【マイルCS2025】過去傾向からの消去法で残るのは3頭!10年分のデータが導く"勝ち馬の条件"は?

2025年11月23日(日)。
京都競馬場・芝1600m外回りで行われる第42回マイルチャンピオンシップ(G1)。
今年は連覇を狙うソウルラッシュ、春秋マイルG1制覇を狙うジャンタルマンタル、欧州帰りで復活を期すアスコリピチェーノ、毎日王冠を衝撃の内容で制したレーベンスティールなど、例年以上の豪華メンバーが揃いました。
マイル王決定戦にふさわしい世代・路線横断のハイレベル決戦になります。
この記事で分かること
- 【過去10年データまとめ】
人気・枠順・年齢・前走クラス・脚質・傾向 - マイルCSの「消しデータ」一覧
ネット上のデータも検証しました! - マイルCS2025の消去法ステップ
残ったのはたった3頭!?
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本記事をご覧の方は「マイルCSの予想を当てたい!」と思っていることでしょう。
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【マイルCS2025】過去10年傾向データまとめ
ここからは過去10年のマイルCSのデータから分かる傾向をあぶり出していきます。
今回紹介する過去データは以下の通り。
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それでは、各データの傾向を見ていきましょう!
過去10年のレース結果
| 年 | 着順:馬名 | 人気 | 天候 | 馬場 | 前走(着順) | 着順 | 3連単配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 1着:ソウルラッシュ 2着:エルトンバローズ 3着:ウインマーベル | 4番人気 7番人気 10番人気 | 曇り | 良 | 富士ステークス(G2) 毎日王冠(G2) スプリンターズステークス(G1) | 2着 3着 5着 | 1284.5倍 |
| 2023年 | 1着:ナミュール 2着:ソウルラッシュ 3着:ジャスティンカフェ | 5番人気 3番人気 7番人気 | 晴 | 良 | 富士ステークス(G2) 京成杯オータムハンデ(G3) 毎日王冠(G2) | 1着 1着 7着 | 1764.9倍 |
| 2022年 (阪神開催) | 1着:セリフォス 2着:ダノンザキッド 3着:ソダシ | 6番人気 8番人気 2番人気 | 曇り | 良 | 富士ステークス(G2) 毎日王冠(G2) 府中牝馬ステークス(G2) | 1着 3着 2着 | 1426.5倍 |
| 2021年 (阪神開催) | 1着:グランアレグリア 2着:シュネルマイスター 3着:ダノンザキッド | 1番人気 2番人気 5番人気 | 曇り | 良 | 天皇賞秋(G1) 毎日王冠(G2) 富士ステークス(G2) | 3着 1着 4着 | 54.6倍 |
| 2020年 (阪神開催) | 1着:グランアレグリア 2着:インディチャンプ 3着:アドマイヤマーズ | 1番人気 3番人気 5番人気 | 曇り | 良 | スプリンターズステークス(G1) 安田記念(G1) スワンステークス(G2) | 1着 3着 3着 | 44.8倍 |
| 2019年 | 1着:インディチャンプ 2着:ダノンプレミアム 3着:ペルシアンナイト | 3番人気 1番人気 6番人気 | 晴 | 良 | 毎日王冠(G2) 天皇賞秋(G1) 毎日王冠(G2) | 3着 2着 4着 | 165.8倍 |
| 2018年 | 1着:ステルヴィオ 2着:ペルシアンナイト 3着:アルアイン | 5番人気 3番人気 4番人気 | 晴 | 良 | 毎日王冠(G2) 富士ステークス(G3) 天皇賞秋(G1) | 2着 5着 4着 | 297.9倍 |
| 2017年 | 1着:ペルシアンナイト 2着:エアスピネル 3着:サングレーザー | 4番人気 2番人気 7番人気 | 晴 | 稍重 | 富士ステークス(G3) 富士ステークス(G3) スワンステークス(G2) | 5着 1着 1着 | 558.9倍 |
| 2016年 | 1着:ミッキーアイル 2着:イスラボニータ 3着:ネオリアリズム | 3番人気 2番人気 7番人気 | 曇り | 良 | スプリンターズステークス(G1) 富士ステークス(G3) 札幌記念(G2) | 2着 2着 1着 | 402.9倍 |
| 2015年 | 1着:モーリス 2着:フィエロ 3着:イスラボニータ | 4番人気 2番人気 1番人気 | 曇り | 良 | 安田記念(G1) スワンステークス(G2) 天皇賞秋(G1) | 1着 2着 3着 | 120.0倍 |
人気別成績:『1〜5番人気が強いが、中穴も毎年飛んでくる』
| 人気 | 成績【1-2-3-着外】 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 【2-1-1-6】 | 20.0% | 30.0% | 40.0% | 軸として一定の信頼度はあるものの、取りこぼしも多く「頭固定の絶対軸」とまでは言えません。 |
| 2番人気 | 【0-4-1-5】 | 0% | 40.0% | 50.0% | 勝ち切れないものの連対率・複勝率は高く、馬券では「相手本線」向きの人気ゾーンです。 |
| 3番人気 | 【2-3-0-5】 | 20.0% | 50.0% | 50.0% | 連対率・複勝率ともにトップクラスで、最もバランス良く信頼できる「軸候補」の人気と言えます。 |
| 4番人気 | 【3-0-1-6】 | 30.0% | 30.0% | 40.0% | 勝ち数は最多で、妙味と信頼度のバランスが良い中穴本命ゾーンです。 |
| 5番人気 | 【2-0-2-6】 | 20.0% | 20.0% | 40.0% | 勝ち馬も出ており、人気以上の激走も期待できる「穴寄りの相手本線」ポジションです。 |
