富士ステークス2026のAI予想を無料公開|最終追い切り・想定展開から選ぶ本命馬・穴馬・危険な人気馬は?
最終更新:2026年10月19日(レース結果確定)
富士ステークス2026の結果とAI予想の的中状況
12番人気シュガークンが後方から差し切り1着。○アンパドゥ2着、△エコロアルバ3着で上位の相手候補は好走したが、◎アドマイヤズームは6着。無印にした13番を拾えず、推奨ワイド5点・馬連3点はいずれも不的中。
買い目合計:投資800円/払戻0円/収支-800円/回収率0.0%(各点100円購入の換算)
アドマイヤズーム(◎・6着) アンパドゥ(○・2着) トロヴァトーレ(▲・12着) エコロアルバ(△・3着) マジックサンズ(△・4着) ファンダム(△・10着) ウォーターリヒト(☆・7着) ファーヴェント(☆・8着)
AI評価の振り返り逃げた3番シンフォーエバーと12番エンペラーズソードが速いラップを刻み、後方からの差しが届いた。◎アドマイヤズームは4コーナー3番手から上がり35秒2で6着。想定した「好位から先に動く」強みが消耗戦では逆効果となった。12番人気の13番シュガークンは4コーナー10番手から上がり33秒7で差し切り。過去10年の人気別傾向と近況評価を重視するあまり、ペースが極端に速くなった場合の後方待機馬を十分に拾えていない。
以下の予想印・AI評価・買い目・シナリオは発走前に公開した内容です。レース後の結果に合わせて予想を後付けで変更していません。
2026年10月17日(土)に東京芝1600mで行われる富士ステークス(G2)のAI予想を公開します。
G1実績を持つアドマイヤズーム、前走で5馬身差の圧勝を見せたアンパドゥ、東京で重賞を連勝したトロヴァトーレ。実績も近況も違う有力馬がぶつかる一戦です。
今回の鍵は直線に入る位置と、そこからどこまで脚を持続できるか。
最終追い切りと10月16日に確定した14頭の枠順を照合し、先行勢の並びから展開と各馬の評価を見直しました。
強い馬同士でも、脚を使い始める位置によって勝敗は変わる。今回は好位勢の完成度と差し馬の到達力を比較する。
最重要ポイント
速い上がりより
脚を使える位置
前で運べる実績馬と、直線で切れる差し馬。両者の強さを展開から比較する。
このレースで
見るべき3つのポイント
3番シンフォーエバーと12番エンペラーズソードの主導権
実績上位3頭の状態を直接比較
差し馬が届く流れなら評価が変わる
【富士ステークス2026】解体新書AIの予想印・買い目(発走前記録)
本命は◎アドマイヤズーム(4枠5番)。内の3番シンフォーエバーの出方を見ながら好位につけられます。対抗は○アンパドゥ(6枠10番)、単穴は内で脚をためられる▲トロヴァトーレ(3枠4番)です。
アドマイヤズーム-トロヴァトーレ
アドマイヤズーム-エコロアルバ
アドマイヤズーム-ファーヴェント
アドマイヤズーム-ウォーターリヒト
アドマイヤズーム-トロヴァトーレ
アドマイヤズーム-マジックサンズ
4枠5番のアドマイヤズームは先行勢の直後を確保しやすい枠。12番エンペラーズソードが3番シンフォーエバーに競りかけると、先行馬にも早めの判断が求められます。
有名AI・検証済みAIの実績比較
以下、競馬解体新書が検証をしているAI予想の一覧です。
検証結果が良い・悪いを問わずに一覧にしたので、今週の重賞レースの補足材料としてご活用ください。
的中率・回収率等の自数値が一番優れている部分は赤記載しています。
※あくまで競馬解体新書が上記の期間で検証した結果ですので、その点はご了承ください。
※印・買い方指定がないAIに関しては解体新書独自の検証ルールを設定し、そのルールのもと検証を行っています。
富士ステークス2026の本命を選んだ決め手・有力馬の比較
実績・調教・展開を別々に並べると、どの馬も良く見えてしまいます。そこで能力・舞台適性・状態・展開相性の4つを同じ基準で比較しました。
今回は内の4枠5番から先行馬を見られるアドマイヤズームと、6枠10番から外の進路を選べるアンパドゥの比較です。
| 馬名 | 能力 | 舞台適性 | 状態 | 展開相性 |
|---|---|---|---|---|
| ◎ アドマイヤズーム | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
