【有馬記念2025】追い切り評価＆全頭診断！追い切りから見えた本命馬・軸馬・穴馬は？

競馬ファンが待ち望む、年末の大一番有馬記念。

現行のトップ競走馬が集い今の時点で混戦が想定されていますが、一体どの馬を選ぶのが正解なのか。

そこで今回は「追い切りから導き出した有馬記念の全頭診断」を公開。

前走最終仕上がり〜1週間前〜最終追い切りをもとに評価していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【有馬記念2025】追い切り評価・全頭診断
有馬記念2025の追い切り評価ランキング！本命・軸・相手・穴の候補を考察
有馬記念2025の関連記事一覧
【有馬記念2025】最終追い切り評価・全頭診断まとめ
有馬記念2025の予想を無料で見たい方はこちら

【有馬記念2025】追い切り評価・全頭診断

さっそく、有馬記念の追い切り評価を公開していきます。

評価は「SS→S→A(+-)→B(+-)→C(+-)」の計11段階で行いました。

後ほどこの追い切り評価をもとにした競走馬の全頭診断も行っていますので、併せてチェックしてみてください。

※想定の人気が高い順に記載しています

馬名	評価	短評
ダノンデサイル	S	CW・坂路ともに馬なりで安定感抜群。重馬場でもラスト伸びが際立っていた。
ミュージアムマイル	A	坂路で馬なりの動き良好。上位馬との差はラスト一伸びでやや劣ると判断。
レガレイラ	SS	ウッドで強めに11秒台を連発。仕上がり・切れ味ともに中心視できる最注目馬。
メイショウタバル	S	CWで馬なりから一杯まで幅広く対応。重馬場追いでも力強い脚色を見せた。
タスティエーラ	A-	馬なりで安定した動き。上位馬と比べると鋭さはやや控えめと判断。
アドマイヤテラ	A	CW・坂路で強めの追い切り。重馬場でも脚色がしっかりして安定感がある。
ジャスティンパレス	B+	CWで馬なりと一杯を使い分けていた。中距離で堅実だが爆発力は控えめ。
シンエンペラー	A+	CWで一杯の動きが鋭い。最終坂路で末脚強めで仕上がりは良好。
エキサイトバイオ	B+	坂路主体で末脚がしっかりしている。重馬場でも対応可能な中位馬。
マイネルエンペラー	B	CW追い切りで安定している。上位馬との切れ味はやや劣ると判断。
エルトンバローズ	B-	坂路で馬なり、CWでも安定。突出感はなく展開次第では好走する。
ミステリーウェイ	B-	CW主体で馬なりだった。伸びはあるが上位馬には一歩及ばず。
コスモキュランダ	B+	坂路最終で仕上がり良好。展開次第では穴枠として面白い動きをしそう。
サンライズジパング	C	坂路で馬なりながら末脚は平凡。人気ほどの信頼度は低いと見て取れる。
アラタ	C	ウッドで直強め追いも数字は平凡。追い切りからだと信頼度は低め。
シュヴァリエローズ	C-	坂路最終で馬なりだが平凡。安定感もなく展開頼みの馬になりそう。

SS：レガレイラ
S：ダノンデサイル/メイショウタバル
A+：シンエンペラー
A：ミュージアムマイル/アドマイヤテラ
A-：タスティエーラ
B+：ジャスティンパレス/エキサイトバイオ/コスモキュランダ
B：マイネルエンペラー/ミステリーウェイ
B-：エルトンバローズ/ミステリーウェイ
C+：なし
C：サンライズジパング/アラタ
C-：シュヴァリエローズ

傾向的には、想定人気が高いほど評価は高くなった印象。

昨年の覇者レガレイラは今年も状態は万全なうえ追い切りでは高タイムを残しているので、またも本命候補でしょう。

ただ注意して欲しいのは、想定人気と本追い切り評価に乖離がある馬。

顕著なのはミュージアムマイルなどで、人気以上に伸びが浅い馬や爆発力に欠ける馬も一定数確認できました。

さて、続いては各馬の追い切りタイムと脚色をもとに判断した全頭診断を公開。

1頭ずつしっかり解説していくので、ぜひ気になる馬や狙っている馬をチェックしてみてください。

【評価：S】ダノンデサイル

騎手：戸崎圭太
想定オッズ：4.2倍
想定人気：1番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終追い	栗東CW(良)	–	81.3	65.0	49.7	35.3	–	11.4	馬なり
1週前追い	栗東CW(良)	–	81.6	66.4	51.8	37.1	–	11.3	馬なり
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	55.3	40.9	26.7	13.5	馬なり

