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地方競馬の悪質な八百長&競馬場ランキングを大公開!

地方競馬八百長アイキャッチ

本記事では、地方競馬で発生した八百長疑惑について紹介します。

地方競馬は毎日おこなわれている傍ら、八百長疑惑が多いことをご存知でしょうか?

どの地方競馬場で起きやすいのか、どの騎手が絡むと発生しやすいのかなどをランキング形式でまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事の監修者
監修者画像
競馬予想サイト解体新書 責任者
河田 孝太郎

1965年8月8日生まれ。日本中央競馬学校中退。

元ジョッキーの父親に憧れJRA所属の騎手を目指すが一身上の都合により断念。某有名競馬場で厩務員として働いていた際にフリーライターとして訪れた福岡と意気投合し、競馬予想サイト解体新書設立に参画。

責任者を務める。

競馬歴40年。一口馬主にハマり、2021年はレッドベルオーブ他3頭を購入。

競馬予想サイト解体新書では主に検証記事を担当する。

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八百長疑惑のある地方競馬場ランキング

まずは、地方競馬の八百長疑惑のある会場をランキング形式でまとめてみました。

順位・会場 詳細
1位/笠松競馬場 刑事事件にまで広がる八百長がおこなわれていた。
八百長により笠松競馬場が運営閉鎖された時期も。
2位/帯広(ばんえい)競馬場 独自のレース方式で、裏工作されているケースも多々ある。
10数名の騎手が書類送検された事例も。
3位/姫路・園田競馬場 特に園田競馬場は、競馬ファンの中でも八百長があると言われている。
八百長と指定してないが、疑惑のレースが多数存在。
4位/金沢競馬場 八百長に指定されたレースはないが、疑惑が頻繁に起こっていた。
枠連よりも3連単の払い戻しの方が安くなったケースも。
5位/名古屋競馬場 レース展開に対して、八百長疑惑が起きやすい。
2022年1発目のレースから八百長疑惑が起きたとか。
6位/高知競馬場 過去には大規模な八百長事件も発生。
7位/船橋・浦和・大井・川崎競馬場 盛り上がりのある南関4会場だが、八百長疑惑になることはあまり見られない。
しかし、「沖ダイブ」がおこなわれたのは浦和競馬場。
8位/門別競馬場 ばんえい競馬場に目がいきがちだが、時折八百長疑惑が話題に上がる。
9位/盛岡・水沢競馬場 たまに八百長疑惑の話題が出るが、上位の会場に比べると数は少ない。
10位/佐賀競馬場 八百長関する情報はかなり少ない。

