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【エリザベス女王杯2025】データ消去法で残るのは3頭!過去10年の傾向が導く“女王の条件”

エリザベス女王杯の過去傾向と消しデータ

2025年11月16日(日)、京都競馬場で行われる第50回エリザベス女王杯(芝2200m・外回り)。

今年はレガレイラを筆頭に、3歳のエリカエクスプレスやパラティレーヌ、歴戦の古馬勢ライラック・フェアエールングら多彩な顔ぶれが揃いました。

レースは京都芝2200m外回りで行われ、内回りよりもタフで、持続力と瞬発力の両立が問われる舞台。

今週は連日の晴天が続いていますが、開催も進み内ラチ沿いは荒れ気味。見た目は良馬場でも「実質は外差し有利」のコンディションです。

この記事では「過去10年のデータ傾向」「血統・枠順・脚質の分析」「消去法で残る馬」を多角的に解説。

印や買い目はエリザベス女王杯2025のAI予想で公開しているので、純粋に“データと統計で女王像を描く”ための記事としてご覧ください!

この記事の監修者
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競馬予想サイト解体新書 責任者
河田 孝太郎

1965年8月8日生まれ。日本中央競馬学校中退。

元ジョッキーの父親に憧れJRA所属の騎手を目指すが一身上の都合により断念。某有名競馬場で厩務員として働いていた際にフリーライターとして訪れた福岡と意気投合し、競馬予想サイト解体新書設立に参画。

これまでの100以上の競馬予想媒体を利用して、一番稼げたのが競馬予想サイト。その背景からこれまで270以上のサイトを活用し、全て忖度なしに独自のレビューを実施している。

”優良サイト”と判断したサイトは今でも利益が残せており、根強いファンから厚い信頼が寄せられている。

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京都競馬場・芝2,200mの傾向

エリザベス女王杯の傾向「京都芝2200m」

出典:JRA

京都芝2200m外回りは、スタンド前発走。

最初のコーナーまで約400mあり、先行争いは比較的落ち着きやすいコースです。

向正面では緩やかな上り、3コーナーの頂点を越えてからは下り坂となり、3〜4コーナー中間から一気にペースが上がる“ロングスパート戦が主流。

直線は約404mと東京や新潟より短めですが、下り坂からの勢いでスピードに乗れるため、単純な瞬発力だけでなく“長く脚を使う持続性能”が重要です。

3つのキーワード

坂を上り→下り→平坦」構造
→ 上り坂で脚を温存し、下りで加速できる馬が強い。瞬発型よりもリズム良く加速できるタイプが合う。

外回り×内荒れ=外差し有利」
→ 今開催の京都芝はBコース→Cコース替わり直前。内の芝が傷んでおり、中〜外の差し脚が届く傾向。

③「2200m=中距離と長距離の中間」
→ 距離短縮組(前走2400m)よりも、距離延長組(前走1800〜2000m)の好走率が高い。ペース対応力が問われる。

ペース傾向(過去10年)

  • 平均ラップ:前半1000m=61秒台、後半1000m=59秒前後
  • テンはゆったり、残り800mからのロングスパート合戦
  • 上がり3F最速馬の勝率:過去10年中7勝
  • 逃げ馬の勝率:過去10年で1勝のみ(2021年テルツェット/阪神)

結論

「差し・中団待機・上がり2〜4位」が最も安定した成績。

「瞬発力+持続力のバランス型」が理想。

「逃げ・イン立ち回り」はやや不利。

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【過去10年データ傾向】
人気・枠順・年齢・前走クラス・脚質・血統の全体像

ここからは過去10年のデータから分かる注目馬をあぶり出していきます。

今回紹介する過去データは以下の通り。

※気になるデータをタップ!

それでは、各データの傾向を見ていきましょう!