| ○ アンパドゥ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
| ▲ トロヴァトーレ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| △ エコロアルバ | ○ | ◎ | ◎ | △ |
| △ マジックサンズ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
※4項目は今回の出走確定メンバー内での相対評価(◎・○・△)。的中確率や数値スコアではありません。展開相性は現時点の本線を想定しています。
アドマイヤズームは4枠5番から3番シンフォーエバーの出方を見て好位に収まれる点が強み。アンパドゥは6枠10番で進路を取りやすく、差し届く流れなら互角です。一方、3枠4番のトロヴァトーレは距離ロスを抑えられますが、内で進路を失う危険もあります。追い出す位置を自分で作りやすい◎を維持しました。
◎と○の評価が逆転する条件
6枠10番のアンパドゥが中団より前で運び、直線で5番アドマイヤズームと差のない位置にいれば、関屋記念で見せた末脚を生かして逆転する可能性があります。
逆に5番アドマイヤズームが3番シンフォーエバーの後ろで脚をため、10番アンパドゥが後方から大きく外を回す形なら◎が有利。4番トロヴァトーレが内で進路を確保できた場合は▲の逆転もあります。
追い切りで特に評価を上げた馬
| 馬名 | 確認した追い切り | 評価に反映した点 |
|---|---|---|
| アドマイヤズーム | 10/8 坂路4F51.7・終い12.3(馬なり) 10/14 坂路4F54.0・終い11.9 | 休養明けでも終いの反応が良く、持続力型の競馬に対応できる状態 |
| アンパドゥ | 10/14 美浦W5F67.2・終い11.2 | 3頭併せの中でも伸びがあり、前週から上向き |
| トロヴァトーレ | 10/7 美浦W6F86.7・終い11.3 10/14 美浦W6F85.6・終い11.3 | 休み明けでも馬なりで併入。仕上がり面の懸念は小さい |
| エコロアルバ | 10/14 坂路4F52.5・終い11.6(一杯) | 転厩初戦でも反応良好。55kgと合わせて上位を警戒 |
| マジックサンズ | 10/14 坂路4F53.8・終い11.9 | マイルに戻る今回、軽い走りと当週の反応を評価 |
追い切り時計はコース、負荷、馬場、追われ方が異なります。
終い11秒台という共通点だけで序列を決めず、近走とのつながりで判断しています。
富士ステークス2026|3つの展開シナリオをAIが予想
今回の分岐点は、3枠3番シンフォーエバーと7枠12番エンペラーズソードが、どちらも先手を主張するか。
4枠5番アドマイヤズームは内の逃げ馬を見て運べます。6枠10番アンパドゥの差し脚と、3枠4番トロヴァトーレの進路取りも含めて3通りに分けました。
3番シンフォーエバーが内から先行。12番エンペラーズソードは無理に競らず、5番アドマイヤズームが好位を確保
アドマイヤズーム/アンパドゥ/トロヴァトーレ
後方一気に依存する馬。位置を下げすぎたウォーターリヒト
3番シンフォーエバーが単騎先行し、12番エンペラーズソードは外で控える。5番アドマイヤズームも好位で待つ
アドマイヤズーム/シンフォーエバー/ミトノオルフェ
ウォーターリヒト/エコロアルバ。後方では届かない
12番エンペラーズソードが外から3番シンフォーエバーに並びかけ、5番アドマイヤズームも追走で脚を使う
トロヴァトーレ/アンパドゥ/ウォーターリヒト/エコロアルバ
逃げ候補と、好位で脚を使い切ったアドマイヤズーム
【本線】シナリオA|平均ペースで有力馬が力を出す
3番シンフォーエバーが内から先行し、12番エンペラーズソードは競りかけず好位外で折り合う形を本線にします。東京マイルは3コーナーまで約540mあり、この2頭が隊列を整える余地があります。
この形なら5番アドマイヤズームは3番の直後、あるいはその外で2〜5番手を狙えます。直線入り口で先に動けるため、10番アンパドゥが末脚を伸ばしても差が詰まり切らない可能性があります。先行馬を見ながら脚を残せる5番の強みを買って◎にしました。
