみたい人 |
それぞれ詳しくみていきましょう。
専門紙
| 馬の過去成績 | ◎ |
|---|---|
| 予想印 | ◎ |
| オッズ | ◎ |
| 調教の良し悪し | ◎ |
| 記者のコメント | ◎ |
※◎=ほぼ全ての新聞で確認可能・◯=一部で確認ができボリュームも十分・△=ほとんどの新聞で確認できない
競馬ブック・競馬エイト・研究ニュース・優馬・勝馬などが代表的な専門誌です。
JRA全会場の全レースが掲載されており、複数のトラックマン(競馬場で取材を行う専属記者)の予想印を比較できる点が大きな特徴となります。
紙質がよく、鉛筆で書き込みをしながら予想を練りたい人にもおすすめ。
一方、デメリットとして価格は1冊400〜600円前後とスポーツ紙に比べると高め。
さらに、情報量が多い分、慣れないうちは、「どこを見ればいいか分からない」と感じやすいのが正直なところです。
ある程度競馬に慣れてから、手にしてみることをおすすめします。
こんな人におすすめ
- 本気で予想を勉強したい人
- 馬の能力やレース傾向を細かく見たい人
- パドックや調教、厩舎コメントまでしっかり確認したい人
- 競馬に慣れてきて、新聞の情報量を武器にしたい人
- 最初は難しくても、長い目で見て予想力を上げたい人
なお、一部専門誌については個別に取り上げている記事がありますので、そちらもあわせてご覧ください。
スポーツ紙
| 馬の過去成績 | ◯ |
|---|---|
| 予想印 | ◎ |
| オッズ | ◎ |
| 調教の良し悪し | ◯ |
| 記者のコメント | ◯ |
※◎=ほぼ全ての新聞で確認可能・◯=一部で確認ができボリュームも十分・△=ほとんどの新聞で確認できない
スポーツニッポン(スポニチ)・日刊スポーツ・東京スポーツ(東スポ)・サンスポなどがスポーツ紙に該当します。
価格は130〜250円程度と手が届きやすく、見やすいレイアウトで初心者でも読みやすいのが特徴です。
G1などのメインレースを重点的に解説してくれるので、「週末の大きなレースだけ楽しみたい」という方にも十分対応できます。
後ほど詳しく説明しますが、私は初心者にはスポニチを特におすすめしています。
こんな人におすすめ
- まずは気軽に競馬新聞を使ってみたい人
- G1や重賞だけ楽しみたい人
- 情報量は欲しいけど、専門紙ほどガチガチなのは重いと感じる人
- 馬柱や印を見ながら予想の流れを覚えたい人
- 初心者から中級者へステップアップしたい人
スポーツ紙は専門紙ほど細かいデータは載っていないこともありますが、だからこそ情報が見やすく、“最初の1紙”として使いやすいでしょう。
スポーツ新聞についてはこちらでも詳しくまとめているので、気になる方は是非あわせてご覧ください。>>よく当たる競馬スポーツ新聞ランキング
無料新聞・ネット新聞
| 馬の過去成績 | ◯ |
|---|---|
| 予想印 | ◯ |
| オッズ | ◎ |
| 調教の良し悪し | △ |
| 記者のコメント | △ |
※◎=ほぼ全ての新聞で確認可能・◯=一部で確認ができボリュームも十分・△=ほとんどの新聞で確認できない
JRA公式の無料出馬表、各紙のデジタル版・PDF版など、コストをかけずに情報を得られる選択肢も増えています。
スマホやパソコンでそのまま閲覧でき、コンビニのマルチコピー機でプリントアウトも可能です。
まず競馬新聞がどんなものか試してみたいという方は、無料版から始めるのが一番ハードルが低いのでおすすめです。
こんな人におすすめ
- まずはお金をかけずに競馬新聞を試したい人
- スマホだけでサッと情報を確認したい人
- 競馬場やWINSに行かず、自宅で馬券を買う人
- 必要最低限の情報だけ見られれば十分な人
- 新聞の見方を練習したい超初心者の人
無料で読める競馬新聞については、こちらの記事でまとめています。>>おすすめの無料競馬新聞
競馬新聞の見方・使い方【初心者はこれを見ればOK】
