有馬記念2025の展開予想を公開！過去10年の傾向を踏まえて徹底予想！

2025年12月28日(日)。

年一番のビッグレースである有馬記念が開催されます。

今年は、レガレイラ、ダノンデサイル、ミュージアムマイル、メイショウタバルなど名だたる馬が出場。

彼らの走りに期待している方も多いはず。

しかし、本当にこれらの名馬が好走するのか？

有馬記念は何が起こるか分からない。闇雲に予想をするのは危険です！

そこで、本記事では過去10年間の各種傾向データを大公開！

さらに、それらの傾向を元にして2025年有馬記念の展開予想をした結果をまとめました。

なお、本記事は良馬場時の展開予想となりますので、重馬場・不良馬場となった場合は以下の記事を御覧ください。

有馬記念開催の中山芝2,500mの展開予想

まずは、有馬記念の開催される中山競馬場芝2,500mの特徴を見ていきます。

以下の画像のように5つの区間に併せて特徴をまとめました。

中山芝2,500mは「①で位置取り→②で隊列固定→③の下りで加速→④で仕掛け→⑤の坂＋短い直線で根比べ」という流れになりやすいコースです。

非常に起伏も激しく小回りも多いため、たとえ他の重賞で好走をしていたとしても、同じように走ると思わない方が良いでしょう。

＞＞中山競馬場のさらに詳しい解説はこちら

有馬記念の過去10年間の傾向データ【2025年最新】

ここからは過去10年の有馬記念のデータから分かる傾向をあぶり出していきます。

今回紹介する過去データは以下の通り。

※気になるデータをタップ！

• レース結果
• 人気別成績
• 枠順別成績
• 年齢別成績
• 前走クラス別成績
• 前走距離別成績
• 脚質別成績
• 血統別成績

それでは、各データの傾向を見ていきましょう！

レース結果

有馬記念は「年によって波乱もありますが、結局は強い馬が強い」レースです。

過去10年を見ても、勝ち馬はその年の主役級(G1で実績がある／評価が高い馬)が多く、実力馬が普通に走れば勝つパターンが基本になります。

人気別成績：『1〜5番人気が強いが、中穴も毎年飛んでくる』

過去10年は上位人気の信頼度が高く、特に1〜3人気が馬券の中心です。

10人気以下は3着圏にほぼ入らず、穴狙いでもそのような期待度が低すぎるところへ広げるより、中穴(4〜9人気)の条件一致を拾うほうが効率的でしょう。

枠順別成績：『極端な内より外が優勢』

中枠(特に4〜5枠)が安定しやすく、外枠(7〜8枠)は勝ち切りが弱めになりがちです。

中山2500mはコーナーでロスが出やすく、外は位置取りの難しさが響きます。

内も残り目はありますが包まれるリスクがあるので、注意が必要でしょう。

年齢別成績：『4歳が最も強く、7歳以上は壊滅』

3歳が勝ち数で優勢、4歳も安定して好走しやすい傾向です。

5歳は相手としては十分ありますが、6歳以上は一気に好走が減りやすく切るのが基本。

つまり、有馬記念は成長力や回復力、斤量差の小ささより勢いと若さが活きやすいレースです。

前走クラス別成績：『G2・G1組が王道、G3以下は激弱』

前走G1組が中心で、基本は格がモノを言いやすい傾向です。

G2組は上積みがあるタイプや、前走が叩き台だった馬が好走しやすい一方、G3・OP以下からの一変は起こりにくいので注意。

前走距離別成績：『2000〜2400m組が中心に結果を残す』

有馬(2500m)は特殊距離なので、2000〜2400mからの延長組と、3000m前後からの短縮組の両方が走ります。

重要なのは「距離が合うか」より、レースがどう流れるか。

スローなら延長組、消耗戦なら短縮組が強くなりやすいです。

しかし、傾向だけを押さえるならば2,400mが最も優勢です。

脚質別傾向：『先行・差しが圧倒的に優勢』

中心は先行〜差しで、追込は届きにくい傾向にあります。

中山2500mは直線が短く、後ろから一気に差し切るには展開の助けが必要。