| 6番人気 | 【1-0-1-8】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% | 勝ち星はあるものの安定感には欠け、馬券的には押さえ程度の評価が現実的です。 |
| 7〜9番人気 | 【0-2-3-25】 | 0% | 6.6% | 16.6% | 2・3着に滑り込むケースが中心で、「ヒモ穴」「3連系の押さえ」に適した人気帯です。 |
| 10番人気以下 | 【0-0-1-81】 | 0% | 0% | 1.2% | 極端な人気薄の好走はほぼ皆無で、基本的には思い切って消しやすいゾーンと言えます。 |
【人気別成績から見える傾向】
- 1〜3番人気で【6勝】と、基本的には実力馬が結果を残す構造。
- とくに3番人気は連対率50.0%と優秀で、「過小評価気味の本命候補」として狙いやすいゾーン
- 4・5番人気からもそれぞれ【3勝・2勝】が出ており、「中穴本命」「2列目の軸」として妙味十分。
- 10番人気以下は【0-0-1-81/複勝率1.2%】と壊滅的で、よほどの根拠がない限りは大胆に嫌っていきたい人気帯
基本線は「1〜5番人気の中から軸を選び、7〜9番人気はヒモ穴扱い、10番人気以下はほぼ消し」がセオリーになります。
枠順別成績:『極端な内より”外が優勢”』
京都外回り1600mはスタートからコーナーまでが長く、極端な枠有利・不利は出にくいコースですが、それでも数字には特徴が出ています。
| 枠 | 成績【1-2-3-着外】 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 【2-2-0-16】 | 10.0% | 20.0% | 20.0% | ロスなく立ち回れる利点があり、内で脚を溜められる先行・差しタイプならプラスに働きます。 |
| 2枠 | 【0-1-3-16】 | 0% | 5.0% | 20.0% | 勝ち切れないものの複勝率は水準で、決して悪くはない「地味だが及第点」の枠と言えます。 |
| 3枠 | 【2-0-2-16】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% | 内すぎず外すぎずの中枠で、先行・差しのどちらにも対応できるバランスの良いポジションです。 |
| 4枠 | 【0-3-1-16】 | 0% | 15.0% | 20.0% | 勝利こそないものの2着が多く、相手候補としては信頼できる「連下向き」の枠です。 |
| 5枠 | 【0-1-0-19】 | 0% | 5.0% | 5.0% | 全体的に成績が低く、データ上はやや割引が必要な「不振枠」と言えます。 |
| 6枠 | 【1-1-0-18】 | 5.0% | 10.0% | 10.0% | 極端な有利・不利はなく、平均的な成績で「可もなく不可もない」ゾーンです。 |
| 7枠 | 【1-1-3-21】 | 3.8% | 7.6% | 19.2% | 外目で距離ロスはあるものの、展開や馬場次第では差し・追い込みが届くポジションです。 |
| 8枠 | 【4-1-1-23】 | 13.8% | 17.2% | 20.7% | 勝ち数最多の外枠で、隊列が縦長になりやすい年は外差しが決まりやすい好枠と言えます。 |
【枠順別成績から見える傾向】
- 勝ち数トップは8枠の4勝。外からスムーズに運べるタイプにとってはプラス材料になり得ます。
- 内の1〜4枠も複勝率20%前後を確保しており、内外フラット寄りの印象。ただし5枠だけ複勝率5.0%と大きく落ち込みます。
- 5枠は明らかに不振データで、「人気馬が入った場合の唯一の不安材料」として意識しておきたいところです。
ざっくり言うと、「1〜4枠+8枠はプラス、5枠はマイナス、6・7枠は平均」というイメージ。
人気馬が5枠に入った場合は評価を一枚下げる判断もアリです。
年齢別成績:『4歳が最も強く、7歳以上は壊滅』
| 年齢 | 成績【1-2-3-着外】 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3歳 | 【3-1-2-27】 | 9.1% | 12.1% | 18.2% | 斤量面の恩恵もあり、能力の高い世代なら十分通用するが、ややムラも見られる世代です。 |
| 4歳 | 【4-5-4-32】 | 8.9% | 20.0% | 28.9% | 勝ち数・複勝率ともにトップで、充実期にある「ピーク世代」として最も信頼できる年齢です。 |
| 5歳 | 【2-3-4-52】 | 3.3% | 8.2% | 14.8% | 実績馬も多いものの、全体としてはやや下降線で、買うなら実績上位やローテ良好な馬に絞りたいところです。 |
| 6歳 | 【1-1-0-16】 | 5.6% | 11.1% | 11.1% | 頭数は少ないが勝ち馬も出ており、衰えよりも適性や近走内容を重視して精査したいゾーンです。 |
| 7歳以上 | 【0-0-0-15】 | 0% | 0% | 0% | 過去10年で馬券圏内が一度もなく、データ的には「思い切って消しやすい」年齢層となります。 |
【年齢別成績から見える傾向】
- 4歳【4-5-4-32/複勝率28.9%】で、勝ち数・連対率ともにトップクラス。ピーク期らしい安定感
- 3歳は斤量の恩恵もあり、【3勝】と十分な実績。完成度とのバランスを見極めたい世代
- 5歳【2-3-4-52】と数字は悪くないものの、率で見ると4歳より一段落ちる印象
- 6歳サンプルは少ないが勝ち馬も出ており、「リピーターや実績馬ならまだ買える」領域
- 7歳以上【0-0-0-15】と馬券圏内ゼロで、よほどの特殊事情がない限りは思い切って消してしまって良いデータ
今年も「4歳>3歳>5歳>6歳>7歳以上」のイメージ。
基本は4歳馬を高めに評価しつつ、7歳以上は消し寄りで判断したいところです。