10番アンパドゥは外の進路を取りやすく、直線で差のない位置へ付けられれば互角。
4番トロヴァトーレは内でためられる反面、前が壁になる可能性も。好位の後ろから進路を確保できるかが重要です。
シナリオB|前が落ち着き、好位・先行勢が粘る
3番シンフォーエバーが内から楽に先行し、12番エンペラーズソードも控えて隊列が落ち着く想定です。
5番アドマイヤズームは逃げ馬の直後を取りやすく、流れが緩んでも自ら動けるため◎を維持。
7番ウォーターリヒトや14番エコロアルバが後方のままなら、直線525.9mでも届かない可能性があり、ここでは減点します。
ただし、3番シンフォーエバーの逃げ残りを警戒することと、同馬を馬券の中心に据えることは別。重賞で先行して押し切った実績のある◎を上に取ります。
シナリオC|先行勢の消耗で差し馬が上昇
12番エンペラーズソードが外から3番シンフォーエバーに競りかければ、5番アドマイヤズームもペースに付き合って脚を使う可能性があります。
前が消耗すれば、10番アンパドゥと14番エコロアルバは外から差しやすくなります。4番トロヴァトーレは内で進路を探す必要があり、7番ウォーターリヒトの差し脚も前の消耗次第です。
シナリオを比較した最終判断
5番アドマイヤズームはA・Bで強みを生かせる一方、逃げ候補2頭が競るCでは減点が必要です。10番アンパドゥはA・Cで上位候補。4番トロヴァトーレは内で進路を確保できるかが焦点です。両逃げ馬が激しく競ると差し馬に優位ですが、Aを本線にして◎を維持しました。
AIが選んだ富士ステークスの好走期待馬・穴馬・危険な人気馬
4枠5番の本命、6枠10番の対抗、3枠4番の単穴について、枠から考えられる好走条件を整理します。
逃げ馬が競るかどうかで、狙える穴馬も変わります。
好走期待馬
◎アドマイヤズーム|4枠5番から先行馬を見られる
朝日杯FSの勝ち馬で、今年のマイラーズCも2番手から押し切りました。東京の速い直線でも「先に抜け出す競馬」をできる点が魅力です。
1週前の坂路4F51秒7、最終は54秒0・終い11秒9。安田記念を裂蹄で回避してからの復帰になりますが、調教の動きは悪くありません。
5番なら3番シンフォーエバーの動きを見て好位を取りやすく、◎を維持。12番エンペラーズソードが外から競りかけると、久々の実戦で追走に脚を使わされる危険があります。
○アンパドゥ|6枠10番から差せる進路を確保
7戦5勝、関屋記念では上がり最速で一気に突き放しました。速い流れでも位置を取れれば、アドマイヤズームを直線で差し切る力はあります。
10月14日の美浦Wは3頭併せで5F67秒2・終い11秒2。前週から反応も上がっている一方、関屋記念は不良馬場。高速の東京マイルでは同じ勝ち方ができるかを確認したいところです。
10番なら外へ持ち出す進路を選びやすく、3番と12番が競るCの流れで逆転候補。前走が不良馬場だった点は残るため○を維持します。
▲トロヴァトーレ|3枠4番は進路確保が鍵
東京新聞杯とエプソムCを勝ち、東京の長い直線で末脚を使えることは証明済み。前走安田記念9着も外枠から後方になったためで、能力不足とは言い切れません。
10月14日のWコースでは6F85秒6・終い11秒3、馬なりで併入。体づくりも進んでおり、仕上がりは良さそうです。
3枠4番は内で距離ロスを抑えられますが、3番シンフォーエバーと5番アドマイヤズームの間で進路を失う危険もあります。スタートを決めて中団で動ければ、◎○と差はありません。
狙いたい穴馬
☆ウォーターリヒト|5枠7番から差す進路を探す
東京1600mは4勝中3勝を挙げた得意舞台。昨年の東京新聞杯1着、マイルCS3着も評価できます。
ただし今年はマイラーズC・安田記念がともに13着。10月12日の坂路は4F55秒2・終い12秒0で、状態が上向いても位置取りの問題は残ります。
5枠7番なら極端な内外の不利は小さく、後方でためる競馬を選べます。先行2頭が競るCなら浮上しますが、A・Bでは届きにくいため☆です。
☆ファーヴェント|7枠11番からスムーズに差せるか
アンパドゥが圧勝した関屋記念で3着。勝ち馬との比較では差がありましたが、重賞で上位へ伸びる力は示しています。
1週前の栗東CWで6F83秒0・終い11秒1。状態面は安定しているため、差し馬が台頭する展開なら軽視できません。