過去10年のレース結果

着順:馬名 人気 天候 馬場 前走(着順) 着順 3連単配当
2024年 1着:スタニングローズ
2着:ラヴェル
3着:ホールネス
3番人気
12番人気
2番人気
曇り クイーンステークス(G3)
オクトーバーステークス(L)
新潟牝馬ステークス(L)
6着
6着
1着
2781倍
2023年 1着:ブレイディヴェーグ
2着:ルージュエヴァイユ
3着:ハーパー
1番人気
5番人気
3番人気
曇り 新潟牝馬ステークス(L)
府中牝馬ステークス(G2)
秋華賞(G1)
2着
2着
3着
97.8倍
2022年 1着:ジェラルディーナ
2着:ウインマリリン 
2着:ライラック 
4番人気
5番人気
12番人気
曇り オールカマー(G2)
札幌記念(G2)
秋華賞(G1)
1着
3着
10着
2892.5倍
2062.6倍
2021年 1着:アカイイト 
2着:ステラリア 
3着:クラヴェル 
10番人気
7番人気
9番人気
府中牝馬ステークス(G2)
秋華賞(G1)
新潟記念(G3)
7着
6着
3着
33939.6倍
2020年 1着:ラッキーライラック
2着:サラキア 
3着:ラヴズオンリーユー 
1番人気
5番人気
3番人気
札幌記念(G2)
府中牝馬ステークス(G2)
府中牝馬ステークス(G2)
3着
1着
5着
210.5倍
2019年 1着:ラッキーライラック
2着:クロコスミア 
3着:ラヴズオンリーユー 
3番人気
7番人気
1番人気
府中牝馬ステークス(G2)
府中牝馬ステークス(G2)
オークス(G1)
3着
5着
1着
264.8倍
2018年 1着:リスグラシュー
2着:クロコスミア 
3着:モズカッチャン 
3番人気
9番人気
1番人気
府中牝馬ステークス(G2)
府中牝馬ステークス(G2)
札幌記念(G2)
2着
5着
3着
563.7倍
2017年 1着:モズカッチャン
2着:クロコスミア 
3着:ミッキークイーン 
5番人気
9番人気
3番人気
秋華賞(G1)
府中牝馬ステークス(G2)
宝塚記念(G1)
3着
1着
3着
1275.4倍
2016年 1着:クイーンズリング
2着:シングウィズジョイ 
3着:ミッキークイーン 
3番人気
12番人気
2番人気
府中牝馬ステークス(G2)
府中牝馬ステークス(G2)
ヴィクトリアマイル(G1)
1着
7着
2着
1589.3倍
2015年 1着:マリアライト
2着:ヌーヴォレコルト 
3着:タッチングスピーチ 
6番人気
1番人気
4番人気
稍重 オールカマー(G2)
オールカマー(G2)
秋華賞(G1)
5着
2着
6着
235.9倍

【過去10年の結果から見える傾向】

  • G2・G3組(特に府中牝馬S・オールカマー・札幌記念)組が主力で、Lクラス経由でも好走多数(2024年ホールネス・ラヴェルなど)。
  • 1〜3番人気の信頼度は高いが、穴馬(7番人気以下)の食い込み率も40%前後。特に京都開催は内荒れ年に波乱率上昇。
  • 配当面では「人気馬+中穴+穴」の組み合わせが多く、3連単1,000倍超えが7/10年。
    → よって2025年も、実績上位馬に加えて「ロングスパート型の中穴」が鍵を握る。

人気別成績(過去10年)

過去10年の人気別成績をまとめました。

上位人気が比較的安定している一方で、3番人気・5番人気といった中穴人気からの好走例も多く、波乱含みの傾向も見られます。

人気 成績【1-2-3-着外】 勝率 連対率 複勝率 傾向
1番人気 【2-1-2-5】 20% 30% 50% 安定感はあるが鉄板ではない。
2番人気 【0-0-2-8】 0% 0% 20% 近年は勝ち切れず、やや過信禁物。
3番人気 【4-0-3-3】 40% 40% 70% 最も信頼度が高い人気層。軸に最適。
4番人気 【1-0-1-8】 10% 10% 20% 善戦止まりが多い。
5番人気 【1-3-0-6】 10% 40% 40% 連下での好走多く、穴人気の中心。
6番人気 【1-0-0-9】 10% 10% 20% 展開次第で浮上も一発待ち。
7〜9番人気 【0-4-1-25】 0% 13.3% 16.7% 相手候補。展開頼み。
10番人気以下 【1-3-0-77】 1.2% 4.9% 4.9% 激走は稀。極端な展開でのみ。

【人気別成績から見える傾向】

  • 3番人気の勝率・複勝率が圧倒的で軸に最も適する層
  • 2番人気は信頼度低く、逆に5番人気付近の中穴ゾーンが波乱の震源
  • 極端な人気薄の激走は年1回ペース(2021年アカイイトなど)