前走クラス別成績:『G2・G1組が王道、G3以下は激弱』
| クラス | 成績【1-2-3-着外】 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3勝 | 【0-0-0-1】 | 0% | 0% | 0% | 条件戦からの格上挑戦での好走例はなく、G1レベルでは明らかに力不足と見て良いです。 |
| OP | 【0-0-0-8】 | 0% | 0% | 0% | オープン特別から直行してきた組も結果が出ておらず、ローテーションとしては大きく割引になります。 |
| G3 | 【1-4-0-38】 | 2.3% | 11.6% | 11.6% | 勝ち馬は出ているものの率としては物足りず、基本は「相手候補」レベルの評価にとどまります。 |
| G2 | 【5-4-7-72】 | 5.7% | 10.2% | 18.2% | 富士Sや毎日王冠など、マイルCSの王道ステップであり、量・質ともに中心となるローテです。 |
| G1 | 【4-2-3-21】 | 13.3% | 20.0% | 30.0% | 安田記念や天皇賞秋などトップレベルのG1から臨む組は、クラス・内容ともに信頼度が高いです。 |
| 海外・地方 | 【0-0-0-2】 | 0% | 0% | 0% | サンプルは少ないものの、現状では「未知数」であり積極的に買いにくいデータと言えます。 |
前走クラス別では、G1・G2組が圧倒的に優勢です。
- 前走G1組は【4-2-3-21/複勝率30.0%】と、さすがトップレベルの信頼度
- 前走G2組も【5-4-7-72/複勝率18.2%】で、富士S・毎日王冠を中心とした「秋の王道路線」がしっかり結果を残している
- 逆に3勝クラス・OP特別からの直行は馬券圏内ゼロで、格不足ローテは思い切って評価を下げて良いデータ
▼主なレースに分けた場合▼
| レース名 | 成績【1-2-3-着外】 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 富士S | 【4-3-1-46】 | 7.4% | 13.0% | 14.8% | 出走頭数が多く、実質的な「最大ボリュームゾーン」。内容次第で評価が大きく分かれるステップです。 |
| 毎日王冠 | 【2-3-2-17】 | 8.3% | 20.8% | 29.2% | 1800mのハイレベルG2からの距離短縮で、質・率ともに優秀な王道ローテとなっています。 |
| スプリンターズS | 【2-0-1-5】 | 25.0% | 25.0% | 37.5% | 前走1200mからの距離延長でもスピード能力の高さで通用しており、軽視は禁物です。 |
| 天皇賞秋 | 【1-1-2-7】 | 9.1% | 18.2% | 36.4% | 中距離G1からの距離短縮で、スタミナとスピードを兼ね備えたタイプが好走しやすい傾向です。 |
| 安田記念 | 【1-1-0-5】 | 14.3% | 28.6% | 28.6% | 春のマイル王決定戦から直行する組は能力上位が多く、秋も引き続き要注意です。 |
| スワンS | 【0-1-2-27】 | 0% | 3.3% | 10.0% | 出走頭数の割に結果が伴っておらず、基本的には評価を下げたいステップレースです。 |
| 京成杯AH | 【0-1-0-7】 | 0% | 12.5% | 12.5% | 一応の好走例はあるものの、全体としてはやや地味なステップにとどまります。 |
| アイルランドT | 【0-0-1-7】 | 0% | 0% | 12.5% | 好走馬は出ているものの数は少なく、ローテとしては「押さえ評価」にとどめたい組です。 |
| 札幌記念 | 【0-0-1-0】 | 0% | 0% | 100% | サンプルは少ないものの、G2トップクラスの格を背景に好走しており、能力値は高いと言えます。 |
| 他レース | 【0-0-0-21】 | 0% | 0% | 0% | 主要ステップ以外からの好走例はなく、データ上は大きなマイナス材料となります。 |
- 量の富士Sで、内容次第で評価が大きく変わる王道ステップ
- 毎日王冠組は複勝率29.2%と質が高く、「距離短縮マイラー」の本命候補が潜むルート
- スプリンターズSグミは短距離からの延長でも結果を残しており、スピード能力の裏付けとしては申し分ないステップ
- スワンS・京成杯AH・アイルランドT組は、頭数の割に結果が乏しく、基本は「押さえ」評価にとどまる
今年も「富士S・毎日王冠・G1組」が中心で、その他のステップは減点スタートと考えるのがデータ的には自然です。
前走距離別成績:『マイル〜1800m組が中心。1200組は意外と走る』
| 前走距離 | 成績【1-2-3-着外】 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1200m | 【1-0-1-4】 | 16.7% | 16.7% | 33.3% | スプリンターズS組など、スピード能力の高い短距離馬が距離延長で一変するケースがあります。 |
| 1400m | 【0-1-1-18】 | 0% | 5.0% | 10.0% | スワンSなどからの臨戦は頭数の割に結果が乏しく、基本的には評価を下げたい距離帯です。 |
| 1600m | 【4-4-0-46】 | 7.4% | 14.8% | 14.8% | 富士Sや安田記念など、王道マイル戦からの臨戦で、最も標準的なローテーションと言えます。 |
| 1800m | 【2-1-2-23】 | 7.1% | 10.7% | 17.9% | 毎日王冠など中距離からの距離短縮で、スタミナとスピードのバランス型が好走しやすい傾向です。 |
| 2000m | 【0-1-3-9】 | 0% | 7.7% | 30.8% | 天皇賞秋などからの臨戦で、勝ち星こそないものの複勝率は高く「相手筆頭」級の距離帯です。 |