競馬新聞を実際に開くと、最初に目に飛び込んでくるのが「馬柱(出走表)」と呼ばれる大きな表です。
馬柱とは、出走する各馬の情報が一覧になった表のこと。
横一行に1頭分の情報が並んでいて、過去の成績・騎手・斤量など、予想に必要なデータが詰まっています。
競馬歴30年以上のわたしも、初めて競馬新聞を見たとき数字と記号が詰め込まれていて圧倒されたのを、今でもよく覚えています。
本記事を読んでいる皆さんも身に覚えがあるでしょう。
慣れないうちは「数字が多すぎてどこを見ればいいか分からない」と感じやすいですが、大丈夫。
ここでは見るべきポイントのみ(下記4点)をピンポイントでご紹介致します。
- 印の意味
- 成績の読み方
- 予想に使う情報
- その他上級情報
まずは1つ目の「印の意味」から見ていきましょう。
馬柱の見方(成績・タイム・前走)
馬柱で初心者がまず確認すべき項目は、次の5つです。
これだけ見れば予想は十分組み立てられます。

①馬番・馬名
レースに出走する馬を識別する基本情報です。
とはいえ、これだけでは予想のヒントにはなりませんから、後述する情報とあわせて覚えましょう。
②斤量(きんりょう)
騎手の体重と馬具を含めた「馬が背負う重さ」のことです。
数字が大きいほど馬への負担が増し、同じ条件なら斤量が軽い方がわずかに有利とされています。
③騎手名
どの騎手が乗るかは予想の重要な要素のひとつです。
川田将雅・戸崎圭太・武豊など実績のあるトップ騎手が乗る馬は、レースで注目度が上がります。
④近走成績「0-0-0-0」
過去レースの「1着-2着-3着-着外(4着以下)」の回数を表します。
例えば「3-2-1-4」なら、10戦して1着が3回・2着が2回・3着が1回・4着以下が4回という意味です。
左の数字が多いほど勝利数が多く、信頼性の高い馬といえます。
逆に「0-0-0-8」なら、8戦してすべて4着以下。
近走で一度も馬券に絡んでいない馬ということになります。
初心者のうちは、左端の数字(1着回数)が多い馬を中心に見ていくと、選びやすくなるでしょう。
⑤前走の結果
最後に走ったレースでの着順・距離・コース・タイムなどを確認できます。
最大5戦まで直近の結果が掲載されており、一番下の結果が直近の戦績です。
「前走で2着に入りタイムも良かった馬」は今回も期待できる可能性がありますし、一方で前走のコース・距離が今回と大きく違う場合は、単純比較しにくいので注意しましょう。
競馬エイトを用いて前走の見方を解説
競馬エイトを例として、中身の内容を軽く解説していきます。

一段目から以下の通りです。
| 行 | 内容 | 上記例の場合 |
|---|---|---|
| 1行目 | 開催日・開催地・開催日・月日・クラス&条件 | 京都第2回5日目5月10日G2戦 |
| 2行目 | レース名 着順(◯=良、□=稍重、●=重、■=不良馬場) 着差 | 京都新聞杯稍重、2着、2着との距離1/2 |
| 3行目 | 距離(コース)・走破タイム | 2,200m外周りコース・2分14秒7 |
| 4行目 | 斤量・騎手・秒差 | 57kg・川田将雅・1着との距離が2と1/2馬身差 |
| 5行目 | 頭数・馬番・人気・馬体重 | 10頭8枠5番人気456kg |
| 6行目 | 2、3、4コーナーの通過順・4コーナー位置・走り方 | 2コーナー2着、3コーナー2着、4コーナー2着 4コーナー時点で楽な状態で直線で抜き出して勝利 |
| 7行目 | 前半ラップ・ペース・後半3ハロン・上がり3ハロンタイム >>上がり3ハロンが分からない方はこちら | スローペース上がり後半3ハロンタイム33.8秒・1着 |
| 8行目 | 1着(2着馬)馬名 | エムズ(今回は2着馬) |
印(◎◯▲)の意味と見方
新聞の一番の特徴と言っても良いのが、専門記者のつけた「予想印」です。
予想の際に非常に大きなヒントになりえるので、見方を覚えましょう。

↑例:競馬エイトの馬柱
競馬新聞の予想印は、担当記者が「この馬はどのくらい強いか」を記号で表したものです。