国内外のG1で安定した実績を持ち、前走ジャパンカップでは3着と今走の目玉候補。

追い切りではCW・坂路とも馬なり主体で余力を残す仕上がりで、良馬場でも重馬場でもしっかり対応できる状態と見て取れました。

無駄な力みがなく、その実戦を想定したリズムで走れている点はさすがレース巧者といったところ。

また調教の余力の残し方が絶妙で、最終の追い切りではしっかり脚を溜め、本番の末脚に繋がる兆候も見れました。

有馬記念の中山2,500mの流れでも折り合いの良さが活きるタイプで、着実に差してくる力量はあると判断。

追い切り◯・過去レース傾向も◯と、本命の価値があるコンディションの良さと言えます。

【評価：A】ミュージアムマイル

騎手：Cデムーロ
想定オッズ：4.9倍
想定人気：2番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終追い	栗東坂路(良)	–	–	–	53.8	38.6	–	12.3	一杯
1週前追い	栗東CW(良)	–	78.5	64.4	50.8	36.5	–	11.4	一杯
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	55.5	40.6	25.9	12.5	馬なり

皐月賞を制したクラシック馬。

1週前CWでは強めに負荷をかけ、最終は馬なりでまとめるなど仕上げは順調と見て取れました。

ただ安定した動きを見せる一方、ラストの伸びは上位評価の馬に比べるとそこまで鋭くないという一面も。

堅実に走れるコンディションではあるものの、爆発力には欠けそうというのが難点です。

仮に良馬場で時計勝負になった場合、瞬発力を持つ馬には後れをとる可能性もあり、当日晴れ＆良馬場想定の有馬記念ではポテンシャル以下の走りに落ち着く可能性があるでしょう。

全体を見ると中位〜上位食い込み型の仕上がりで、最終的な評価はAとした。

【評価：SS】レガレイラ

騎手：C.ルメール
想定オッズ：5.0倍
想定人気：3番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	美浦坂路(良)	–	83.1	66.7	51.7	37.4	–	11.4	一杯
1週前	美浦・ウッド(良)	–	83.7	66.7	51.7	37.5	–	11.3	G前仕掛け
最終追い	美浦・ウッド(良)	–	82.9	66.3	51.2	37.0	–	11.2	強め

追い切りの数字が抜群に良く、ウッド・坂路ともにラスト11秒台の鋭さが目立ちました。

仕上がりの良さが走りに直結しやすいタイプで、良馬場では特に瞬発力を発揮できると言えます。

前走でも安定した動きを見せていて調子が良いことに加え、これまでの傾向的に「完成度の高さ＝本番での爆発力」になることは明白です。

また追い込み・先行どちらの形でも対応可能な脚の安定感を持っており、展開次第では一気に抜け出す可能性も。

良馬場想定の有馬記念ならこの追い切りだけで見てもポテンシャルは非常に高く、他馬より一段上の仕上がりの最有力候補と見て良いと思います。

【評価：S】メイショウタバル

騎手：武豊
想定オッズ：8.1倍
想定人気：4番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終追い	栗東CW(良)	–	–	68.9	53.2	37.4	–	11.1	馬なり
1週前追い	栗東CW(良)	–	79.8	65.1	51.2	36.5	–	11.4	一杯
最終追い	栗東CW(重)	–	–	68.5	53.0	37.4	–	11.3	馬なり

CWでの馬なりから一杯での切れ味が評価ポイントで、上位勢にも負けない脚色と判断。

重馬場でも安定した追い切り内容が適性の広さを感じさせ、本番も良い意味で油断できないタイプと見て取れます。

また、追い切り内容にブレがないのも特徴的で、安定感は抜群。

過去にクラシックを走っている経験からも、距離などに対する耐性は一定数あると判断できます。

また、この仕上がりの良さから良馬場での瞬発力は高く見て良いでしょう。

追い切りの反応の良さが実戦でも生きるタイプなので、過去走以上に存在感を示す可能性が感じられました。

【評価：A-】タスティエーラ

騎手：松山弘平
想定オッズ：15.9倍
想定人気：5番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	美浦W(稍重)	–	81.4	65.3	50.5	36.2	–	11.4	馬なり
1週前	美浦W(良)	–	81.1	64.9	50.2	35.9	–	11.6	馬なり
最終追い	美浦W(良)	–	80.9	64.2	49.9	35.6	–	11.8	馬なり