| 2200m | 【0-0-0-1】 | 0% | 0% | 0% | サンプルが少なく傾向は読みにくいものの、基本的にはマイル適性の裏付けを重視したいところです。 |
【前走距離別成績から見える傾向】
- 前走1600mは【4-4-0-46/複勝率14.8%】で、富士Sや安田記念からの直行が王道。
- 前走1800m(主に毎日王冠組)も複勝率17.9%と優秀で、中距離からの距離短縮ローテがはまっている
- 前走2000m(天皇賞秋など)は勝ち星こそないものの、複勝率30.8%と高く、「勝ち切れないが相手としては強い」距離帯
- 1400m組はスワンSを中心に成績が今ひとつで人気と比べるとやや割高な印象
1200mのスプリンターズS組」「1600mの富士S組」「1800〜2000mの毎日王冠・天皇賞秋組」が基本の買いゾーン。
それ以外は減点スタートと見て良さそうです。
脚質別傾向:『差しが圧倒的に優勢』
| 脚質 | 成績【1-2-3-着外】 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 【1-0-0-9】 | 10.0% | 10.0% | 10.0% | 展開がハマれば残り目もあるものの、基本的にはマークされやすく安定感には欠けます。 |
| 先行 | 【0-1-5-27】 | 0% | 3.0% | 18.2% | 勝ち切れないものの3着内には届きやすく、馬券では「相手候補」として評価したい脚質です。 |
| 差し | 【6-9-3-61】 | 7.6% | 19.0% | 22.8% | 最も勝ち馬を多く輩出しており、京都外回りの直線で末脚を発揮するタイプが主役になりやすいです。 |
| 追込 | 【3-0-2-45】 | 6.0% | 6.0% | 10.0% | ハマれば一発はあるものの、届かないケースも多く、データ的には妙味重視の穴脚質です。 |
【脚質別成績から見える傾向】
- 差しが【6-9-3-61/複勝率22.8%】とトップ。京都外回りの長い直線で末脚を発揮できるタイプが主役
- 先行は勝ち星こそないものの、【0-1-5-27/複勝率18.2%】と「連下の安定感」はまずまず。
- 逃げは【1-0-0-9】で、展開がすべて。スローで楽に行ける状況かどうかを見極めたい脚質
- 追い込みは勝ち星3つと「ハマれば一撃」ですが、複勝率10.0%と安定感は低く、狙うなら思い切って穴専用の扱いがベター
基本方針としては、「差し脚質を中心に、先行は相手、逃げ・追い込みは展開次第で評価アップ」
という組み立てがデータに沿ったアプローチになります。
血統傾向(過去10年の京都開催)
| 父系統 | 過去10年の勝利数目安 | 主な近年の勝ち馬 | 2025年主な該当馬(例) | 傾向 |
|---|---|---|---|---|
| ディープインパクト系 | 約3勝 | グランアレグリア、ミッキーアイル など | ウォーターリヒト(キズナ)/エルトンバローズ(ディープブリランテ) | 瞬発力と高速決着への対応力が魅力で、良馬場の京都マイルでは依然として“王道血統”です。 |
| キングカメハメハ系 | 約2勝 | ステルヴィオ、ソウルラッシュ など | ソウルラッシュ(ルーラーシップ)/シャンパンカラー(ドゥラメンテ)/ラヴァンダ(サトノダイヤモンド) | 持続力とパワーを併せ持ち、多少の時計や馬場悪化にも対応できる万能タイプが多い系統です。 |
| サンデーサイレンス系その他 | 約2勝 | インディチャンプ、セリフォス など | アスコリピチェーノ(ダイワメジャー)/ガイアフォース(キタサンブラック)など | スピードと立ち回りの総合力に優れ、ペースや位置取り次第で安定して上位争いに加わりやすい系統です。 |
| 欧州型ノーザンダンサー系 | 約2勝 | ペルシアンナイト、ナミュール など | チェルヴィニア(ハービンジャー)など | 底力と持続力に富み、タフな流れや時計のかかる馬場で浮上しやすい“総合力型”の血統です。 |
| ロベルト系・その他 | 約1勝 | モーリス など | (該当する馬がいれば要チェック) | スタミナ色が強く、ハイペースや消耗戦になった際にしぶとさを発揮するケースが見られます。 |
【血統傾向まとめ】
- ディープインパクト系とキングカメハメハ系が「スピード×持続力」のバランス型としてマイルCSと好相性
- ダイワメジャーやキタサンブラックなど、サンデー系の派生も含めて「サンデー系全体」で見ると、依然として主力勢力
- ペルシアンナイトやナミュールのように、欧州由来のノーザンダンサー系も近年は存在感が増しており、タフな展開になった際の“血統的裏付け”として要注目
- 今年はディープ系(ウォーターリヒト・エルトンバローズ)+キンカメ系(ソウルラッシュ・シャンパンカラー・ラヴァンダ)+欧州型(チェルヴィニア)の3本柱が、血統面からの有力ゾーン
【まとめ】過去10年のデータ×2025年出走馬マッチング表(枠順確定前)
ここまで整理した過去10年の全データをもとに、2025年の出走予定馬をタイプ別に照合した「マッチング表」を作成しました。
本年の京都1600mは良馬場想定×内荒れ×差し優勢×外枠の伸びが利きやすいという傾向が顕著。
よって、「差し」「4歳馬」「G2(富士S・毎日王冠)組」「外枠寄り(6〜8枠)」「サンデー系×マイル適性血統」がもっともデータとバイアスに適合する勝ち馬の黄金型になります。
【マイルCS2025|データマッチング表(枠順確定版)】
| 馬名 | 人気想定 | 年齢 | 枠順 | 脚質 | 前走 | 血統 | 追い切り | データ一致度 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジャンタルマンタル | 1番人気 | 4歳(◎) | 7枠14番(◎) | 先行(◎) | 富士S(G2) 2着(◎) | 父パレスマリス(持続型◯) | SS(最高評価) | 人気◎/枠◎/年齢◎/脚質◎/前走◎/追切◎ | ★データ完全一致(理想型) |