今回は、「世間に広まった>ネット場で噂になった>これまで八百長疑惑になった回数」をもとに順位をつけました。

堂々の第1位は、中部に位置する笠松競馬場。

刑事事件までに発展した件もあり、その後も八百長疑惑の噂は絶えません。

また、少し意外だったのは、南関競馬場の順位が低い点。

地方競馬場の中ではトップクラスに注目度が高いため、八百長も起きやすいのかと考えていましたが・・・

多くの競馬ファンを裏切らないためにも、八百長が発生しないような対策をしっかりとおこなっているのかもしれません。

このように、上位に食い込んだ会場は八百長が起きやすいので、地方競馬予想をおこなう際は参考にしておきましょう。

悪質な八百長が発生した地方競馬ランキング

次に、地方競馬で発生した悪質な八百長をランキング形式で紹介します。

八百長と認められたり、刑事事件にまで発展したなど、競馬解体新書が独自に悪質具合をランク付けしました。

順位 競馬場 日時 詳細
1位 笠松競馬場 2020年8月 競馬関係者数十名が八百長に関与した大規模事件。
レースの事前に不正をおこない、3億円の利益を得たとのこと。
この一件で、最も重い処分である「競馬関与禁止処分」が下された。
2位 金沢競馬場 2013年11月 わざと落馬したと言われている八百長事件。
圧倒的1番人気であった馬に騎乗していた沖騎手が、先頭で走っていたのにも関わらず不自然に落馬。
1番人気の同馬が外れた組み合わせの3連単オッズが低くなっていたことから、八百長ではないかと疑惑が発生した。
3位 帯広ばんえい競馬場 2016年 騎手などの競馬関係者10名が、他人名義で馬券を大量購入していた事件。
4月から12月までネット投票で購入しており、その額394万円。
八百長に関わった人物は今日馬法違反の疑いで略式起訴されたとのこと。
4位 園田競馬場 2022年12月 園田競馬所属の木本騎手が自殺した事件。
自殺した当初はさまざまな憶測が飛びながらも、ある日に「木本は殺された」といった文書が届く。
内容は、「八百長を持ちかけられた木本騎手が拒んだことで、周囲の関係者に総スカンを食らった」とのこと。
事実かは不透明で、現在も詳細は不明のまま。
5位 金沢競馬場 2013年9月 2ちゃんねる(元5ちゃんねる)で事前に八百長宣告がされる。
スレ主の通り、指摘した2頭が負ける結果に。
宣告通りになったことから競馬ファンは運営に問い合わせたそうだが、運営元は八百長を否定したとのこと。
6位 笠松競馬場 1975年 暴力団が絡んだ八百長事件。
笠松競馬場の関係者が暴力団とつながっているとマークしており、内部関係者の摘発により強制捜査を実施。
調査の結果、八百長以外にも覚醒剤の使用といった事実も発覚した。
7位 浦和競馬場 2021年6月 浦和所属の橋本騎手が関わった八百長疑惑。
オッズの変化もそこまでなく通常通りスタートしたが、レース終盤に追走を諦めた走りを披露。
運営は故意的な走りとみなし、12日間の騎乗処分が下された。
8位 園田競馬場 2021年6月 園田競馬のエース吉村騎手が仕掛けずにレースを終えたことから、八百長疑惑が広がった一件。
3000勝を超える勝ち星を重ねてきたのにも関わらず、仕掛けずに走り終えたため、レース後に事情徴収に。
吉村騎手いわく、「馬が気の悪さを見せ操縦が困難になった」と否定しており、実際に八百長かどうかは不明。
9位 船橋競馬場 2018年7月 騎手と調教師、馬主が共謀した八百長疑惑。
前後のレース売上に比べ、3連複・3連単が異常に売れており、800万円ほど上乗せで売り上がった。
事前に騎手・調教師・馬主が打ち合わせがおこなわれていたとのこと。
10位 浦和競馬場 2018年7月 2024年5月に通算1900勝を達成した山崎誠士騎手が絡んだ八百長疑惑。
同騎手は1番人気の馬に騎乗していながらも、終始アクションを起こさずに凡走した。
運営からは「騎乗法に適切さが欠ける」とのことで、2日間の騎乗停止が下された。

悪質度が最も高かったのは、笠松競馬場でおこなわれた八百長事件。

本件は騎手を含めた競馬関係者十数名が加担しており、処分で最も思い「競馬関与処分」を受けたそうです。

競馬の八百長と聞くと騎手に焦点が行きがちですが、ジョッキーを支える立場の人間も大いに関わっている可能性は珍しくありません。

誰が関わろうと八百長は競馬ファンを失望させる行為なので、運営側はしっかりと取り締まりを行ってほしいものです。

また、以下の記事では八百長に加担した騎手リストを一挙公開。

地方競馬予想時に参考になるので、この機会にぜひ一度ご覧ください。

地方競馬の八百長を見極めるポイントとは? 