枠順別成績(京都開催過去10年)

京都開催時の傾向を含めた過去10年の枠順別成績をまとめました。

エリザベス女王杯は多頭数G1のため、外枠有利・内枠不利の年も見られますが、馬場状態や開催週により変動します。

成績【1-2-3-着外】 勝率 連対率 複勝率 傾向
1枠 【2-0-2-8】 16.7% 16.7% 33.3% 内ラチ沿いの立ち回り巧者が好走。馬場良好時は安定。
2枠 【1-2-1-10】 7.1% 21.4% 28.6% 中距離型で脚を溜めるタイプが好走傾向。
3枠 【1-1-0-12】 7.1% 14.3% 14.3% 逃げ・先行で位置を取れないと厳しい。
4枠 【0-0-2-12】 0% 0% 14.3% 中枠の差し馬が届かず。展開待ちの位置。
5枠 【0-2-1-11】 0% 14.3% 21.4% 展開に左右されるが平均的。
6枠 【3-0-1-10】 21.4% 21.4% 28.6% 最も好走率が高い。外差し有利の年に特に強い。
7枠 【0-0-0-17】 0% 0% 0% 距離ロスが大きく苦戦。逃げ・先行なら一変も。
8枠 【0-2-0-17】 0% 10.5% 10.5% 馬場が荒れた年に外差しで浮上するケースあり。

【枠順別成績から見える傾向】

  • 最も成績が安定しているのは6枠(勝率21.4%・複勝率28.6%)
  • 内の1〜2枠も一定の複勝率を保つが、2025年は内荒れ+差し有利見込みのため割引
  • 7〜8枠は距離ロスが大きく基本不利だが、外差し馬場なら脚質次第で浮上
  • 「中〜外の差し・先差し型」が最もデータ的に信頼できる

年齢別成績

年齢ごとの成績を集計すると、エリザベス女王杯は「世代間バランス型」のG1であることが分かります。

3歳の挑戦馬から古馬の女王格まで幅広くチャンスがある一方、近年は4歳世代の安定感が際立っています。

年齢 成績【1-2-3-着外】 勝率 連対率 複勝率 傾向
3歳 【2-2-3-22】 6.9% 13.8% 24.1% 斤量の恩恵あり。秋華賞組が中心。
4歳 【6-5-5-48】 9.4% 17.2% 25.0% 最も安定した世代。完成期に入った実力馬が多い。
5歳 【2-3-1-57】 3.1% 7.9% 9.5% ピークを過ぎた馬も多く減速傾向。
6歳 【0-1-0-10】 0% 9.0% 9.0% スタミナ型血統で好走例わずか。
7歳以上 【0-0-0-4】 0% 0% 0% 衰え顕著で厳しい。

【年齢別成績から見える傾向】

  • 最も勝ち馬が多いのは4歳(過去10年で6勝)で、勝率・連対率ともにトップ
  • 3歳勢も秋華賞組を中心に安定しており、斤量54kgの恩恵が大きい。
  • 5歳以上は複勝率10%未満と苦戦傾向
  • 2025年出走馬では、4歳のレガレイラ・ステレンボッシュ・ラヴァンダらが「年齢+充実度」でプラス評価

前走クラス別成績

前走の格・ステップレース別に集計したデータです。

前哨戦の質と着順が、女王杯の好走に直結しているかを検証します。

クラス 成績【1-2-3-着外】 勝率 連対率 複勝率 傾向
3勝 【0-0-0-12】 0% 0% 0% 格下組は通用せず。
OP 【0-0-0-14】 0% 0% 0% オープン特別からの好走は皆無。
L 【0-1-1-5】 0% 14.2% 28.6% 条件が噛み合えば善戦可能。
G3 【1-0-1-16】 5.6% 5.6% 11.1% 格上挑戦で掲示板止まりが多い。
G2 【6-6-2-53】 9.0% 17.9% 20.9% 最も好走率が高いステップ。特に府中牝馬S・オールカマー組が中心。
G1 【1-2-3-13】 5.3% 15.7% 31.6% 秋華賞組など、実績馬が堅実。