| ソウルラッシュ | 2〜3番人気 | 7歳(×) | 8枠15番(◎) | 差し(◎) | 富士S(G2) 3着(◎) | 父ルーラーシップ(持続型◎) | S | 枠◎/脚質◎/前走◎/血統◎/年齢× | ★上位安定(京都外回り向きも年齢は減点) |
| アスコリピチェーノ | 3〜4番人気 | 4歳(◎) | 5枠10番(△) | 差し(◎) | ジャック・ル・マロワ(G1) 6着(◯) | 父ダイワメジャー(高速向き◎) | SS | 年齢◎/脚質◎/追切◎/枠△/海外帰り△ | ★能力は最上位だが枠順と海外帰りで中立〜やや強め評価 |
| ガイアフォース | 3〜5番人気 | 6歳(△) | 3枠6番(△) | 先差し(◎) | 富士S(G2) 1着(◎) | 父キタサンブラック(持続型◎) | SS | 前走◎/脚質◎/血統◎/年齢△/枠△ | ★上位有力(中枠だが京都適性高) |
| レーベンスティール | 5〜7番人気 | 5歳(◯) | 7枠13番(◎) | 先差し(◎) | 毎日王冠(G2) 1着(◎) | 父リアルスティール(瞬発型◯) | S | 枠◎/脚質◎/前走◎/追切◎ | ★本線級(外枠+瞬発力=京都マイル向き) |
| チェルヴィニア | 6〜8番人気 | 4歳(◎) | 4枠7番(◯) | 差し(◎) | 毎日王冠 7着(△) | 父ハービンジャー(欧州型◎) | A | 年齢◎/脚質◎/血統◎/前走△/追切◯ | ▲穴候補(地力高いが復調途中) |
| ラヴァンダ | 6〜8番人気 | 4歳(◎) | 5枠9番(△) | 先差し(◎) | アイルランドT 1着(◯) | 父サトノダイヤモンド(欧州型◎) | S | 年齢◎/脚質◎/血統◎/枠△/前走◯ | ▲データ相性良(枠だけ惜しい) |
| エルトンバローズ | 6〜8番人気 | 5歳(◯) | 3枠5番(△) | 先差し(◎) | 毎日王冠 5着(◯) | 父ディープ系(瞬発力◎) | S | 脚質◎/追切◎/枠△/年齢◯ | ▲好走圏(内で捌ければ怖い) |
| ワイドラトゥール | 15〜18番人気 | 4歳(◎) | 8枠16番(◎) | 差し・追い込み(◎) | スワンS 2着(▲) | 父ロードカナロア(高速向き◯) | B | 枠◎/脚質◎/年齢◎ | ★大穴の激走候補(枠と脚質は最高) |
| オフトレイル | 10〜15番人気 | 4歳(◎) | 6枠11番(◯) | 差し寄り(◯) | スワンS 1着(△) | 父エピファネイア(持続型◎) | A | 年齢◎/血統◎/枠◯/脚質◯ | △押さえまで(マイル経験不足) |
| ウインマーベル | 10〜15番人気 | 6歳(△) | 6枠12番(△) | 逃げ・先行(△) | スワンS 4着(△) | 父アイルハヴアナザー | A | 年齢△/枠△/脚質△ | ×データ不利 |
| ロングラン | 14〜18番人気 | 7歳(×) | 7枠13番(◎) | 追い込み(△) | 毎日王冠 8着(△) | 父ルーラーシップ | B | 年齢×/脚質△/枠◎ | ×条件合わず |
| シャンパンカラー | 12〜15番人気 | 5歳(◯) | 1枠2番(×) | 追い込み(×) | 富士S 8着(△) | 父ドゥラメンテ | B | 枠×/脚質× | ×不利枠で評価下げ |
| ウォーターリヒト | 15〜18番人気 | 4歳(◎) | 2枠3番(×) | 追い込み(×) | 富士S 9着(△) | 父シルバーステート | B | 枠×/脚質× | ×データ的には消し |
| トウシンマカオ | 10〜15番人気 | 6歳(△) | 1枠1番(×) | 差し(◎) | スプリンターズ 10着(△) | 父ビッグアーサー | A | 枠×/年齢△ | ×内枠で厳しい |
| カンチェンジュンガ | 16〜18番人気 | 5歳(◯) | 4枠8番(◯) | 追い込み(△) | スプリンターズ 9着(△) | 父ロードカナロア | B | 脚質△/前走△ | ×厳しい |
| マジックサンズ | 10〜14番人気 | 3歳(◎) | 2枠4番(×) | 差し(◎) | 富士S 10着(△) | 父ハービンジャー | C | 枠×/追切× | ×成長待ち |
| ドックランズ | 最低人気クラス | 5歳(◯) | 8枠17番(◎) | 差し(◎) | 英G1 QEⅡ 4着(◎) | 欧州血統(スタミナ◎) | S | 枠◎/前走◎/脚質◎ | ★超大穴だがデータ適性は高め |
【総合コメント】
- 「4歳×G2(富士S・毎日王冠)×差し×外枠」=データ黄金型にもっとも一致するのはジャンタルマンタル。
- ガイアフォース・レーベンスティール・アスコリピチェーノは安定型のデータ本線に分類される。
- ラヴァンダ・エルトンバローズは中穴域でデータ適合度が高い妙味ゾーン。
- ソウルラッシュは年齢だけが唯一の減点だが、前年王者として例外的に残す判断が妥当。
- カンチェンジュンガ・ウォーターリヒト・ロングランなどは 「脚質×距離×人気」すべてが逆風で、明確な消しデータに合致。
2025年のデータロジック総括としては、◎ジャンタルマンタル○ガイアフォース▲レーベンスティール△アスコリピチェーノ・ラヴァンダ・エルトンバローズ
差し馬場がより外寄りに進行した場合には、 オフトレイル・ドックランズの外差し爆裂パターンにも注意が必要です。
【2025年最新】”今使うべき”競馬予想をご紹介!
本記事をご覧の方は「マイルCSの予想を当てたい!」と思っていることでしょう。
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【過去傾向から導く】マイルCS2025「消しデータ」一覧
ここでは、過去10年のマイルチャンピオンシップ(京都・阪神開催含む)の傾向から、 統計的に明確な減点ポイント=消しデータを大公開!