同型のトロヴァトーレより評価を下げたのは東京の重賞勝ちという裏付けの差。☆に留めています。
危険な人気馬・評価を上げきれない実績馬
注意キープカルム|A評価でも今回は無印
昨年のしらさぎS勝ち、今年同レースも2着という実績は強く、能力はA評価。ただし前走の中京記念は9着で、スタート後に望む位置を確保できるかが課題です。
坂路の最終追いは4F52秒6・終い12秒5で状態は悪くありません。それでも差し決着ならトロヴァトーレ、エコロアルバ、ウォーターリヒトを優先したい。A評価=必ず買い目に入れる、とはしていない理由です。
富士ステークス2026の全頭診断・AI評価一覧
確定した14頭を馬番順に掲載しました。強み・不安材料に加え、今回の枠で生じる位置取りの違いも確認できます。
※SS〜Dは今回のメンバーに対する相対評価です。予想印は「能力順」ではなく、本線の展開と条件を加味して決めています。
| 馬番・馬名 | AI評価 | 強み | 有利なシナリオ ※前項目で解説 | 崩れる条件 | 予想印 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番 ファンダム | A | しらさぎS4着、京成杯AH4着と復調。差は小さい | A・C | 勝ち切る決め手の比較、手前替えの課題 | △ |
| 2番 ミトノオルフェ | B | 前走勝ちの勢い、前向きな走り | B・A | 重賞実績馬との能力差、距離の適性比較 | - |
| 3番 シンフォーエバー | C | 楽に先行できれば粘り込みの余地 | B | 同型馬との先手争い、休み明けの仕上がり | - |
| 4番 トロヴァトーレ | S | 東京新聞杯・エプソムC勝ち。同舞台で使える差し脚 | A・C | スタートで後手を踏み、仕掛けが遅れる形 | ▲ |
| 5番 アドマイヤズーム | SS | 朝日杯FSとマイラーズCの勝ち馬。2番手から押し切れる持続力 | A・B | 裂蹄による長期休養、東京での速い差し比べ | ◎ |
| 6番 デビットバローズ | C | ワンターンへの対応と当週の坂路終い11.9 | B | 東京での裏付け不足、7歳馬のデータ傾向 | - |
| 7番 ウォーターリヒト | A | 東京マイル4勝中3勝、昨年のマイルCS3着 | C | マイラーズC・安田記念でともに13着、位置取り | ☆ |
| 8番 マジックサンズ | A | NHKマイルC2着の東京適性と当週坂路の反応 | A・C | 折り合い・位置取りと中距離からの距離短縮 | △ |
| 9番 キープカルム | A | しらさぎS勝ち・今年同2着。差し脚に実績 | C | 前走9着、出遅れ・初速の不安 | - |
| 10番 アンパドゥ | S | 関屋記念5馬身差の破壊力。最終追い切りでさらに反応良化 | A・C | 前走は不良馬場。東京の速い良馬場での再現性 | ○ |
| 11番 ファーヴェント | B | 関屋記念3着。継続して末脚を使える状態 | C・A | 上位勢と比較した勝ち切る決め手 | ☆ |
| 12番 エンペラーズソード | B | 自分のリズムで先手を取れる逃げ脚質 | B | 同型シンフォーエバー、東京の直線での持続力 | - |
| 13番 シュガークン | C | 先行する総合力と立て直した調整過程 | B | 主戦場が中距離以上、マイル追走への対応 | - |
| 14番 エコロアルバ | A | 東京マイル重賞勝ちと55kg。坂路52.5-11.6で強い動き | C・A | 出脚が鈍く、後方で進路探しになるケース | △ |
出走14頭の個別診断
全14頭を確定馬番順に掲載しています。馬名を開くと、近走の評価に加えて今回の枠で注意したい点を確認できます。
1番 ファンダム|A評価・△
デビュー3連勝で毎日杯を制した素質馬。昨年の日本ダービー14着以降は結果が安定しませんでしたが、今年はしらさぎSで0秒1差の4着、京成杯AHも0秒2差の4着と上位に迫っています。
最終追い切りでは手前替えに課題を残したものの、戸崎騎手は前走より体を使えている感触を伝えています。能力が戻ってきた可能性は十分あります。
ただし重賞の上位争いはできても、決め手の比較でアドマイヤズームやアンパドゥを上回れるかが課題。速い流れで一列前へ押し上げられれば連下に入り得るため△としました。
