コラム

2015.2.19

AOLのノエル・ペンツァー氏、プログラマティックこそセールスチームの成功の鍵と語る

Noel Penzer

デジタル広告業界に大きなインパクトを与えつつある「プログラマティック取引」 AOLのManaging Directorであるノエル・ペンツァーは、取引の自動化がもたらす効果はセールスチームの業務効率化の実現だけには留まらないと語っています。プログラマティックへの移行がもたらす真の効果とは?

現在、業界中のデジタル広告チームが口にしていることを1つあげるとしたら、それはプログラマティック取引である。取り入れるパブリッシャーに早い、遅いはあるだろうが、これがデジタル広告の将来において主要な役割を担うことは否定できない。しかし、自動化はセールスチームに損害をもたらすのだろうか?それともこれはデジタル広告にとっての華やかな新世界なのだろうか?

プログラマティックな売買への反対派の意見の1つは、人間が介在しなくなるため、セールスチームの終焉を意味するというものだが、私たちAOLではあまりそのような見方をしていない。実を言うとまったく正反対である。

現状、セールスチームはIOプロセスに張り付いて、デジタル広告販売に関わる日常業務の管理に非常に多くの時間を割いている。簡単に言えば、プログラマティックとは効率的ということだ。1人12時間かかっていた業務をほんの数分に短縮することができる。これはセールスチームに仕事がなくなるということだろうか?そうではない。

時間という彼らの財産を、パブリッシャーやブランドにとってもっと効果のあるクリエイティブで優れたキャンペーンやリッチなコンテンツに使うことができる。彼らはセールスパーソンからパブリッシャーの伝道者へと進化を遂げ、代理店やクライアントと緊密に作業をし、より豊かな広告ソリューションを提供するために時間を使える。これこそが業界が進もうとしている道であり、特にネイティブコンテンツのようなものとのより良い関わりを促す。

日常的な業務を自動化することにより、私たちは編集サイドとネイティブソリューションについて、クリエイティブチームとコンテンツパートナーシップについて、そしてデータチームとデジタルインベントリーの最適化を最大化することについて、より一層密に作業をすることができる。こうしたことはすべて効率的な広告を意味し、回りまわってオンライン広告に更なる予算がつぎ込まれることになる。

セールスピープルの日常業務を機械が取って代わるということは、その人たちにとってより優れた仕事をするための時間が増えるにすぎない。それ以上に、通常のIOプロセスと比べ、データ不足がプログラマティックな買い付けと共に解消され、ブランドは確実により優れたターゲティングやキャンペーン分析ができる。

AOLでは、それを言葉だけでなく行動で証明している。あらゆるプレミアムインベントリをAOL独自のDSPに入れ、The Huffington Post、Engadget、TechCrunch、MyDaily、Parentdishを含む私たちのサイト全域におけるすべての広告スペースが自動的に購入されるようになっている。

丸められる薄型スクリーンや4K TVには、CES会場に足を運びたくなるような、「あっと言わせる」要素が確かにありました。しかしながら、今年はTVのハードウェア自体は、コンテンツやサービスほど重要ではありませんでした。

私たちがプログラマティックを促進するのは、それがクリエイティビティを損ねるのではなく強化するからである。私たちは業界にいるものとして、そしてAOLはパブリッシャーとして、プログラマティックな手法を単なる自動化以上と考えることが必須である。それは、チームを解放して、ブランドや広告主とよりワクワクするような素晴らしい仕事を行い、セールス力をアップして彼らがやることすべてに新たなクリエイティビティを注入するものなのである。

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