「人気」「前走内容」「血統」「脚質」「馬場傾向」の視点から、 2025年出走馬の該当例も併記しています。
| 消し条件(過去傾向) | データ的意図 | 2025年該当馬 |
|---|---|---|
| 前走8着以下 | 過去10年で【0-0-0-51】。前走で能力を示せなかった馬の巻き返しはほぼゼロ。 | ウォーターリヒト、カンチェンジュンガ、ロングラン、シャンパンカラー、トウシンマカオ、マジックサンズ |
| 関西馬×前走6番人気以下 | 【0-0-0-49】。関西馬は人気を落とす=能力不足のパターンが多く大敗多数。 | カンチェンジュンガ、ワイドラトゥール |
| 前走G1を除く6番人気以下 | 【0-0-0-48】。G2/G3・OPで人気を落としていた馬はG1で通用しない。 | シャンパンカラー、ロングラン、ワイドラトゥール |
| 前走8番人気以下 | 【0-0-0-47】。過小評価ではなく“能力的に頭打ち”のケースが大半。 | カンチェンジュンガ、ロングラン、ワイドラトゥール |
| 父サンデー系×前走0.6秒以上負け | 【0-0-0-31】。父サンデー系は反応勝負型のため、大敗後は巻き返しにくい。 | マジックサンズ、ロングラン |
| 前走1800m×4角5番手以下×上がり3位以下 | 【0-0-0-13】。中距離の差し遅れタイプはマイルG1ではキレ負けしやすい。 | ラヴァンダ |
| 前走スプリンターズS(G1)を除く6番人気以下 | 【0-0-1-53】。短距離経由で人気薄=能力不足のケースが大半。 | シャンパンカラー、ドックランズ、ロングラン |
| 関東馬×前走海外を除く6着以下 | 【0-0-0-13】。関東馬で前走凡走は反発材料が乏しい。 | シャンパンカラー、チェルヴィニア、トウシンマカオ、ロングラン |
| 前走1秒以上負け | 【0-0-0-29】。大敗からのV字回復は皆無。 | マジックサンズ |
| 距離短縮ではない前走8番人気以下 | 【0-0-0-30】。凡走+非距離短縮は改善要素が少ない。 | カンチェンジュンガ、ワイドラトゥール |
| 距離延長除く 前走4角13番手以下 | 【0-0-0-12】。マイルCSの勝ち馬は全て中団より前で進出。 | ウォーターリヒト、シャンパンカラー |
| 前走富士Sで5人気以下 | 【0-0-0-26】。富士Sは実力差が出やすく人気=実力。 | ウォーターリヒト |
【まとめ】
- 「前走凡走(8着以下/人気薄)」に該当する馬は大半が馬券外。
- 「父サンデー系×大敗」「非距離短縮×凡走」も大きなマイナス。
- SNSで出回る消しデータのうち根拠が確認できたものを採用。
総じて2025年は、前走内容が悪い馬はほぼ巻き返せないレース構造になっています。
過去10年の傾向を振り返ると、マイルCSは「前走内容の悪さ」をほぼ許さないレースであることが分かります。
特に、前走8着以下・6番人気以下・大敗(0.6秒負け以上)といった項目に該当する馬は、 ほぼ例外なく馬券外に沈んでいます。
また、今年の京都は外差し傾向が強く、「前走ズブい競馬 → 今回内枠 → 脚質不一致」のパターンはさらに危険度が跳ね上がります。
消しデータに複数該当する馬は、たとえ人気薄で妙味があったとしても、 統計的には買いにくい側に明確に分類されます。
一方で、これらの減点をすべて回避している馬は限られており、 今年も「前走重賞好走組 × 差し脚質 × 4〜5歳」が中心軸になるレース構造です。
【次章】データ消去法で「残る馬」を抽出します!
ここまで見てきた通り、マイルCSは明確な傾向を持つレース。
そのため、過去10年の傾向・馬場特性・前走ローテを統合し、 段階的に馬をふるい落としていく「データ消去法」が非常に有効です。
次章では以下の5ステップを用い、 2025年の出走馬18頭を「数字だけで」ふるいにかけ、最終的に残る馬を導き出します。
- Step1:前走内容(着順・人気・着差)から明確な消しを処理
- Step2:前走レース別の相性(富士S・毎日王冠・スワンSなど)で絞り込み
- Step3:枠順・脚質の傾向から統計的に不利な馬を除外
- Step4:血統別の好走ゾーン・NGゾーンで最終調整
- Step5:残った馬の「データ一致度」をスコア化
最終的に残るのは「今年のマイルCSで最も好走確率が高い馬」。
データが示す結論の馬を次章で明確にしていきます!
過去データから導いた「消去法」ステップを大公開!