【前走クラス別成績から見える傾向】

  • G2組(府中牝馬S・オールカマー・札幌記念)が最も好走率高く中心ステップ
  • 秋華賞組(G1組)も毎年安定して上位に食い込む
  • 条件戦・OP組はほぼ全滅
  • レガレイラ(オールカマー1着)、フェアエールング(オールカマー4着)、ココナッツブラウン(札幌記念2着)などがデータ的に有利

脚質別傾向

脚質別の成績を改めて統計化しました。

エリザベス女王杯はペースの緩急が大きく、上がり性能の高い馬が上位を占めます。

脚質 成績【1-2-3-着外】 勝率 連対率 複勝率 傾向
逃げ 【0-2-0-5】 0% 28.5% 28.6% 残り目はあるが、勝ち切るのは難しい。
先行 【2-2-2-17】 8.7% 17.3% 26.1% 馬場が軽い年に好走率上昇。
差し 【5-3-5-41】 9.3% 14.8% 24.1% 最も勝ち馬を輩出する脚質。京都の外回りに最適。
追込 【0-0-0-34】 0% 0% 0% 極端な展開利がないと届かない。

【脚質別成績から見える傾向】

  • 逃げ・追込は壊滅、中団〜差し脚質が最も安定
  • 馬場が乾いた年は「先差し」、荒れた年は「差し・外差し」が有利
  • 上がり上位馬が勝率・複勝率のいずれも高く、瞬発力+持続力を併せ持つタイプが理想

血統傾向(過去10年・京都開催)

エリザベス女王杯は近年、瞬発力型のディープ系だけでなく、ハーツクライ系・エピファネイア系・欧州型血統の台頭が顕著です。

京都外回りでのロングスパート戦を制するには「中長距離の持続性能+瞬発力」の両立が求められます。

父系統 勝利数 2025年出走該当馬 傾向
ディープインパクト系 4勝 該当なし 瞬発力勝負で強いが、やや減少傾向。京都外回りでの切れ味勝負◎
ハーツクライ系 2勝 レガレイラ、アドマイヤマツリ 持続力型の代表系統。中距離~長距離に強く、京都外回りのロングスパート戦に好相性。
エピファネイア系(ロベルト系) 1勝 ステレンボッシュ、フェアエールング、サフィラ 道悪・タフ馬場に強い持続脚タイプ。秋華賞組や先差し型に適性。
キングカメハメハ系 1勝 ラヴァンダ(父サトノダイヤモンド)、ヴェルミセル(父ドゥラメンテ) 中距離型で立ち回り巧者が多い。内回り巧者×外差し馬場で浮上可能。
モーリス系(スクリーンヒーロー系) ココナッツブラウン パワー×持続型。札幌記念好走のように時計がかかる良馬場で強み。
リアルスティール系(ディープ系派生) オーロラエックス 瞬発力と立ち回り両立型。馬場荒れ時の外差し戦に強い。
オルフェーヴル系(ステイゴールド系) ライラック 欧州的スタミナ血統。タフ馬場+消耗戦で真価を発揮。
その他欧州血統 2勝 該当なし スタミナ型。馬場が荒れた年に浮上(マリアライト型)。

【血統傾向まとめ】

  • ディープ系の切れ味は健在だが、近年は減少傾向。今開催は該当馬なし。
  • ハーツクライ系・エピファネイア系が中心勢力。持続力型で京都外回りに最も適性。
  • キングカメハメハ系(サトノダイヤモンド・ドゥラメンテ)は立ち回り+中距離対応で中穴ゾーン。
  • 欧州型・ステイG系は道悪や荒れ馬場で浮上。ライラックは要注意。

【まとめ】過去10年のデータ×2025年出走馬マッチング表

ここまで整理した過去10年のデータ(人気・年齢・枠順・前走クラス・脚質・血統)をもとに、2025年の出走予定馬をタイプ別に照合した「マッチング表」を作成しました。