ここまで、地方競馬でおこなわれてきた八百長ランキングを会場・悪質度でそれぞれ紹介してきました。

過去に起こった八百長を知ることはこれから地方競馬予想をおこなう上で大切ですが、近い将来に八百長が発生する可能性も否めません。

そこで、本記事で紹介したランキング結果を下に、地方競馬における八百長のサインについて解説します。

  • 過去に八百長へ加担した騎手が参加しているか
  • レース前に異常オッズが見られるか
  • レース売上は正常か
  • 競馬の掲示板で八百長が疑われていないか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

その騎手が過去に八百長に絡んでいるか

地方競馬で八百長を見極めるサインの一つ目は、八百長に関与した経験がある騎手がレースに参加しているかという点。

過去、八百長に絡んでいた騎手は、再び八百長に関与する可能性が高いからです。

背景として、地方競馬に属する騎手の年収が関わっています。

以下の表は、JRA所属(中央競馬)の騎手と地方競馬所属の騎手別で、平均年収をまとめたものです。

中央競馬所属 地方競馬所属
1000万円 300万円

上記のように、中央と地方に所属する騎手には約700万ほど平均年収に開きがあります。

中央競馬の未勝利戦では1着500万円程度ですが、地方競馬だと重賞戦ですら1着250〜400万円。

騎手は賞金の5%を得ることができるので、地方競馬の重賞戦を勝利しても12〜20万円程度しか獲得できないわけです。

稼ぎが少ない地方競馬所属の騎手が、八百長に手を染めるのも納得がいきます。

このように、過去に関与した騎手が参加している際は、「八百長が発生するかも?」と考えると良いでしょう。

オッズが急激に変化しているか

地方競馬で八百長を見極めるサインの二つ目は、オッズが急激に変化しているかどうかです。

ある馬に票数が集中することで発生し、「異常オッズ」とも呼ばれます。

例えば、中間オッズで6番人気だった馬が、少し時間が経つと1番人気になったとします。

1着になる馬の馬主やその他競馬関係者が馬券を大量に購入したことで、人為的に1番人気になったのです。

短時間でオッズが急変したら、そのレースは八百長がおこなわれていると考えても良いでしょう。

レース売上を確認する

地方競馬で八百長を見極めるサインの三つ目は、レース売上です。

八百長がおこなわれているレースであれば、そのレースの売上は他のレースに比べて大きくなります。

例えば、同じクラスのレースが4つ開催されるとします。

ある3レースはほぼ同じぐらいの売上に対して、残りの1レースの売上が他3レースより大きく伸びていれば、八百長がおこなわれている可能性が高いと言って良いでしょう。

有名馬が出走するレースであれば売上が高くなりやすいですが、同じレベルの馬しか出走しないのであれば、あるレースの売上が大きく伸びることはありません。

売上はレース後に確定するので、レース売上が大きく変わりやすい競馬場は八百長が起こりやすいと考えても良いでしょう。

なんJ(競馬スレ・掲示板)で疑われている場合は要注意

地方競馬で八百長を見極めるサインの四つ目は、なんJ(競馬スレ・掲示板)で疑われている点です。

以下では、競馬掲示板で八百長に関するコメントを抜粋してみました。

あぁ考えてみたら組織ぐるみで八百長して確実に馬券取りにくるってだけが八百長じゃないんやな
騎手としてはこのレース飛びますって情報だけ売ればそれだけでええんやもんな
地方競馬を見続けている人はオッズ変動で分かるっていうな
実際、八百長やりすぎて儲けまくった金を申告せずにバレて複数人クビにされた所もあるし地方とかやりたい放題やろ
関係者でインサイダー情報こないのに地方競馬やってるのはアホや
南関やるが毎回ではない
時々やられる

引用:なんJゴッド

上記のように、地方競馬において八百長に関する疑いの声は止みません。

なかには、地方競馬で馬券を購入すること自体批判している方もいました。

これだけ声が上がるということは、地方競馬を運営側にも大きな責任があるでしょう。

このように、競馬関連の掲示板で八百長疑惑のある競馬場は、今後も八百長がおこなわれる可能性があると頭に入れておくことが重要です。

【まとめ】 地方競馬の八百長は自分で判断することが大切!

本記事では、地方競馬における八百長について紹介してきました。

過去に遡れば1900年代から始まり、現在もまだ八百長は起こる。

地方競馬にとって、八百長は切っても切り離せない事柄なのかもしれません。

そのためにも、八百長と思われるサインを見極めて、レースに参加するようにしましょう。

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