それでは、過去10年のデータをもとにした「マイルチャンピオンシップ2025のデータ消去法」を行っていきます。
人気・年齢・前走クラス・脚質・前走距離・血統、そして各馬の追い切り評価を順に絞り込み、最後に”データ的に残る馬”を導き出します。
Step1:年齢データによる絞り込み
まずは「年齢別成績」から。
マイルチャンピオンシップでは、3〜6歳が中心で、7歳以上は【0-0-0-15】と連対ゼロというデータになっています。
特に複勝率0%という数字は重く、基本的には「7歳以上=消し」のスタンスで問題ありません。
- プラス評価:3〜4歳(勝率・連対率ともに高水準)
- 中立:5〜6歳(好走例はあるが少数派)
- マイナス:7歳以上(過去10年で馬券内ゼロ)
今年の出走馬で7歳以上に該当するのは、ソウルラッシュ(牡7)・ロングラン(セ7)の2頭。
- ロングラン:実績・人気ともに不足で、データ的にもバッサリ消しで問題なし。
- ソウルラッシュ:「前年覇者」という強烈な例外要素があるため、年齢だけで切るのは危険。ここでは減点対象にとどめて残すことにします。
【Step1終了時に残る馬】
ジャンタルマンタル/アスコリピチェーノ/ソウルラッシュ/ガイアフォース/レーベンスティール/エルトンバローズ/ラヴァンダ/チェルヴィニア/オフトレイル/ウインマーベル/トウシンマカオ/マジックサンズ/ワイドラトゥール/ウォーターリヒト/カンチェンジュンガ/シャンパンカラー/ドックランズ
Step2:前走クラス・レース別成績による絞り込み
次に注目するのは「前走クラス別成績」と「ステップレース別成績」です。
過去10年の集計では、
- G1組:【4-2-3-21】で複勝率30.0%
- G2組:【5-4-7-72】で複勝率18.2%
- G3組:複勝率11.6%
- OP・3勝クラス・海外・地方:好走例ほぼなし
さらにステップレース別では、
- 富士S組:【4-3-1-46】最多勝ち馬を輩出する王道ステップ
- 毎日王冠組:【2-3-2-17】複勝率29.2%と高水準
- スプリンターズS組:【2-0-1-5】距離延長でも意外と好走
- スワンS組:【0-1-2-27】勝ち切れない裏ローテ
ここから、以下のような「消し条件」を設定します。
- 消し条件①:前走がG3以下・OP・3勝クラスかつ着順・内容とも平凡な馬
- 消し条件②:スワンS組の中で、マイル実績や追い切りで強調材料のないタイプ
- プラス評価:富士S・毎日王冠・天皇賞秋・安田記念といった王道路線
【このステップで強く残したい馬】
- 富士S組:ジャンタルマンタル/ソウルラッシュ/ガイアフォース/アスコリピチェーノ/ウォーターリヒト/マジックサンズ/シャンパンカラー
- 毎日王冠組:レーベンスティール/エルトンバローズ/チェルヴィニア/ロングラン(ロングランはStep1で消し)
- スプリンターズS組:ウインマーベル/トウシンマカオ/カンチェンジュンガ
- アイルランドT組:ラヴァンダ(G2勝ちで内容優秀)
- 海外G1組:ドックランズ(QEⅡS4着。適性は未知だが格は足りる)
【Step2終了時で残る馬】
ジャンタルマンタル/アスコリピチェーノ/ソウルラッシュ/ガイアフォース/レーベンスティール/エルトンバローズ/ラヴァンダ/チェルヴィニア/ウインマーベル/トウシンマカオ/カンチェンジュンガ/マジックサンズ/ウォーターリヒト/シャンパンカラー/ドックランズ/オフトレイル/ワイドラトゥール
Step3:脚質データによる絞り込み
続いて「脚質別傾向」です。
過去10年の脚質別成績は、
- 差し:【6-9-3-61】勝率7.6%/連対率19.0%/複勝率22.8%(最も勝ち馬を輩出)
- 先行:【0-1-5-27】複勝率18.2%(善戦タイプ)
- 逃げ:【1-0-0-9】一発はあるが頻度は低い
- 追込:【3-0-2-45】勝ち星はあるが再現性は低い
京都外回り1600mの傾向と今年の外差し気味の馬場を考えると、
- プラス:差し/先差し
- 減点:逃げ一辺倒/極端な追い込み専用
今年の出走馬の中で、「追い込み専」の色が濃い馬は以下の通り。
- ウォーターリヒト(追い込み)
- カンチェンジュンガ(追い込み)
- ロングラン(追い込み/既に年齢で消し)
- ワイドラトゥール(差し・追い込み)
これらの馬は、展開が極端にハマったときの穴の穴として押さえ程度にとどめ、データ消去法のコアからは外すイメージになります。
【Step3終了時に「差し寄り」で強調したい馬】
ジャンタルマンタル/アスコリピチェーノ/ソウルラッシュ/ガイアフォース/レーベンスティール/エルトンバローズ/ラヴァンダ/チェルヴィニア/オフトレイル/トウシンマカオ/ウインマーベル/マジックサンズ/シャンパンカラー/ドックランズ
Step4:人気ゾーン(オッズ)による絞り込み
次は「人気別成績」です。
過去10年の人気別データでは、
- 1〜6番人気…いずれも複勝率20〜50%で上位人気の信頼度は高め
- 7〜9番人気…複勝率16.6%と相手候補ゾーン
- 10番人気以下:【0-0-1-81】で複勝率わずか1.2%
この数字から、「2桁人気の大穴は年に1回出るかどうか」というレベルであることが分かります。
- 消しの基本方針:10番人気以下(2桁オッズの下位人気)は原則として消し
- 例外:追い切りS評価や海外G1好走など、明確な裏付けがある馬だけは穴枠として残す
予想オッズ(11/20時点)から見ると、
- ジャンタルマンタル/ソウルラッシュ/アスコリピチェーノ/ガイアフォース/レーベンスティール/チェルヴィニア/ラヴァンダ/エルトンバローズ/マジックサンズ/オフトレイル/ウインマーベル/トウシンマカオ:1〜9番人気のデータ内ゾーン
- ワイドラトゥール/ロングラン/ウォーターリヒト/カンチェンジュンガ/シャンパンカラー/ドックランズ:10番人気以下のデータ外ゾーン
この中で、
- ロングラン:年齢+人気ともに明確な消し