調教は全体的に堅く安定感はありますが、上位評価勢に比べて切れ味でやや劣る印象です。

馬なり主体の追い切りは良好なものの、爆発力という点では控えめだと見て取れます。

また、クラシックや重賞で経験は積んでいるが、他の馬より抜けた瞬発力はなく、過去傾向を踏まえても評価しにくい一面も。

良馬場の場合は堅実な追走力が活きつつも、ラストの直線勝負には分が悪い可能性があると判断しました。

よって、上位評価勢より一歩引いたA−評価。

【評価：A】アドマイヤテラ

騎手：川田将雅
想定オッズ：16.7倍
想定人気：6番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東坂路(良)	–	–	–	52.8	38.4	–	12.7	強め
1週前	栗東CW(良)	98.9	–	67.1	52.5	37.2	–	11.6	一杯
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	55.4	40.2	26.3	13.3	強め

CWでのメリハリある負荷がかかった走りと、坂路の強めの追い切りを評価。

重馬場の場合でも安定した脚色を見せ、レース中の粘り強さは相当あると判断できます。

仮に当日の馬場想定が代わり、ペースや馬場の乱れがあった場合も対応可能で、柔軟性が高い馬だと言えるでしょう。

ただ一方、瞬発力は他上位評価馬と比較すると欠ける一面も。

追い切りでは体調面には不安はなさそうで維持はしているものの、あと一歩の切れ味が欲しいところです。

展開次第では好走するチャンスはあり、楽しみな1頭と言えます。

【評価：B+】ジャスティンパレス

騎手：団野大成
想定オッズ：19.0倍
想定人気：7番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終追い	栗東CW(良)	–	–	–	52.0	37.3	–	11.5	馬なり
1週前追い	栗東CW(良)	–	83.0	67.9	52.7	37.7	–	11.5	一杯
最終追い	栗東CW(重)	–	–	–	53.6	38.2	–	11.8	馬なり

CWでは一杯で動きを示し、最終追いは馬なりで余力を残す形に。

脚を温存するという意味では実戦向きではありますが、評価的には少し高くしきれない要素もあります。

追い切りの勢いは悪くないものの、踏ん張る強さはそこまで無く堅実寄りといったところです。

ただ想定通り良馬場想定で全体時計が伸びるタイプの馬場なら、ここ一番の末脚を見せてくれるポテンシャルも。

爆発力や鋭さを求められる展開になると凡走の可能性も十分ありますが、位置取り次第では好位から粘れる可能性もあるでしょう。

人気ほどの爆発力は無いですが、安定タイプとしては侮れません。

【評価：A+】シンエンペラー

騎手：坂井瑠星
想定オッズ：25.2倍
想定人気：8番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東坂路(良)	–	–	–	54.7	39.0	–	12.4	馬なり
1週前	栗東CW(良)	–	81.6	66.8	52.6	37.8	–	11.6	一杯
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	55.4	39.9	25.5	12.3	末強め

1週前CWでラスト11秒6をマークし、最終追いでも余力を残したラップを刻みました。

先行でも差しでも対応できる柔軟性を持ち、前走内容からも状態は良好と言えます。

展開や馬場次第では上位評価を一発捲る可能性も十分あり、仕上がりは良いと判断できるでしょう。

おそらく直線での伸びが鍵になり、追い切りから見る瞬発力も十分なので期待は大。

中団からも前で脚をためる形でも結果を残せそうなので、人気や脚質に惑わされず狙いたい馬です。

【評価：B+】エキサイトバイオ

騎手：荻野極
想定オッズ：33.8倍
想定人気：9番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東坂路(良)	–	–	–	51.6	37.7	–	12.8	一杯
1週前	栗東坂路(良)	–	–	–	51.4	38.1	25.1	12.6	末強め
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	54.1	39.2	25.7	12.9	一杯