記号の種類と意味を一覧にまとめました。
| 印 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| ◎ | 本命(ほんめい) | 最も勝つ可能性が高いと見ている馬 |
| ○ | 対抗(たいこう) | 本命の次に強い馬。 ◎を逆転する可能性あり |
| ▲ | 単穴(たんあな) | 本命・対抗を食う可能性がある馬 |
| △ | 連下(れんか) | 2〜3着なら来そうな馬。 勝つまでは難しい評価 |
| × | ヒモ・穴 | 新聞によって使い方が異なる。 大穴候補のことが多い |
| ☆ | 特注(とくちゅう) | 一部の新聞が使う独自記号。 大きく狙う馬に使うことが多い |
ここでポイントが2つあります。
1つ目は記号の種類は新聞によって異なるということ。
「×」や「☆」がない新聞もありますし、逆に独自の記号を使っている新聞もあるので注意しましょう。
そして2つ目は、重要なのは「一人だけの印ではなく、複数の記者の印を比べてみること」です。
3人以上の記者が同じ馬に◎をつけているなら、それだけ多くのプロが評価していることを意味します。
逆に記者によって印がバラバラなレースは、本命が定まりにくく展開が読みにくいレースともいえます。
初心者のうちは、◎が割れているレースはひとまず様子を見るというのもありでしょう。
予想に使う情報(脚質・展開・馬場)
馬柱の数字をある程度確認できるようになったら、「脚質」「展開」「馬場」も意識して見てみてください。
競馬新聞においての脚質の見方
脚質とは、馬がどんな走り方をするかのタイプ分けです。
主なタイプは以下の4つ。
- 逃げ:スタートから先頭に立ってレースを引っ張るタイプ
- 先行:先頭辺りでレースを進めていき、第4コーナー付近で一気に勝ちにいくタイプ
- 差し:中団から終盤に差を詰めて前に出るタイプ
- 追い込み:後方から一気に追い込むタイプ
常に先頭付近にいた馬は逃げ・先行タイプ、後方から来ている馬は差し・追い込みタイプととなります。
そして、それらの脚質は馬柱の前走戦績欄に記載されている、過去レースのコーナー順位から読み取ることができます。

上記の例でいうと、
左:8頭立てで【3・3・2】でレースを進めていき、最終的に1着でフィニッシュしているこの馬は「先行馬」。
右:13頭立てて【9・9・9】でレースを進めていき、最終的に2着に躍り出たこの馬は「差し馬」だと判断することができます。
競馬新聞においての展開の見方
展開とはレース全体のペースのことです。
前半が速いハイペースで流れると逃げ・先行馬が脚を使い切りやすく、後方の差し・追い込み馬が有利になります。
逆にスローペース(前半が遅い)なら先行馬が有利になりやすいです。
この展開を読み取る方法としては、先程確認した”脚質”から推測をすることができます。
例えば・・・
- 逃げ馬が1頭だけ → スローペースになりやすい
- 逃げたい馬が2〜3頭以上いる → ハイペースになりやすい
- 先行馬は多いが、絶対に逃げたい馬がいない → ミドルペースになりやすい
といったように推測ができるわけです。
競馬新聞においての馬場の見方
馬場状態は馬の走りに直接影響する大切な要素です。
「良」「稍重(ややおも)」「重」「不良」の4段階があり、雨が降ると馬場が重くなります。
パワーのある馬は重馬場でも力を発揮しやすい傾向があり、馬によって得意・不得意が出やすいポイントです。
競馬新聞の近走成績には馬場状態の略記(良・稍・重・不)が書かれていることが多く、「重馬場のときに好走している馬か」を確認する参考にできます。
そして、この馬場状態というのは、馬柱に書かれているのではなく、新聞の上部や横に記載されていることが多いです。

【慣れたらここもチェック】調教・厩舎・トラックマン情報
競馬新聞には、競馬場で日々取材を行う「トラックマン」と呼ばれる専属記者のコメントも掲載されています。