京都の良馬場+内荒れ想定を踏まえると、「中~外枠の差し・先差し」「G2組」「4歳」が最も理想的な条件となります。

馬名 人気想定 年齢 枠順 脚質 前走 血統 データ傾向一致度 総合評価
レガレイラ 1〜2番人気 4歳 6枠(好枠) 差し オールカマー(G2・1着) 父スワーヴリチャード(ハーツ系) 人気◎/年齢◎/枠◎/脚質◎/G2◎/血統◎ ★データ完全一致(理想型)
ステレンボッシュ 2〜3番人気 4歳 3枠(中枠) 先差し 秋華賞(G1・3着) 父エピファネイア(ロベルト系) 人気◎/年齢◎/脚質◎/G1○/血統○ ★中心候補(安定型)
ココナッツブラウン 5〜7番人気 4歳 8枠(外枠) 差し 札幌記念(G2・2着) 父モーリス(スクリーンヒーロー系) 人気○/年齢◎/脚質◎/G2◎/血統◎(持続型) ★中穴上位(展開次第で逆転候補)
フェアエールング 7〜9番人気 5歳 4枠(中枠) 先行 オールカマー(G2・4着) 父エピファネイア 年齢△/脚質○/G2◎/血統◎ ▲押さえ候補(条件合致)
ヴェルミセル 8〜10番人気 3歳 2枠(内枠) 差し 秋華賞(G1・6着) 父ドゥラメンテ 年齢○/脚質◎/G1○/枠△ △注目(斤量54kg+展開利)
ライラック 10番人気前後 5歳 1枠(最内) 差し 府中牝馬S(G2・5着) 父オルフェーヴル(ステイG) 枠△/年齢△/脚質◎/血統◎(欧州型) △外荒れ年なら浮上余地あり
ラヴァンダ 4〜6番人気 4歳 5枠(中枠) 差し 府中牝馬S(G2・3着) 父サトノダイヤモンド 年齢◎/脚質◎/G2◎/血統◎ ★上位安定(京都向きの中距離型)
オーロラエックス 6〜8番人気 4歳 7枠(外) 差し クイーンS(G3・2着) 父リアルスティール 年齢◎/脚質◎/G3○/血統○ ▲軽視禁物(馬場荒れなら逆転可)
ミッキーファイト 9〜12番人気 5歳 8枠(外) 追込 府中牝馬S(G2・9着) 父ミッキーアイル 年齢△/脚質×/G2○ 消し対象(展開待ち+脚質不利)
アドマイヤマツリ 12〜15番人気 6歳 4枠(中) 先行 オープン特別(L) 父ハーツクライ 年齢×/クラス×/血統○ 消し(格・年齢とも不利)

【総合コメント】

  • 「4歳×G2×差し脚質」=勝ち馬の黄金パターンに最も合致するのはレガレイラ。
  • ステレンボッシュ・ラヴァンダも条件面の整合性が高く、“安定型データ馬”に分類される。
  • ココナッツブラウン・オーロラエックスは「外差し」「中穴」という条件で波乱要素を担う存在
  • ライラック・フェアエールングは過去データ的には不利側だが、馬場悪化・展開乱戦時に再浮上する余地。
  • アドマイヤマツリ・ミッキーファイトは「年齢×クラス×脚質」いずれも消しデータに該当。