坂路中心で最終追いも一杯に追い、ラスト11秒台半ばをマークしました。

追い切り上は十分な数値だと見て取れますが、瞬発力勝負には少し課題がある印象です。

また良馬場想定なので問題ないとは思いますが、重馬場寄りになると展開を見方にしなけらばならない場面が出てくるでしょう。

数字的には上積みはあるものの、勝ち切る力よりは安定感が中心となる馬と言えます。

ただ展開や位置取り次第では中位争いで力を発揮しそうなので、馬体・調子が安定している1頭として押さえるのはアリです。

【評価：B】マイネルエンペラー

騎手：丹内祐次
想定オッズ：45.9倍
想定人気：10番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東CW(良)	–	81.5	66.1	51.0	36.1	–	11.3	強め
1週前	栗東CW(良)	–	80.9	65.2	51.1	36.6	–	11.4	直強め
最終追い	栗東CW(重)	98.5	–	67.8	53.3	37.9	–	11.3	馬なり

CW追い切りで全体時計は安定しているものの、目立つ瞬発力はあまりありませんでした。

最終追い切りでも馬なりで整えており、状態は悪くないが上位相手ではやや物足りないと言えます。

どちらかと言うと条件や展開次第で中位争いに絡むタイプで、抜け出して勝つほどのポテンシャルは感じきれず。

ただ安定型の脚質という点を考えると、スローペースで遅めの展開になれば馬券に食い込む可能性もなくはありません。

【評価：B-】エルトンバローズ

騎手：西村淳也
想定オッズ：50.2倍
想定人気：11番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東坂路(良)	–	–	–	54.4	38.7	–	11.8	馬なり
1週前	栗東CW(良)	–	85.6	68.8	53.0	37.0	–	11.1	馬なり
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	56.0	40.4	25.6	12.7	馬なり

1週前のCW追いでラップをまとめ、最終追い切りも馬なりで整った動きを見せました。

上位馬に比べると瞬発力には欠けるものの、状態維持型としての安定感はあると言えます。

また、前走からの調子が少し戻っていた点は加点要素。

ですが脚質的に、エルトンバローズよりも上位の馬がいる以上は好走にはそこまで期待できないというのが正直なところ。

展開次第で中位入線は狙えそうですが、トップ争いは厳しいでしょう。

【評価：B-】ミステリーウェイ

騎手：松本大輝
想定オッズ：58.9倍
想定人気：12番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東CW(良)	–	85.3	69.8	54.4	38.4	–	11.5	馬なり
1週前	栗東CW(良)	98.9	–	67.0	52.6	38.4	–	11.5	馬なり
最終追い	栗東CW(重)	–	82.9	68.0	53.3	38.2	–	11.8	馬なり

CW中心の追い切りで、直線ではある程度の伸びを見せました。

ただ、最終追いのラップは平凡で、瞬発力不足は否めない結果に。

条件や展開が味方しないと上位は厳しく、評価的には低いです。

また、調子の波があるタイプで、安定感はなく展開に依存してしまうのが難点。

逆を返すと馬場や距離条件がうまく合えば中位くらいには顔を出す可能性があるので、良くて穴枠でしょう。

【評価：B+】コスモキュランダ

騎手：横山武史
想定オッズ：70.2倍
想定人気：13番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	美浦坂路(稍重)	–	–	–	52.3	38.7	–	12.2	未一杯
1週前	美浦W(良)	–	82.7	66.3	51.9	37.4	–	11.5	G前仕掛け
最終追い	美浦坂路(良)	–	–	–	52.7	38.4	24.7	12.0	G前仕掛け

坂路主体の最終追い切りでは直前仕掛けで、ラストで12秒フラットのタイム。

仕上がりは十分で、直線での脚は安定感があります。

前走からの上積みが少なめという点はややネックですが、展開次第では中位には食い込めるくらいのポテンシャルはあるでしょう。

中山の”小回り”や当日の”軽い馬場”はプラスの材料で、その点は追い風傾向。

一波乱あっておかしくない今年の有馬記念であれば、期待枠にはもってこいの1頭と言えます。

【評価：C】サンライズジパング

騎手：鮫島克駿
想定オッズ：98.7倍
想定人気：18番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東坂路(良)	–	–	–	50.6	37.0	–	12.2	一杯
1週前	栗東坂路(良)	–	–	–	54.6	39.6	25.8	12.7	馬なり
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	51.9	37.6	24.3	12.2	一杯