逃げは展開次第で残ることもありますが、基本は前で運べて最後まで脚が残るタイプが狙い目です。

血統傾向：『総合的に強い血統馬が強い』

ディープ系・キンカメ系・ドゥラメンテ・ハーツなど、総合力の高い主流血統が安定しやすい傾向にあることが分かりました。

有馬は「瞬発力だけ」でも「スタミナだけ」でも足りず、コーナーで動けて最後まで伸びる持続力が重要。

血統は最後の比較材料として重要なので、必ず確認しておきましょう。

2025年有馬記念の展開予想を過去傾向を元に実践！

ここまでご紹介をしてきた過去の傾向をも踏まえ、2025年度の有馬記念の展開予想を行っていきます！

まずは12月28日時点での出走馬の情報を御覧ください。

それでは、上記出走馬を元に展開予想を行っていきましょう。

展開予想の順番は以下順序で行います。

1. 逃げ馬を決める
2. 先行が多いか少ないかでペースを決める
3. 有利な脚質を決める
4. 好位を取れる馬を決める
5. 穴は「差しが届く条件」が揃う時だけ追加する

これから一つずつ解説をしていきますが、手っ取り早く結果だけ見たい方は以下より御覧ください。

＞＞展開予想のまとめを今すぐ見る

有馬記念展開予想ステップ①逃げ馬を決める

展開を決める主役は、だいたい逃げる馬です。

なぜなら、先頭の馬が作るペースで、後ろの馬の動き方が決まるから。

そんな中、注目したいのが「メイショウタバル」。

今年の想定だと、逃げの主導権はメイショウタバルが握る形が最も自然だと言えるでしょう。

有馬記念展開予想ステップ②先行が多いか少ないかでペースを決める

ペース(展開)は、逃げ馬1頭で決まるというより、逃げ馬の後ろに付けたい馬の数(先行馬の数)で決まります。

そこで、先行馬が多いと何が起こるか、少ないと何が起こるかを確認しておきましょう。

先行馬が多い場合の展開

• ①位置取り争いが起きる
• ②1〜2コーナーまでに無駄に走るため、スタミナが減りやすい
• ③3〜4コーナーで前が苦しくなりやすい

先行馬が少ない場合の展開

• ①途中で誰も動かない
• ②早仕掛け合戦になりやすい
• ③後ろは動くのが遅れるほど届かず逃げ馬が逃げやすい

今年の並びだと、先行〜番手に入りたい馬(例：シンエンペラー／サンライズアース／マイネルエンペラー)はいますが、「絶対に逃げたい！」というタイプが何頭もいる感じではありません。

そのため、現時点では、メイショウタバルが逃げる可能性が高く、スローな展開でミドル本線になると考えられます。

有馬記念展開予想ステップ③有利な脚質を決める

脚質というのはペースでほぼ決まります。

スロー(ゆっくり)なら：先行〜好位が有利

• スロー＝前が楽なので、前の馬が残りやすい
• 有利：逃げ／先行／好位差し
• 不利：追込(直線が短く届きにくい)

先行馬が少ない場合の展開

• ハイ(速い)=前がバテるので、後ろの馬が届くチャンスが増える
• 有利：差し
• 不利：逃げ／先行(消耗しやすい)

つまり、②でスロー展開で運ぶ可能性が高いことが分かった本戦は「逃げ／先行／好位差し」が有利な脚質となります。

該当馬

逃げ	メイショウタバル ミステリーウェイ
先行	ダノンデサイル タスティエーラ シンエンペラー アドマイヤテラ エルトンバローズ コスモキュランダ マイネルエンペラー アラタ サンライズジパング エキサイトバイオ
好位差し	ミュージアムマイル レガレイラ シュヴァリエローズ ジャスティンパレス

有馬記念展開予想ステップ④好位を取れる馬を決める

次は好位(3番手〜7・8番手)を取れる馬を見極めましょう。

なぜ好位を取れる馬を決める必要があるのかというと、一番レース展開によって柔軟に走りを変えられるから。

例えば・・・

• スローなら：前のまま押し切れる
• 流れたら：前が苦しくなるが、好位なら差しにも切り替えられる
• ごちゃついても：後ろよりは詰まりにくい
• 仕掛けが早くても：無理なく動ける距離