これは数字だけでは分からない、馬の「生の状態」を知れる情報です。

慣れたらここもチェック
- 厩舎情報コメントとは
調教師や騎手から直接取材したコメントです。
「今回は自信がある」「まだ余裕残し」「距離は問題ない」といったコメントは、陣営の馬への評価を直接知れる貴重な情報なのでチェック必須。 - 調教情報とは
レース前に馬がどんな練習をしてきたかを記録したものです。
厩舎情報の中で確認できる場合が多く、「調教師のコメント」「調教助手(実際に馬に乗って調教する人)のコメント」が主な内容で、馬の仕上がり具合を読み取れます。 - トラックマンのコメントとは
トラックマンが現地で見た印象をまとめたものです。
「パドックで馬がイレ込んでいた」「目が活き活きしていた」など、数字には表れない馬の状態を伝えてくれます。
これらの情報は、最初から全部読もうとする必要はまったくありません。
印と馬柱だけで予想できるようになってきた頃に、少しずつ取り入れていくと良いでしょう。
そのまま使える競馬新聞の予想方法4ステップ
ここでは実際の競馬新聞(競馬エイト・2025年6月1日号)を使いながら、日本ダービー(東京11R)を題材に予想の組み立て方を解説します。
先ほど学んだ「馬場」「展開」「脚質」「調教」の情報を、どの順番でどう使えばいいか、一連の流れでつかんでいきましょう。
ステップ①:馬場状態と展開予想を確認する
予想の出発点は「今日のレース条件の把握」です。
馬柱より先にこの2点を確認するクセをつけましょう。
馬場状態を確認する
この日の紙面には、稍重と記載されており、雨の影響で芝がやや水分を含んだ状態でした。

稍重〜重馬場では、次のような傾向が生まれやすい特徴があります。
- パワーのある馬が有利(重くなった馬場でも強く走れる)
- 軽い芝を得意とする馬は不利
そのため、馬柱の近走成績欄で(良・稍重・重・不良の略記)で「稍重以上で好走歴がある馬か」を確認するようにしましょう。
今回の場合は、馬場が稍重と分かった段階で「パワー系の馬を少し優先する」という方針が決まりました。
展開予想を確認する
専門誌の場合、欄外にトラックマンや調教師の展開予想が掲載されている場合があります。(スポーツ紙の場合は一部)
そのような場合は忘れずにチェックしましょう。

競馬エイトのこの日の予想はミドルペース。
展開とペースの目安は次のとおりです。
| ペース予想 | 有利な脚質 | 不利になりやすい脚質 |
|---|---|---|
| ハイペース | 差し・追い込み | 逃げ・先行(前半で脚を使い切る) |
| ミドルペース(今日) | 先行〜差し(フラット) | 極端な追い込みはやや不利 |
| スローペース | 逃げ・先行 | 追い込み(差が詰まらない) |
この日はミドルペース予想なので「先行〜差しタイプの馬」が軸の中心候補として上がります。
この大枠を持ったまま、ステップ②に進みましょう。
なお、このような展開予想が書かれていない場合は、前走結果から馬の脚質を読み取りペースを予測するようにしましょう。(分からない方はこちらで復習>>競馬新聞においての展開の見方)
ステップ②:印で本命(◎)を決める
馬場と展開の大枠が分かったら、印欄を横断的に見てみましょう。
競馬新聞には複数のトラックマン・記者が予想を掲載しており、各馬への印を比較しながら見れるのが強みです。
本レースの場合を見てみると・・・

この日の日本ダービーで最も多くの◎を集めていたのは13番クロワデュノールです。
複数のトラックマンが◎をつけており、紙面全体の最有力本命として評価されています。
以下に注目したい馬をピックアップしました。
| 馬番 | 馬名 | 騎手 | 成績 | 記者① | 記者② | 記者③ | 記者④ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13 | クロワデノール | 北村友 | 3100 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| 7 | ミュージアムマイル | 替レーン | 0000(初) | ▲ | ○ | ▲ | △ |