坂路主体で、ラスト12秒半ばの追い切りとまずまず。

ただ全体的に見ると速いラップは刻めておらず、瞬発力・爆発力不足は否めません。

おそらく最終的な人気は低くなりそうで、この追い切りを見ても評価は控えめ。

ただ直近レースの間隔が短いことを考えると、状態自体は安定はしてそうな印象。

本命は無しですが、ワンチャンスの枠として考えるのが良いでしょう。

【評価：C】アラタ

騎手：未定
想定オッズ：167.0倍
想定人気：20番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	美浦W(良)	–	83.2	66.3	51.7	37.5	–	11.7	強め
1週前	美浦W(良)	–	–	66.7	52.1	38.1	–	12.0	一杯
最終追い	美浦W(良)	–	82.6	66.4	52.2	37.7	–	12.3	直強め

CWでの最終追いは直線強めに追われましたが、ラップ構成自体は平均的。

ただ加速ラップを刻めていない点は最大の課題で、特に終いの反応が鈍くトップスピードに入るまでに時間を要するのが難点。

他の実力馬が揃う中で、そこに並ぶ実力は無いというのが妥当な評価でしょう。

良馬場想定はプラスではあるものの、瞬発力勝負になる有馬記念の舞台では噛み合いが悪いと言えます。

展開や馬場が極端に向かい風にならない限り、上位入線は厳しいというのが結論です。

【評価：C-】シュヴァリエローズ

騎手：北村友一
想定オッズ：149.3倍
想定人気：19番人気

時期	場所(馬場)	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	脚色
前走最終	栗東坂路(良)	–	–	–	54.4	38.7	–	11.8	馬なり
1週前	栗東CW(良)	–	82.2	66.5	51.4	36.9	–	11.4	馬なり
最終追い	栗東坂路(重)	–	–	–	53.9	39.2	–	12.8	馬なり

坂路主体の追い切りで終始馬なりで、時計・終いともに乏しい内容です。

1週前はラスト11秒4と数字自体は悪くありませんが、どちらかと言うと加速の鋭さよりも「淡々とした持続型」の走りの傾向が強め。

一定のペースから緩急を付けた走りが不得意で、後半ギアが変わる有馬には向かないタイプと言えます。

最終追いで無理に負荷をかけなかった点は体調面への配慮と見られますが、それでも上積みは感じにくい印象。

瞬発力勝負になるとどうしても切れ負けする可能性が高く、最低評価としました。

有馬記念2025の追い切り評価ランキング！本命・軸・相手・穴の候補を考察

続いて、この追い切りの完成度を軸に、良馬場想定の適正、G1における勝負強さ、世間からの評価や人気などを加味して作成した「期待馬ランキング」をご紹介。

結局どの馬を選べば良いのか、その参考になる格付けをしてきたのでぜひ参考にしてみてください。

※あくまで追い切り評価をもとにしたランキングということはご理解ください

順位	馬名	ランキングの短評
1位	レガレイラ	追い切り評価はSS。追い切りの「数値・反応・負荷」の三拍子が抜けている。
2位	ダノンデサイル	追い切り評価はS。馬なり主体でもラップとフォームが安定。
3位	メイショウタバル	追い切り評価はS。武豊×有馬という舞台適性もプラス要素。
4位	シンエンペラー	追い切り評価はA+。週前CWの負荷＋最終坂路の余力が好バランス。
5位	ミュージアムマイル	追い切り評価はA。強め→馬なりという王道の仕上げが◯
6位	アドマイヤテラ	追い切り評価はA。馬場・展開への対応力が高い。
7位	タスティエーラ	追い切り評価はA-。全体的に安定しているが強調材料に欠けるのでこの位置。
8位	ジャスティンパレス	追い切り評価はB+。爆発力より堅実性タイプで着拾いの可能性。
9位	コスモキュランダ	追い切り評価はB+。仕上がり自体は悪くなく波乱があれば浮上しそう。
10位	エキサイトバイオ	追い切り評価はB+。本命よりもヒモ向き。
11位	マイネルエンペラー	追い切り評価はB。決め手が不足しているのでスローなら浮上余地あり。
12位	エルトンバローズ	追い切り評価はB-。直球勝負では厳しく健闘止まりの評価。
13位	ミステリーウェイ	追い切り評価はB-。展開依存度が高く穴馬としてはアリ。
14位	サンライズジパング	追い切り評価はC。瞬発力・爆発力不足で上積みが見込みづらい。
15位	アラタ	追い切り評価はC。ラップ・反応・適正が合わず条件は厳しい。
16位	シュヴァリエローズ	追い切り評価はC-。同様に条件が厳しく最終でも振るわなかった。