1枠1番は最短距離を運べる反面、好位を狙う馬が集まると内で進路を失う可能性があります。ワイドの相手は外で運べるファーヴェントを優先しました。
2番 ミトノオルフェ|B評価・無印
スワンSでは除外となり、今回は1週スライドしての出走候補。前走の勝ち方は良く、陣営も前向きさと仕上がりを評価しています。
ただし重賞G2でマイルの実績馬と比べると、能力差を埋める条件が必要です。好位に収まって上位勢が動き遅れる展開なら可能性は残ります。
1週延びたこと自体は不安材料ではありませんが、追い切りの時計を根拠に急浮上させる材料は確認できていません。現時点ではB・無印です。
2枠2番。シンフォーエバーの内側を運べれば距離ロスは少ないものの、前が止まったときに進路が限られます。
3番 シンフォーエバー|C評価・無印
前へ行って自分の競馬ができるかどうかが焦点。先週までに負荷をかけ、当週はテンションを高めない調整に徹しています。
エンペラーズソードが控え、単騎で運べるなら粘り込む余地はあります。ただし先行争いが激化するCでは評価を下げる必要があります。
重賞実績と近走内容からは上位印を打ちにくく、ここでは展開を左右する先行候補として扱います。
3枠3番。内から先手を狙いやすい一方、12番エンペラーズソードの出方次第でペースが上がります。単騎か競り合いかが最大の分岐点です。
4番 トロヴァトーレ|S評価・▲
東京芝1600mの東京新聞杯を差し切り、続く東京芝1800mのエプソムCでも重賞制覇。今回のメンバーでも東京で結果を残した実績は上位です。
前走安田記念は大外枠でスタート後に後方となり9着。ただし4コーナー14番手から上がり33秒1を使っており、末脚そのものが衰えたとは判断しません。
10月7日は美浦W6F86秒7・終い11秒3、14日も6F85秒6・終い11秒3で馬なり併入。プールも併用しながら調整でき、休み明けの仕上がりは良さそうです。
ただし再び後方に置かれると、直線が長い東京でも前を捉え損なうリスクがあります。五分に出て中団を確保できれば◎○を逆転できる存在として▲です。
3枠4番。内で脚をためられますが、3番シンフォーエバーと5番アドマイヤズームに挟まれる位置もあり、直線で抜け出す進路が必要です。
5番 アドマイヤズーム|SS評価・◎
一昨年の朝日杯FSを制し、今年のマイラーズCでも2番手から抜け出して勝利。後方から速い上がりを使うだけでなく、先行勢を射程に入れて自分で勝ちにいける点を最も評価しています。
10月8日は栗東坂路4F51秒7・終い12秒3、14日は馬なりで4F54秒0・終い11秒9。休養明けでも終いの反応が良く、追い切りだけを見る限り大きく割り引く材料はありません。
もっとも、安田記念を右前脚の爪の問題で回避した経緯があり、約5か月半ぶりの実戦。東京の長い直線で後方の切れ味勝負に巻き込まれると厳しくなるため、好位を確保できるかがポイントです。
今回の本線は先行勢が早めに隊列を作る形。速さと持続力を両立できる強みが生きると判断し、◎を打ちました。
4枠5番。内の3番シンフォーエバーと、外の12番エンペラーズソードの動きを見ながら好位を狙えます。早めの競り合いには巻き込まれたくありません。
6番 デビットバローズ|C評価・無印
ワンターンの競馬への適性があり、10月14日の栗東坂路でも4F54秒4・終い11秒9と軽快な動き。仕上がりについて大きな不安はなさそうです。
しかし東京での好走実績が乏しく、今回はマイルG1級の実績馬が相手。7歳以上の過去10年の富士Sでも勝ち馬は出ていません。
状態の良さは評価しても、能力比較とコース実績の両面で上位評価する材料が少なく、無印とします。
4枠6番。5番アドマイヤズームの動きに合わせて好位を取れれば、直線で先に仕掛ける形も考えられます。
7番 ウォーターリヒト|A評価・☆
昨年の東京新聞杯勝ち馬で、全4勝のうち3勝が東京1600m。昨秋のマイルCSでも3着に入り、舞台適性だけなら本命級の裏付けがあります。
一方、今年はマイラーズCと安田記念でともに13着。位置取りや展開がかみ合わないと持ち味を出し切れず、実績をそのまま予想印に反映させるのは難しいところです。
実質的な最終負荷は12日の坂路4F55秒2・終い12秒0。陣営は涼しくなって動けているとみていますが、14日単独の時計を強く推す材料にはしていません。