| 2 | ショウヘイ | 替ルメール | 0000 | ○ | △ | △ | △ |
| 9 | ジョバンニ | 松山弘 | 2301 | △ | ○ | △ | △ |
| 6 | ファンダム | 北村宏 | 3000 | △ | △ | ▲ | △ |
| 18 | サトノシャイニング | 替武豊 | 0000 | △ | △ | △ | △ |
| 15 | ファウストラーゼン | 替M.デムーロ | 0000 | — | — | — | — |
| 14 | ホウオウアトラマン | 田辺裕 | 1000 | — | — | — | — |
13番クロワデノールは圧倒的な本命評価を受けています。
このような場合、迷わず13番を「軸馬」に設定するのが基本。
ここで印と騎手名の”ギャップ”に注目してください。
18番 サトノシャイニング(替武豊)は△のみ、15番 ファウストラーゼン(替M.デムーロ)と14番 ホウオウアトラマン(田辺裕)にいたっては印がありません。
武豊・M.デムーロ・田辺裕という実力騎手が乗っていても、トラックマンが馬の能力や状態を評価しなければ印はつかないのです。
競馬新聞の印は「騎手名」ではなく「馬の能力と今の状態」で決まります。
逆に面白いのが7番 ミュージアムマイル(替レーン)です。
成績0000(初出走)にもかかわらず、▲が2人・○が1人という高評価。
「まだ勝っていないが、調教や素質で別格の動きを見せている」という専門家の評価が印に表れています。
ステップ③:脚質を確認し、相手(○▲)を絞り込む
本命・13番クロワデノールが固まったら、次に相手を絞ります。
相手を絞り込む際は、まず脚質を見極めるのが基本。
先述したように、脚質を読むには4コーナー通過順位と成績欄を見ることです。
今回の場合、東京芝2400mは直線が長く差しが届きやすいコースです。
ただし稍重×ミドルペースの今日の条件では先行馬も残れるため、脚質を問わず「この馬場と距離に適性があるか」を馬柱の近走成績欄で確認する必要があります。
それでは、○か▲がついている馬について、今日の条件と照合してみましょう。
相手候補の選別
- 7番 ミュージアムマイル(替レーン・▲○▲)
印の厚さは相手候補中ナンバーワン。成績0000のリスクはあるが、豪州トップジョッキー・レーンが積極的に乗るなら展開次第で逆転もあり得る。
馬柱の調教タイムや陣営コメントで仕上がりを最終確認したい - 2番 ショウヘイ(替ルメール・○)
成績0000でも○評価を受けているのは、世界トップクラスのルメールが素質を認めているから。初出走のリスクはあるが、穴候補として有力 - 9番 ジョバンニ(松山弘・○)
2301という安定成績と○マークを合わせて考えると、3着以内を狙う堅実な相手候補。
18頭の大混戦でも
「①印の厚さ、②今日の展開・馬場との適性、③成績の安定感」
という3点で絞っていくと、相手は自然と2〜3頭に絞れます。
ステップ④:調教・厩舎コメントで最終確認し、馬券を決める
軸馬と相手候補が固まったら、最後に「今の状態は良いか」を調教欄と厩舎コメントで確認します。
特に7番ミュージアムマイルのように「印は強いが成績は0000」という馬こそ、調教コメントが重要な判断材料になります。
「動きが別格」「状態は過去最高」などのトラックマンコメントがあれば、初出走でも期待できるでしょう。
ここまでを経て本命・相手が固まったら、実際の買い目を組みます(本命=13番クロワデノール、相手=7番・2番の例)。
私が組んだ買い目がこちら。
- 馬連:13番-7番:300円・13番-2番:200円
- ワイド:13番-7番:200円・13番-2番:200円
そして結果は・・・


結果は的中。
まずは1,000円程度から、4ステップの手順を踏みながら競馬新聞の読み方に慣れてみて下さい!