- ワイドラトゥール/ウォーターリヒト/カンチェンジュンガ/シャンパンカラー:追い切り・実績ともに強く買いたい材料に乏しく消し寄り
- ドックランズ:日本適性は未知数だが、海外G1実績+追い切りS評価という裏付けがあるため、「大穴枠」として一頭だけ残しておきます。
【Step4終了時の”人気ゾーンをクリアした馬”】
ジャンタルマンタル/アスコリピチェーノ/ソウルラッシュ/ガイアフォース/レーベンスティール/エルトンバローズ/ラヴァンダ/チェルヴィニア/オフトレイル/ウインマーベル/トウシンマカオ/マジックサンズ/ドックランズ
Step5:血統・馬場適性・追い切り総合フィルター
最後は「血統」と「馬場適性」、そして私独自の「追い切り評価」を組み合わせた最終フィルターです。
京都芝1600mは、瞬発力だけでなく長く脚を使えるマイル〜中距離血統が強い舞台。
サンデー系を中心に、ディープ系・キンカメ系・マイラー血統の相性が良好です。
- 血統+追い切りで強く買いたいグループ
・ジャンタルマンタル(先行差し × マイル血統 × 追い切りSS)
・ガイアフォース(富士S1着 × 追い切りSS × 外差し向きの持続型)
・レーベンスティール(毎日王冠1着 × ディープ系 × 追い切りS)
・アスコリピチェーノ(ダイワメジャー産駒 × 追い切りSS)
・ラヴァンダ(サトノダイヤモンド産駒 × アイルランドT勝ち × 追い切りS)
・エルトンバローズ(昨年2着実績 × 追い切りS) - 減点しつつ“相手候補”に残すグループ
・ソウルラッシュ(前年覇者だが7歳で年齢減点)
・チェルヴィニア(復調途上のA評価、京都替わりで一変の余地)
・オフトレイル(1400m色が濃いが、調教内容はA評価で外差し馬場なら一発あり)
・トウシンマカオ(距離延長リスクを抱える短距離型だが、動きはA評価) - 穴枠として少しだけ残すグループ
・ドックランズ(欧州G1実績+追い切りS評価。日本の高速決着がカギ)
データ消去法まとめ(最終的に”残る馬”)
| 馬名 | 年齢 | 脚質 | 前走 | 血統 | 追い切り | データ一致度 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジャンタルマンタル | 4歳 | 先行〜差し | 富士S2着(G2) | パレスマリス産駒(マイル適性) | SS | 人気◎/年齢◎/前走G2◎/脚質◎/血統◎/追い切り◎ | ★データ完全一致(理想型) |
| ガイアフォース | 6歳 | 先行〜差し | 富士S1着(G2) | キタサンブラック産駒(持続型) | SS | 前走内容◎/脚質◎/ステップ◎/年齢△ | ★本線候補(充実度で年齢減点を補う) |
| レーベンスティール | 5歳 | 先行〜差し | 毎日王冠1着(G2) | リアルスティール産駒(ディープ系) | S | 前走G2◎/脚質◎/血統◎/追い切り◎ | ★本線候補(安定型) |
| アスコリピチェーノ | 4歳 | 差し | ジャック・ル・マロワ6着(仏G1) | ダイワメジャー産駒(日本マイル血統の王道) | SS | 年齢◎/血統◎/脚質◎/追い切り◎ | ★本線候補(能力最上位クラス) |
| ラヴァンダ | 4歳 | 先行〜差し | アイルランドT1着(G2) | サトノダイヤモンド産駒 | S | 年齢◎/前走G2◎/脚質◎/追い切り◎ | ★中穴本線(妙味込みで狙いたい一頭) |
| エルトンバローズ | 5歳 | 先行〜差し | 毎日王冠5着(G2) | ディープブリランテ産駒 | S | 昨年2着実績◎/G2組◎/追い切り◎ | ★中穴上位(相手本線候補) |
| ソウルラッシュ | 7歳 | 差し | 富士S3着(G2) | ルーラーシップ産駒 | S | 前年覇者◎/年齢×/ステップ◎/追い切り◎ | ▲年齢だけが唯一の減点となる実力馬 |
| チェルヴィニア | 4歳 | 差し | 毎日王冠7着(G2) | ハービンジャー産駒(欧州型) | A | 年齢◎/血統◎/脚質◎ | △相手候補(復調度合い次第で浮上) |
| オフトレイル | 4歳 | 差し〜追い込み | スワンS1着(G2) | リアルスティール産駒 | A | 年齢◎/前走内容◎/距離延長△ | △外差し決着なら一発注意 |
| トウシンマカオ | 6歳 | 差し | スプリンターズS10着(G1) | ビッグアーサー産駒(短距離型) | A | 距離延長×/血統△ | △ヒモ穴まで |
| ドックランズ | 5歳 | 差し | QEⅡS4着(英G1) | 欧州型スタミナ血統 | S | 海外G1実績◎/追い切り◎/日本適性? | ☆大穴候補(未知の魅力) |
【データ消去法の結論】
- ジャンタルマンタル:全ファクターが高水準で揃った「理想型」。データの裏付けからも本命候補筆頭。
- ガイアフォース/レーベンスティール/アスコリピチェーノ:王道ステップ+追い切り評価も高く、本線級のデータ馬。
- ラヴァンダ/エルトンバローズ:データ適合度が高い中穴ゾーンで、オッズ妙味も含めて積極的に拾いたい存在。
- ソウルラッシュ:年齢的な減点は大きいが、「前年覇者」という例外要素を考えると軽視は禁物。
- チェルヴィニア/オフトレイル/トウシンマカオ/ドックランズは、血統・脚質・ローテのいずれかに不安を抱えつつも、相手候補〜大穴枠としてマークしたいグループ。
過去10年の傾向を総合すると、「4歳〜5歳 × G2組 × 差し脚質」がもっとも信頼できるパターン。
データの裏付けからも、ジャンタルマンタルを中心に、ガイアフォース・レーベンスティール・アスコリピチェーノ・ラヴァンダあたりを本線に据える構成が妥当と言えるでしょう。
マイルCSの攻略記事を公開中!
最後まで御覧いただきありがとうございます。
本サイトでは、マイルCS2025の「追い切り評価&全頭診断」「サイン馬券」「芸能人予想」などの情報も掲載中!
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