前が競り合うCなら大きく評価を引き上げる一頭。展開が合わないA・Bでの取りこぼしがあるため☆です。
5枠7番なら内外のどちらにも進路を選べます。逃げ候補が競り合い、直線で前が苦しくなる展開が好走条件です。
8番 マジックサンズ|A評価・△
昨年のNHKマイルC2着馬で、今回と同じ東京マイルに実績があります。今季はエプソムC4着、函館記念5着、札幌記念6着と中距離を使いながら大崩れせず、マイルへ戻る今回は条件が変わります。
10月14日の栗東坂路は4F53秒8・終い11秒9。加速への反応は良く、陣営も春以降では今回の仕上がりが良いとの認識です。
折り合いが難しい場面もあり、位置を取りに行きすぎると末脚に影響するおそれがあります。後方に控えすぎても前残りには対応できません。
AからCにかけて浮上できる一頭。現時点では展開への依存度が上位3頭より高いとみて△に残します。
5枠8番。前半は中団で脚をためて直線へ向かいたい馬。内へ寄せすぎて前が壁になる形には注意します。
9番 キープカルム|A評価・無印
昨年のしらさぎS勝ち馬で、今年も同レースで0秒1差の2着。重賞で通用する末脚を持っています。
10月14日の栗東坂路は一杯に追って4F52秒6・終い12秒5。状態は維持しているものの、前走中京記念9着からの反転にはゲートを含む位置取りの改善が必要です。
能力をA評価にしているのは実績を認めるため。一方、差し脚勝負なら東京実績のあるウォーターリヒトと、新しい上積みを見せるエコロアルバを優先したい。
この「好走する展開はあるが、同条件でもより強い候補がいる」という理由で無印としました。
6枠9番。10番アンパドゥより前で運べるかが位置取りの鍵。ペースが流れても馬群の外で脚を使える形なら見直せます。
10番 アンパドゥ|S評価・○
前走の関屋記念は不良馬場を苦にせず、上がり最速で5馬身差の圧勝。7戦5勝とキャリアはまだ浅いものの、重賞級の相手を一気に突き放した点は無視できません。
10月14日の美浦Wは3頭併せの中央で5F67秒2・終い11秒2。前週から反応が上がったと陣営も説明しており、状態面では今回の上位候補と比較しても見劣りしません。
課題は前走と同じ条件ではないこと。東京芝1600mの良馬場で、アドマイヤズームが早めに抜け出す競馬になった際、直線でどこから脚を使うかが問われます。
能力と仕上がりは本命級。展開が速くなって前が苦しくなるなら逆転も可能ですが、現状は位置取りの対応幅で◎に一歩譲り、○としています。
6枠10番なら直線で外へ進路を取りやすい位置。先行馬の競り合いで前が苦しくなると、関屋記念で見せた末脚が生きます。
11番 ファーヴェント|B評価・☆
前走の関屋記念はアンパドゥが突き抜けた一戦で3着。勝ち馬との能力差は感じさせましたが、重賞で持ち味を出し切る下地は示しています。
10月7日の栗東CWでは6F83秒0・終い11秒1。陣営も状態の波が少ないとみており、追い切り面で極端な減点は不要です。
ただ、同型の差し馬にはトロヴァトーレやウォーターリヒトがいて、展開が向いたとしてもその中で最上位の脚を使えるかは分かりません。
先行勢の消耗戦で紛れ込む可能性を評価し☆。本命級に引き上げるには相手比較で決め手が足りません。
7枠11番。外で進路を取りやすいため、1番ファンダムに代えてワイドの相手へ加えました。前が競る流れでは差し脚が届く余地があります。
12番 エンペラーズソード|B評価・無印
前に馬を置くより、自分のリズムで先頭に立つ形を陣営が想定しています。今回のペースを決めるうえで無視できない存在です。
先手を取って途中で脚をためられれば前残りのBでは評価が上がります。ただしシンフォーエバーも先行を希望しており、競り合うと最後の長い直線で苦しくなるおそれがあります。
予想の中心に据えるには相手の重賞実績と東京マイルの持続力に不安が残るため、無印。展開シナリオの分岐点としては重要な馬です。
7枠12番から3番シンフォーエバーに競りかけると先行勢の負担が増えます。控えれば平均ペース、主張すれば差し台頭を招きやすい組み合わせです。
13番 シュガークン|C評価・無印
実績の中心は中距離以上で、ここはマイルへの距離短縮が課題です。先行できるスピードがあり、流れが落ち着けば好位置を狙える可能性はあります。