初心者がやりがちな競馬新聞の間違った使い方
競馬新聞の使い方というのは一朝一夕で覚えることは難しいです。
そのため、初心者の方は使い方を学んでも途中で楽をしようとして「落とし穴」にハマりがち。
こちらでは、初心者によくある失敗をまとめましたので、競馬新聞を利用しても上手く勝てないときは当てはまっていないか確認してみましょう。
初心者にやりがちな競馬新聞の間違った使い方
- ◎の馬の単勝だけを買い続ける
- 全記者の印を足し算して本命を決める
- 馬柱を全部読もうとして途中でやめる
一つ一つ説明していきます。
【間違った使い方①】◎の馬の単勝だけを買い続ける
「本命が来ればいいんでしょ」と思って、◎の馬の単勝を繰り返し買うのはよくあるパターンです。
ただ、単勝◎は当たっても配当が100〜200円台になることが多く、長期的に買い続けると回収率がマイナスになりやすいのが現実。
◎を軸にするなら、相手馬との馬連・ワイドの流し買いのほうが、同じ予想でも配当の旨味が増します。
【間違った使い方②】全記者の印を足し算して本命を決める
「5人の記者のうち◎が一番多かった馬を買えばいい」
そんな考え方は、一見理にかなっているようで、少し危うい側面もあります。
なぜなら、記者によって得意なコース・得意な条件が異なるからです。
単純な多数決より、「この距離・コースに強いトラックマンが◎をつけているか」という視点の方が精度が高いこともあります。
慣れてきたら、記者ごとの傾向を少しずつ意識してみてください。
【間違った使い方③】馬柱を全部読もうとして途中でやめる
「せっかく競馬新聞を買ったのだから全部使わないと」という意識から、血統欄・タイム指数・コーナー順位・調教タイムをすべて読もうとして、結局予想できないまま時間切れになる、という方いませんか?
まずは「印・近走成績・人気」の3点だけで十分です。
慣れてきてから他の情報を少しずつ加えていきましょう。
競馬新聞はもともと複雑な情報誌ですから、少し慣れていくのが得策です。
競馬新聞の値段・料金
競馬新聞を買う前に、価格の目安を把握しておきましょう。(価格はすべて税込・2026年5月時点)
競馬専門紙
専門紙はトラックマンが競馬場に常駐して独自取材を行い、全レースを掲載した本格派の競馬新聞です。
| 紙名 | 価格 | 発行元 | 紙面の特徴 | 予想スタイル | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|---|---|
| 競馬ブック | 550円 | ケイバブック | 横組み・A判。 調教タイムの詳細と血統分析が充実 | 正統派・本命重視 | 本格的に分析したい中級者以上 |
| 競馬エイト | 650円 | サンケイスポーツ | カラー紙面で見やすい。 特注馬・穴馬情報が豊富 | 穴馬重視・回収率型 | 配当を重視する中級者 |
| 研究ニュース | 550円 | ケイバブック | 競馬ブックの姉妹紙。 関西開催に特に強い | 正統派・データ重視 | 関西競馬を重点的に予想する人 |
| 優馬 | 520円 | 優馬 | 発行部数No.1。 縦組みで見やすく整理された紙面 | 本命党・オーソドックス | 初心者・的中率を重視する人 |
| 勝馬 | 550円前後 | ケイバブック継承 | 東日本中心に販売。 調教解説が詳細 | 調教重視・的中率型 | 馬の仕上がり状態を重視する人 |