このように、走りの幅があるわけです。

該当馬

馬名	好位に入りやすい理由	想定される展開
タスティエーラ	・前に行こうと思えば行ける(位置取りの自由度が高い) ・折り合いがつきやすく、好位でも無駄に力まない ・好位から“ジワッと伸びる”形を作りやすい	・好位で我慢→3〜4角で動ける＝有馬の勝ち筋に合う ・直線だけに頼らずコーナーで位置を上げやすい
ダノンデサイル	・スタート後にスッと前へ付けられる(行き脚がある) ・先行しても脚が残りやすい(好位維持がしやすい) ・逃げ一辺倒ではなく、無理せず好位に収まれる	・2〜6番手の“勝ちやすい席”に入りやすい ・位置を取りに行ってもロスが出にくいタイプ
レガレイラ	・逃げ先行ではないが、前目の中団(＝好位)で運ぶ選択肢がある ・折り合いがカギの距離でも我慢が利きやすい ・コーナーで進路を作って動ける(機動力が出やすい)	・“後ろすぎて届かない”を回避しやすい ・立ち回り重視の中山で位置を確保しやすい
エルトンバローズ	・巡航(一定のスピードで走る力)があり前半で置かれにくい ・逃げなくても前で競馬したいタイプになりやすい ・コーナーで加速して好位を維持しやすい	・前の集団の後ろ＝好位に自然と収まりやすい ・コーナー4回で“動ける位置”を取りやすい
コスモキュランダ	・出脚と機動力があり、好位で運ぶ作戦を取りやすい ・有馬は待ちすぎると届かないため、前目に置きやすい ・ロングスパート戦で早めに動ける形を作りやすい	・好位から早めに動く＝中山2500mで強い形 ・スロー〜ミドル想定で安定しやすい
シンエンペラー	・先行〜好位で運べる器用さがあり、位置取りがブレにくい ・折り合いがつくと好位で脚を温存しやすい ・早めに動いて粘る形を作りやすい	・3〜4角で置かれにくい位置を取りやすい ・ロンスパ戦になりやすい有馬と相性が良い

※枠次第で評価は上下しますので、注意しましょう。

有馬展開予想ステップ⑤差しが届く条件があれば追加する

最後に、ここまでの想定していた展開が変化してしまう場合も考慮しておきましょう。

つまり、差し馬が追い込んでくる展開です。

このような展開となるのは、主に前が止まったとき。

前が止まるのは以下のような理由があります。

• ペースが上がった(競り合い／早めに動く馬が多い)
• 馬場が重い・荒れている(前が消耗しやすい)
• 前の質が低い(スタミナ不足の先行が多い)

今年の追込寄り想定(例：ジャスティンパレス／ライラック)を買うなら、以下のように逃げ・先行馬が消耗してしまう条件に当てはまっている場合にしましょう。

• 逃げ・先行が多い(競りそう)
• 外枠に先行が多い(出していく必要がある)
• 差しが決まる馬場(外差し傾向)

2025有馬記念の展開予想【結論】

最後にこれまでの展開予想を踏まえて、レース開始からレース終了まで、どのようなレース展開となるのかを実際のレース場図を用いて解説をしていきます。

 

2025年有馬記念攻略に見ておきたい記事一覧

有馬記念は毎年大波乱が起きる重賞レース。

前もってレース展開を予想しておくことは大切ですが、それ以上にどれほど情報収集をできるかが勝負となります。

そこで、こちらでは併せてお読みいただくと勝率アップ間違いなしの記事をまとめました。

是非ご覧いただき、有馬記念攻略に役立ててください。

【2025最新】有馬記念展開予想と過去10年の傾向まとめ

ここまで有馬記念の展開予想を行ってきましたが、いかがだったでしょうか？

本記事でご紹介した展開予想はあくまで現時点での予想。

そのため、100%その通り馬券を購入することはおすすめしません。

しかし、このような展開を頭で思い描いておくことはレースを攻略するための重要な要素であることは事実です。

是非、展開予想を行うステップも参考にしていただき、ご自身でも有馬記念の展開予想を行ってみてください。

有馬記念2025の予想を無料で見たい方はこちら

ここまで全頭診断の解説をしてきたわけですが、本記事のような診断に併せて「予想そのもの」を見たい方も中にはいるでしょう。

そこで最後に、有馬記念の予想を無料で公開するサイトを2つご紹介します。

どちらもLINE登録だけで予想を見れるので、どちらかは必見、可能であれば2サイト両方押さえておくのがおすすめです！

縁(en)

競馬タイム