コラム

2015.12.17

2015年 米国動画広告業界動向

2015 US State of the Video Industry Report

2015年 米国動画広告業界動向

6回目となるAOLの年間報告書「State of the Video Industry」の調査にご協力頂いた300社近くの広告主、広告代理店、媒体によれば、この一年間に多くの変化がありました。モバイルおよびデジタル広告のこれまでにない爆発的な成長によって、オーディエンスの分散をどう捉えるべきか、広告業界全体に疑問を投げかけられました。

データから見る動向:

米国における2015年のデジタル広告費は、2014年の500億ドル弱を上回り、総額580億ドル以上にのぼると予測される。デジタル広告費は2019年までに937億ドルに達すると予測され、また、その成長の加速は多くはデジタルビデオが牽引、この成長に止まる兆しは見られない[1]。この傾向は、デジタル広告が2019年までにテレビ広告費に追いつこうとしていると主張するMAGNA GLOBALやPrice Waterhouse Coopersの予測と合致している。

米国のデジタルビデオ広告費は、過去1年間で42%成長し、2015年の総額は74億6000万ドルに達している。今後4年以内にこの数字は倍増し、2019年までに130億ドルを超えるものと予想される[2]。

デジタルビデオ広告市場は6年連続で成長を続けており、この成長が止まる兆しは見られない。ビデオ業界の関係者には嬉しい悲鳴だが、ビデオ広告に投入される費用が増えるとともに、新たなビジネス機会が急速に浮上している。

  
本報告書で取り上げるハイライト:

マーケターは従来の広告予算采配を見直し、デジタルビデオへの費用投入を増やしているーテレビ広告予算は停滞し、その大部分がビデオ広告へと再分配されている。

モバイルビデオ広告は一部のサイトに集中、広告業界は新たな機会と課題に直面しているーモバイルビデオ広告費全体は2014年から18%増加したが、クライアント曰く計測手段がいまだに課題である。

プログラマティック広告は浸透、初めてセルサイド(媒体)がバイサイド(広告主)に追いつきつつあるー91%の広告主および広告代理店は、プログラマティック形式でビデオ広告を買い付けており、このテクノロジーへの投資を年々拡大し続けている。パブリッシャーの88%は、ビデオ広告枠の販売にプログラマティック形式を用いていると答え、この数字は2014年から37%の急上昇を見せている[3]。

オーディエンス分散化が新たな局面を迎える中、プログラマティックTVの人気が高まっているー米国では今後1年間、テレビ広告主の41%(2014年から3倍増)はプログラマティック技術を活用して、さらに戦略的なテレビ広告投資を行おうと計画している。

ブランディング目的のビデオ施策が定着しつつある- 広告主および広告代理店は、そのビデオ広告予算全体の30%をブランディング目的のコンテンツに投入している。各社は今後1年間でこれらの投資額を10%増やす予定である。

米国AOL Platforms掲載原文 ※英語
[ 2015 US State of the Video Industry Report ]

《ご注意》
本発表内容には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。