| 馬サブロー | 500円前後 | デイリースポーツ系 | SP指数(スピード指数)掲載。 全36レース対応 | データ・指数重視 | タイム指数・数字で判断したい人 |
スポーツ新聞(競馬欄)
スポーツ紙は紙面全体のうち競馬欄として掲載する形式で、G1・重賞を中心に情報が絞られています。
価格が安くコンビニで手軽に購入できるのも良いところ。
| 紙名 | 価格 | 競馬情報量 | 特徴 | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|---|
| スポニチ | 180円 | ○ | G1・重賞中心。 トラックマンの印付き。 コスパ最良 | G1だけ買いたい初心者 |
| 日刊スポーツ | 180円 | ○ | 全国展開で入手しやすい。 馬柱あり | 全国どこでも買える手軽さ重視 |
| 東スポ | 180円(平日) 250円(競馬面・金土) | ◎ | 競馬面(金・土曜)は 充実した専用ページを展開 | 週末のレース情報を手厚く知りたい人 |
| デイリースポーツ | 160円 | ○ | 関西を中心に展開。 最も価格が安い | 関西在住・とにかく安く買いたい人 |
| スポーツ報知 | 180円 | ○ | 読売新聞系列。 全国展開 | 読売系列の予想情報を参考にしたい人 |
スポーツ紙なら1冊180〜250円で手軽に始められます。
「まず試してみたい」という段階ではスポーツ紙で感覚をつかみ、慣れてきたら専門紙にステップアップするのがおすすめです。
コンビニプリント版・デジタル版
競馬場やウインズの近くに店舗がない場合や、出先で購入したい場合はコンビニプリントやデジタル版が便利です。
| サービス名 | 価格の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 競馬ブック Print(コンビニ) | 400〜550円 | セブン・ファミマ・ローソンのコピー機でA3プリント可 |
| 馬サブロー(コンビニ) | 500円前後 | eプリントサービス経由でコンビニ購入。全レース対応 |
| 優馬(e-SHINBUN) | 400円前後 | コンビニプリントまたはスマホ・PC閲覧に対応 |
| netkeiba 専門紙配信 | 月額数百円〜 | 競馬ブック・研究ニュース・勝馬などをスマホ・PCで閲覧 |
| 各紙アプリ・Web版 | 無料〜 | 基本情報は無料、詳細予想は有料の場合が多い |
初心者がまず1紙選ぶなら”見やすさ”と”コスパ”が両立する「スポニチ」
「結局どれを買えばいいの?」と迷っている方には、スポーツニッポン(スポニチ)を最初の1紙としておすすめします。

スポニチをおすすめする理由は3点。
スポニチをおすすめする理由
- 価格と情報量のバランスがいい
- レイアウトが見やすい
- コンビニ・駅売店で手軽に買える
それぞれ説明していきます。
価格と情報量のバランスがいい
スポニチは250円前後と、競馬専門紙の半額以下の価格ながら、主要レースでは複数記者の予想印を掲載しています。

初心者が「まず印を見て予想する」という使い方に十分対応できる情報量です。
初心者の方は無理に細かいデータを見て予想をする必要はありません。
レイアウトが見やすい
競馬専門紙に比べてレイアウトが整理されており、どこに何が書いてあるか分かりやすいのも初心者におすすめしたい理由の1つ。
正直競馬新聞の見にくさって、あの文字がびっしり書かれているところから来ていると思いませんか?
