コラム

2016.6.1

米国動画業界トレンド

業界エキスパートの着眼点 Part2:

プログラマティックの普及による動画業界の邁進


米国動画業界トレンド- 業界エキスパートの着眼点 Part2:プログラマティックの普及による動画業界の邁進

AOLでは、動画広告業界のトレンド分析を4回のシリーズに分けてお届けしています。第2弾では、プログラマティック動画における販売と購入双方の現状について、専門家の意見を伺いました。業界エキスパートが消費者の習慣をどのように動画、モバイル、ブランドコンテンツ戦略に活かしているか、ご注目ください。

「プログラマティック」は、もはや流行語ではなく、バイヤーがここ数年間有効なデジタル戦略のために利用してきた必須ツールです。

2016年、デジタル動画に使われる広告費用全体のうち、38パーセントがプログラマティックで購入されると言われており、その額は53.7億ドルにも上ると予想されています(∗)。

広告主によるプログラマティックの導入は、明らかなトレンドとなってしばらく経ちますが、ではパブリッシャー側はどうでしょうか。AOL発表の「米国動画業界動向2015」によると、米国のパブリッシャーはバイヤーのニーズに応えるため、プログラマティック広告枠を増やしているということです。

事実、昨今になりプログラマティックの利点はより明確となり、初めてバイヤー側に追いつく勢いで導入されています。91パーセントのバイヤーがプログラマティックを利用している中、現在パブリッシャーの88パーセントが動画広告枠をプログラマティックで販売していると回答しました。これは、動画広告枠全体の42パーセントがプログラマティックで販売される計算となり、前年に比べ12パーセントも増加しています。また、パブリッシャーの約半数がプレミアム広告枠をプログラマティックで販売しています。

このように、パブリッシャーがプログラマティックをうまく利用していくことが、バイヤーとセラー双方で利用率が上がる一方のプライベートマーケットプレイスでの購入に、より良いエコシステムを生み出しています。

ただし、プログラマティック技術の進歩にもかかわらず、課題は根強く残ります。パブリッシャーはその課題を把握し、バイヤーの広告枠品質に関する懸念を大幅に軽減できるよう、対応しています。アンケートにご協力いただいたセラーの3分の2が、バイヤーの不安を和らげるために動画コンテンツと広告品質の基準を設けたり、インハウスのサポートチームを作ったと回答しています。

マーケターがデータ駆動型の購入をさらに進める中、パブリッシャーによるプログラマティック販売の導入が大幅に増えています。この動向が、引き続き業界を従来の購入方法から遠ざけ、広告主のデータやオートメーション、標準化の利用を促進させるでしょう。

プログラマティックの効率性がこれまで以上に進化する中、業界ではバイヤーとセラー双方で、特にプレミアム動画について、より多くの発展が見られると予想されます。

まだご覧いただいていない場合は、ぜひ「米国動画業界トレンド:業界エキスパートの着眼点」シリーズの最初の動画をご覧ください。A+E Networks や GroupM、Horizonなどの業界エキスパートが、どのようにあらゆる端末への予算をシフトしているのか、ご理解いただけます。

次回Part3もご期待ください。

米国やその他の地域において、消費者需要がどのようにモバイル、プログラマティック、ブランド動画の成長を促しているのか、こちらでもご紹介しています:「2015年 米国動画広告業界動向」日本語版

    参照元:
  • ∗ Programmatic Video Advertising: Poised for Rapid Growth Despite ‘Premium’ Holdouts” eMarketer(2015年10月)
米国動画業界トレンド
業界エキスパートの着眼点(全4回)

米国AOL Platforms掲載原文 ※英語記事
[ Expert Voices Part2: Programmatic Ubiquity is Pushing the Video Industry Forward ]

《ご注意》
本発表内容には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。