よって2025年のデータロジックからは、レガレイラを軸に、ステレンボッシュ・ラヴァンダ・ココナッツブラウンが統計的な本線候補。

さらに外差し馬場が進行した場合は、オーロラエックス・ヴェルミセルの浮上も警戒したい。

【過去傾向から導く】エリザベス女王杯2025「消しデータ」一覧

ここでは、過去10年のデータ分析をもとに「今年のエリザベス女王杯で統計的に割引となる条件」を整理します。

「過去傾向×馬場傾向×脚質傾向」を組み合わせ、いわゆる“消しデータ”として明確に線を引けるポイントを抽出。 各条件には2025年出走馬の該当例も併記しています。

なお、数値上の「0勝」などは開催条件により変動するため、本稿では「過去10年のデータから見た強い減点要素」として扱います。

消し条件(過去傾向) データ的意図 2025年該当馬
6歳以上かつ前走掲示板外(上がり上位もなし) 6歳以上の牝馬は複勝率9%以下。瞬発力・反応面で見劣る傾向。 ライラック(6歳)/カナテープ(6歳)/ランスオブクイーン(6歳)
前走G3以下で二桁着順かつ上がり10位以下 格下クラスで内容が悪い馬は巻き返し率が極めて低い。 サフィラ(前走G2・12着/上がり14位)/セキトバイースト(G3・10着)
内枠(1〜2枠)+差し専タイプ(今開催は内荒れ馬場) 京都開催後半は内ラチ沿いが荒れ、差し馬には進路難リスク。外目が有利。 ヴェルミセル(2枠・差し)/ライラック(1枠・差し)
前走リステッド以下→G1直行 L・OPからの格上挑戦は【0-1-1-19】。ステップ不足で厳しい。 オーロラエックス(L→G1)
逃げ専タイプ×差し有利馬場 過去10年で逃げ切り勝ちは0。ペースが緩くても押し切り難。 エリカエクスプレス(逃げ)
5歳以上×G3以下組 5歳勢の勝率3%台。衰え+格下ローテは好走例なし。 フェアエールング(5歳・G2で例外的好走)※軽減対象

【まとめ】

  • 過去10年の傾向からは「6歳以上」「Lクラス直行」「追い込み」「内差し」などが明確なマイナスデータ。
  • 特に高齢×格下×内枠の三重苦パターンは壊滅的。
  • 逆に「4歳×G2組×差し脚質」は最も安定した勝ちパターン(→次章「消去法」で該当馬を抽出)。

以上を踏まえると、2025年のエリザベス女王杯は「外差し・4歳・重賞実績組」が主軸となるレース構造。

このデータを起点に、次章では消去法ステップで“残る馬”を導き出します。

【参考データ】ネット上で話題の「消しデータ」も検証!

近年SNSなどで共有されている「エリザベス女王杯・消しデータ表」も興味深い内容です。

下の表は過去10年の傾向をベースに作成されたもので、実際のJRA公式データとも多くの項目が一致しています。

データ内容 成績 今年の該当馬
前走秋華賞を除く9着以下 0-0-0-31 サフィラ、ステレンボッシュ、セキトバイースト、ボンドガール
関西馬&前走9着以下 0-0-0-26 ケリフレッドアスク、サフィラ、セキトバイースト
母父サンデー系&前走6番人気以下 0-0-0-21 ケリフレッドアスク、フェアエールング
前走1番人気を除く今回中2週以内 0-0-0-18 オーロラエックス
父ノーザンD系&キャリア14戦以上 0-0-0-17 セキトバイースト、ランスオブクイーン
前走上がり3F12位以下 0-0-0-15 ケリフレッドアスク、サフィラ、ステレンボッシュ、セキトバイースト
母父ノーザンD系&前走1番人気を除く上がり3F5位以下 0-0-0-16 エリカエクスプレス、サフィラ、セキトバイースト
前走1秒差以上で敗退 0-0-0-24 ケリフレッドアスク、サフィラ、ステレンボッシュ

この表からもわかる通り、過去10年で「前走凡走(9着以下)」「瞬発力不足」「消耗ローテ」といった項目に該当する馬は軒並み馬券圏外に沈んでいます。

2025年の出走馬では、ケリフレッドアスク・サフィラ・セキトバイーストあたりが複数条件に該当し、統計的に見ても減点大と判断できます。

一方で、これらの条件をすべて回避しているのがレガレイラ・ステレンボッシュ・ラヴァンダの3頭。

この後の「データ消去法」パートでも、これらの馬が上位に残ることになります。

過去データから導いた「消去法」ステップを大公開!

ここからは、過去10年のデータをもとにした「エリザベス女王杯2025・データ消去法」を行っていきます。

人気・年齢・脚質・枠順・前走クラス・血統といった主要ファクターを順に絞り込み、最後に“データ的に残る馬”を導き出します。

Step1:年齢データによる絞り込み

まずは「年齢別成績」から。エリザベス女王杯では、6歳以上の馬は過去10年で【0-1-0-14】と苦戦傾向。複勝率も1割未満と低く、衰えが見え始める年齢層です。

今年の出走馬で6歳以上に該当するのは、アドマイヤマツリ・ライラック・カナテープ・ランスオブクイーンの4頭。

ここは思い切って消しとします。

【残る馬】 レガレイラ/ステレンボッシュ/ココナッツブラウン/フェアエールング/ヴェルミセル/ラヴァンダ/オーロラエックス/リンクスティップ/サフィラ/シンリョクカ/ケリフレッドアスク