そん中、スポニチはかなりシンプルな作りになっているので、おすすめ。

「情報量よりも使いやすさを優先したい」という初心者には、これが大きなメリットになります。
コンビニ・駅売店で手軽に買える
全国のコンビニや駅売店で購入できるため、競馬場に向かう道中でもさっと手に入ります。
こういったあらゆる視点をかけ合わせても、スポニチが初心者に最もおすすめできる競馬新聞と言えます。
スポニチについてより詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
なお、より多くの競馬新聞を比較してから選びたい方は、こちらもあわせてご覧ください。>>おすすめの競馬新聞はこちら
競馬新聞の購入場所・買い方
競馬新聞は、以下の4つの方法で手に入れられます。
競馬新聞を購入できる場所
- コンビニ(スポーツ紙)
スポニチ・日刊スポーツ・東スポ・サンスポなどのスポーツ紙は、全国のセブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンなどで購入できます。
競馬開催日の朝から販売されているため、競馬場に向かう前に立ち寄るだけで手に入ります。 - コンビニプリント(専門紙)
競馬ブックや馬サブローなどの専門紙は、コンビニのマルチコピー機(ファミマ・ローソン・ミニストップなど)で印刷できます。
前日の昼頃から発行されることが多く、価格は1部300〜550円程度です。
専門紙をコンビニで買いたいときに重宝します。 - 競馬場・ウインズ・駅の売店
競馬場やウインズ(場外馬券売り場)では、専門紙・スポーツ紙ともに購入できます。
レース当日に現地で買いたい方はこちらが確実です。
駅の売店(キヨスクなど)では主にスポーツ紙が取り扱われています。 - ネット・スマホアプリ(デジタル版)
各社がデジタル版を提供しており、スマホやタブレットで閲覧できます。
紙を持ち歩かなくていい点が便利で、外出先や移動中でも確認しやすいのが特徴。
スマホで読める無料・有料の競馬新聞については、こちらの記事でまとめています。>>ネットで読める競馬新聞
よくある質問
最後に競馬新聞についてよくある質問に答えていきます。
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競馬新聞は毎週買わないといけないの?
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必須ではありません。レースがある週末に1冊買えば、その日のレースを予想できます。G1など気になるレースのときだけ購入するスタイルでも十分楽しめます。
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スマホアプリで競馬新聞の代わりになる?
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JRAの公式アプリやnetkeiba.comなどで、無料の出馬表や過去成績は確認できます。ただし、複数記者の予想印を一覧で比較したい場合は、紙か電子版の競馬新聞の方が使いやすいです。
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競馬新聞がなくても馬券は買える?
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買えます。JRA公式サイト(https://www.jra.go.jp/)やアプリでも出馬表は確認できます。競馬新聞はあくまで「予想のための参考情報」なので、なくても馬券の購入自体は問題ありません。
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競馬新聞の◎(本命)はどのくらい当たるの?
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JRAの統計によると、1番人気馬の勝率は例年30〜35%前後で推移しています。3回に1回は当たる計算ですが、人気馬ほど配当が低くなるため、◎の単勝を買い続けると収支はマイナスになりやすいです。◎でコツコツ稼ぎたいなら、◎を軸にした馬連・ワイドの流し買いで楽しむのがおすすめです。
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地方競馬(南関東・ばんえいなど)の新聞はどこで手に入る?
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地方競馬専門の予想紙もあります。JRAの競馬新聞と比べると発行紙数は少なく、購入できる場所も限られます。各競馬場の売店や地方競馬のウインズ、ネット版から入手できることが多いです。
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電子版(デジタル版)と紙版の違いは?
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掲載内容はほぼ同じです。デジタル版のメリットは「どこでも確認できる」「かさばらない」こと。紙版のメリットは「鉛筆で書き込みしながら予想できる」「手元に置きながら確認しやすい」ことです。自分のスタイルに合った方を選んでください。
競馬新聞の見方・使い方・予想方法まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後に、この記事で押さえておくべきポイントをまとめました。
この記事でわかること
- 競馬新聞で最初に見るのは「印」と「馬柱」の2つだけでOK。
- 印(◎○▲△)の意味を覚えたら、複数記者の◎が集まっている馬を軸馬にする。(3人以上が一致していれば信頼度が高い)
- 馬柱は「近走成績(0-0-0-0)」と「前走結果」を中心に見る。
慣れてから脚質・展開・調教情報を加えていく。 - 初心者の馬券は馬連かワイドの流し買いがおすすめ。
◎を軸に○▲から2〜3頭を選んで流す。 - 最初の1紙はスポニチがおすすめ。
価格・見やすさ・入手しやすさのバランスが初心者向け。
競馬新聞は最初こそ難しく見えますが、慣れてくると「今日は◎が割れているから荒れそうだな」「このコースは▲の馬が得意条件だ」という読み方が自然とできるようになるでしょう。
本記事でメインに取り上げた、スポニチや競馬エイト以外にも、たくさんの競馬新聞がありますので、以下の記事でご自身に合った一紙を見つけてみてください!

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