宝塚記念後の休養を経て、10月12日に坂路4F54秒4・終い12秒9。陣営はダメージが抜けて状態が戻ったとしています。
ただ、東京1600mで必要な追走力と、直線での鋭い加速を両立できるか未知数。展開Bでのみ上向く候補として無印としました。
8枠13番。外を回る距離ロスはありますが、内の逃げ争いを見ながら運べます。先行馬のペースに無理に合わせないことが条件です。
14番 エコロアルバ|A評価・△
昨年のサウジアラビアRCで東京マイルを最後方から差し切り、朝日杯FSでも4着。前走しらさぎSは古馬相手に0秒1差の3着で、3歳という理由だけで軽くは扱えません。
転厩初戦ですが、10月14日の美浦坂路は4F52秒5・終い11秒6。一杯に追われて併走馬に大きく先着し、調教の動きは今回でも上位。55kgで走れる点も魅力です。
最大の課題はスタート後の位置。陣営もゲートや二の脚を意識しており、最後方からではアドマイヤズームに早めに先行される展開で届かない可能性があります。
末脚が生きるCでは評価を上げる一方、平均ペースで後ろに置かれれば苦しい。その条件差を踏まえて△としました。
8枠14番。大外から馬群に包まれず差せる利点はある一方、コーナーで外を回される距離ロスが課題。前の消耗が大きい展開で評価が上がります。
他重賞のAI予想・全頭診断
富士ステークスの過去10年データ・コース特徴と傾向
東京芝1600m|位置取りと直線の持続力が問われる
東京芝1600mのスタートは2コーナー付近で、3コーナーまで約540m。
最後の直線は525.9mあり、途中で坂を越えてからも約300m走ります。瞬間的な加速だけでなく、脚を持続できるかが大きなポイントです。
今回のアドマイヤズームは好位から先に動けるタイプ。
一方、トロヴァトーレやウォーターリヒトは直線で前との差を詰める形に強みがあります。
直線が長いからといって差し馬だけを選ぶのではなく、前半の位置取りまで比較する必要があります。
過去10年の人気別成績|上位人気が中心
| 人気 | 成績 | 勝率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4-2-0-4 | 40.0% | 60.0% |
| 2番人気 | 2-0-2-6 | 20.0% | 40.0% |
| 3番人気 | 2-4-0-4 | 20.0% | 60.0% |
| 4番人気 | 1-3-2-4 | 10.0% | 60.0% |
| 5番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 20.0% |
| 6〜9番人気 | 0-1-3-36 | 0% | 10.0% |
| 10番人気以下 | 0-0-2-57 | 0% | 3.4% |
過去10年の勝ち馬はすべて5番人気以内。穴馬でも3着なら届いていますが、勝ち切る馬は人気サイドに集中しています。
馬連を◎から上位候補へ絞り、ワイドで展開の違いに備えた理由の一つです。
前走クラス別の成績|G1組に実績
| 前走 | 成績 | 勝率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| G1 | 5-7-4-25 | 12.2% | 39.0% |
| G2 | 1-0-3-7 | 9.1% | 36.4% |
| G3 | 4-2-3-51 | 6.7% | 15.0% |
| オープン特別 | 0-1-0-22 | 0% | 4.3% |
| 3勝クラス | 0-0-0-8 | 0% | 0% |
前走G1組の3着内率は39.0%、G3組は15.0%。
ただし、アンパドゥはG3を5馬身差で勝っており、クラスだけで機械的に評価を下げるのは適切ではありません。
前走の内容と、今回の相手との力関係を合わせて考えます。
年齢別の成績|4歳馬が5勝
| 年齢 | 成績 | 勝率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 3歳 | 2-1-3-22 | 7.1% | 21.4% |
| 4歳 | 5-4-1-25 | 14.3% | 28.6% |
| 5歳 | 2-3-5-36 | 4.3% | 21.7% |