Step2:前走クラス・着順データによる絞り込み

次に注目するのは「前走クラス別成績」。過去10年のデータでは、G2組が【6-6-2-53】と最も好走率が高く、G1組も安定。

逆に、LクラスやOP特別からの挑戦はほぼ壊滅状態です。

  • 消し条件①:前走がOP・Lクラス(複勝率20%以下)→ボンドガール/アドマイヤマツリ/オーロラエックス
  • 消し条件②:G3以下で掲示板外→セキトバイースト/サフィラ/ケリフレッドアスク

【残る馬】 レガレイラ/ステレンボッシュ/ココナッツブラウン/フェアエールング/ラヴァンダ/ヴェルミセル/シンリョクカ

Step3:脚質データによる絞り込み

続いては「脚質別傾向」です。過去10年で最も勝率が高いのは差し馬(勝率9.3%・複勝率24.1%)。逆に、逃げ・追い込みは壊滅的な数字となっています。

  • 消し条件①:追込脚質(複勝率0%)→シンリョクカ
  • 消し条件②:逃げ一辺倒(勝率0%・複勝率28%未満)→エリカエクスプレス

【残る馬】レガレイラ/ステレンボッシュ/ココナッツブラウン/フェアエールング/ラヴァンダ/ヴェルミセル

Step4:枠順データによる絞り込み

枠順別成績を振り返ると、最も好走率が高いのは6枠(勝率21.4%・複勝率28.6%)。対して、7・8枠は【0-2-0-34】と壊滅

2025年は内荒れが進行しているため、極端な内枠も割引です。

  • 消し条件:7〜8枠(複勝率10%以下)→ココナッツブラウン(8枠)

【残る馬】 レガレイラ(6枠)/ステレンボッシュ(3枠)/ラヴァンダ(5枠)/フェアエールング(4枠)/ヴェルミセル(2枠・減点)

Step5:血統・馬場適性フィルター

最後に「血統」と「馬場傾向」です。

京都の良馬場+外差し想定なら、続力と底力を併せ持つ中距離血統(ハーツクライ・エピファネイア・サトノダイヤモンド系)が最も理想的。

一方、欧州的スタミナ型(オルフェーヴル系)は稍重〜重でこそ真価を発揮するため、今年はやや割引です。

  • プラス評価:レガレイラ(ハーツ系)/ステレンボッシュ・フェアエールング(エピファ系)/ラヴァンダ(サトノダイヤモンド系)
  • マイナス評価:ヴェルミセル(ドゥラメンテ=瞬発寄り)

データ消去法まとめ(最終残る馬)

馬名 年齢 枠順 脚質 前走 血統 データ一致度 総合評価
レガレイラ 4歳 6枠 差し オールカマー1着(G2) スワーヴリチャード(ハーツ系) 人気◎/年齢◎/枠◎/脚質◎/G2◎/血統◎ ★データ完全一致(理想型)
ステレンボッシュ 4歳 3枠 先差し 秋華賞3着(G1) エピファネイア(ロベルト系) 人気◎/年齢◎/脚質◎/G1○/血統○ ★中心候補(安定型)
ラヴァンダ 4歳 5枠 差し 府中牝馬S3着(G2) サトノダイヤモンド(キングカメハメハ系) 年齢◎/脚質◎/G2◎/血統◎ ★上位安定(京都向きの中距離型)
フェアエールング 5歳 4枠 先行 オールカマー4着(G2) エピファネイア(ロベルト系) 年齢△/脚質○/G2◎/血統◎ ▲押さえ候補(条件合致)
ヴェルミセル 3歳 2枠 差し 秋華賞6着(G1) ドゥラメンテ(キングカメハメハ系) 年齢○/脚質◎/G1○/枠△ △注目(斤量54kg+展開利)

【消去法の結論】

  • レガレイラ全データ項目で満点。2025年の理想的データ構成。
  • ステレンボッシュラヴァンダ:安定感・適性ともに高く、信頼度Aクラス。
  • フェアエールングヴェルミセル:統計的“相手候補”としてマークしたい存在。
  • 追込・高齢・Lクラス経由・外枠は明確なマイナスデータ。

過去10年の傾向を踏まえると、今年のエリザベス女王杯は「4歳差し馬×G2ステップ」がもっとも信頼できるパターン。

データの裏付けからも、レガレイラを中心とした構成が妥当と言えるでしょう。

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