| 6歳 | 1-2-0-23 | 3.8% | 11.5% |
| 7歳以上 | 0-0-1-13 | 0% | 7.1% |
4歳が5勝を挙げており、アドマイヤズーム、ファンダム、マジックサンズなどは年齢面でも好条件。
ただし年齢だけで選ぶことはせず、位置取りや直近の動きを加味しています。
富士ステークス2026のレース情報・出走馬
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年10月17日(土) |
| 競馬場・レース | 東京競馬場・11R |
| 発走時刻 | 15:45予定 |
| 距離・格 | 芝1600m・左回り(Aコース)/G2 |
| 条件 | 3歳以上・別定 |
| 出走確定 | 14頭(騎手確定) |
| 枠順・馬番 | 10月16日確定・下表に掲載 |
富士ステークス2026の確定枠順14頭・騎手
10月16日に確定した14頭の枠順・馬番・騎手を掲載します。予想印はこの並びを踏まえて見直しました。
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | AI評価 | 印 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 1番 | ファンダム | 牡4 | 57kg | 戸崎圭太 | A | △ |
| 2枠 | 2番 | ミトノオルフェ | 牡4 | 57kg | 菅原明良 | B | - |
| 3枠 | 3番 | シンフォーエバー | 牡4 | 57kg | 岩田康誠 | C | - |
| 3枠 | 4番 | トロヴァトーレ | 牡5 | 57kg | C.ルメール | S | ▲ |
| 4枠 | 5番 | アドマイヤズーム | 牡4 | 58kg | 武豊 | SS | ◎ |
| 4枠 | 6番 | デビットバローズ | せん7 | 57kg | 池添謙一 | C | - |
| 5枠 | 7番 | ウォーターリヒト | 牡5 | 57kg | 幸英明 | A | ☆ |
| 5枠 | 8番 | マジックサンズ | 牡4 | 57kg | 横山和生 | A | △ |
| 6枠 | 9番 | キープカルム | 牡5 | 57kg | 荻野極 | A | - |
| 6枠 | 10番 | アンパドゥ | 牡5 | 57kg | 岩田望来 | S | ○ |
| 7枠 | 11番 | ファーヴェント | 牡5 | 57kg | 三浦皇成 | B | ☆ |
| 7枠 | 12番 | エンペラーズソード | せん4 | 57kg | 木幡巧也 | B | - |
| 8枠 | 13番 | シュガークン | 牡5 | 57kg | 吉村誠之助 | C | - |
| 8枠 | 14番 | エコロアルバ | 牡3 | 55kg | 坂井瑠星 | A | △ |
富士ステークス2026のAI予想まとめ
【10月19日・結果追記】12番人気シュガークンが後方から差し切り1着。○アンパドゥ2着、△エコロアルバ3着で上位の相手候補は好走したが、◎アドマイヤズームは6着。無印にした13番を拾えず、推奨ワイド5点・馬連3点はいずれも不的中。 買い目8点(各100円)で払戻0円、収支-800円。事前予想に対する詳細検証は記事冒頭に掲載しています。
本命は◎アドマイヤズーム。
休養明けでも最終追い切りで終い11秒9を記録し、マイラーズCのように前を見ながら運べれば、東京の長い直線でも先に勝ちにいけます。
○アンパドゥは関屋記念5馬身差の勢いと当週の状態が魅力。
東京の良馬場でも同じ末脚を使えるなら逆転候補です。
▲トロヴァトーレはスタートが五分なら東京重賞2勝の末脚が生きます。
差し決着ならエコロアルバ、ウォーターリヒトなども浮上。
ワイド5点・馬連3点は枠順を踏まえて確定。ファンダムに代えてファーヴェントをワイドに加えました。3番シンフォーエバーと12番エンペラーズソードが競る場合は、○アンパドゥの差し切りを警戒します。
確認時点:2026年10月16日。最終追い切り・14頭の確定枠順・騎手を反映。当日の馬場・馬体重は未反映です。

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